オイル漏れ多発
BMWはいつになったらオイル漏れに本腰を入れて対策をしてくれるのでしょう。
E63型6シリーズにおいても相変わらずオイル漏れが激しいようです。
特にV型8気筒のN62型エンジンはオイル漏れを起こすことが有名でそれもじわじわ漏れるのではなく、駄々漏れ状態になることが多いらしいです。
それもとにかく漏れるであろう部分全てから漏れるというのですから、もはや不良品のレベルです。
オイル漏れを起こしている車のアンダーカバーを取り外すとそのアンダーカバーにたっぷりとオイルがたまっているなどということも珍しくないようです。
修理に関してはオイル漏れを起こしている部分を見つけてその部分に最適な修理方法をとることになるのですが、場合によっては10万円も20万円もいってしまうこともあるようですので、単なるオイル漏れと侮ってはいけません。
冷却水の漏れ
6シリーズに採用されているV型エンジンでは冷却水漏れも多発しています。
それも気が付きにくい部分からなので、それこそ車の下の水たまりや警告灯、オーバーヒートを起こさない限り発見されることがないでしょう。
そのよくある部分というのがVバンクの間におかれておるエンジンクーラーです。
このクーラーはVバンクの間に置かれており、その上のインテークマニホールドが付けられているので、直視することができず、たとえそこに冷却水がたまっていたとしても全く見えないのです。
原因はクーラーカバーのパッキンの劣化?ですが、劣化というほど古い車ではないので、BMWなりの症状と見るしかないでしょう。
修理にはパッキンだけの交換ができないのでクーラーカバーごと交換になります。
15万円ほど現金を用意しておきましょう。
雨漏りか?
この症状は国産車でもよくあることなのですが、雨漏りではないのにキャビン内がびしょびしょになってしまうというものです。
6シリーズでは運転席後ろのリヤシートの足元によく水がたまるようですが、この水溜りの原因は、エアコンの排水です。
エアコンはエボパレーターについた水滴を車外に排水する経路を持っており、それはゴムホースを取回すことによって確保されているのですが、稀にそのゴムホースが詰まったり、劣化によってひび割れを起こしたり、ひどい場合ではそのひびから切断などいうことになる場合もあります。
その切れた部分が室内であったら排出された水がキャビン内にたまることになり、一番低い部分に水たまりとなって表れるということになるのです。
修理としてはエアコンの排水ホースを新しいものに交換することになります。
さすがのBMWもこれだけの修理では何万円もかかることはなく、工賃含めて1万円以下で済むものと思われます。
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エンジン警告灯の点灯とアイドリング不調
6シリーズで多いのがイグニッションコイルがらみのトラブル、エンジン警告灯が点灯しアイドリングがラフになる、エンジンが止まってしまう、このような症状が出た場合はイグニッションコイルを疑った方がいいでしょう。
やはり電気系の弱さは相変わらずのようでイグニッションコイル自体が破損してしまっていることが甥らしいです。
修理にはイグニッションコイルの交換を行いますが、国産車のように1つ2000円とかそういったものではなく、6気筒分で4万円ぐらいかかってしまうようです。
ソフトトップが動かない
6シリーズには2ドアクーペ、4ドアクーペの他に2ドアカブリオレがあります。
そのカブリオレモデルにおいてしばしば見かけるのがソフトトップが動かなくなるというトラブルです。
症状は開閉スイッチの近くにあるランプ点灯と全く動かないというもので、調べてみると駆動部分には全く支障はなく、ほとんど場合制御系のトラブルであることが多いようです。
原因は二つあり、1つはソフトトップが閉じている時にロックするためにモーターが壊れているというものでこれはモーターまわりを交換しなければいけませんので6万円程度の費用が掛かります。
もう一つはセンサーからの信号が物理的な故障以外の何かしらの原因でコンピューターに届いていないことから起こるもので、これはコンピューターのリセットなどで対処でき、費用も12000円ぐらいで済むようです。
ただ、モーターを交換する場合は日本の正規ディーラーの常時あるような部品ではないため部品が届くまでに何週間も待たなければならないこともあるようです。
使う部品はもちろん純正部品だけです。
ABS故障表示
これだけ高い車両価格となっている6シリーズであってもBMW定番のABS故障が後を絶ちません。
ABS警告灯の点灯や故障表示がされるというもので、試しにフルブレーキングすると簡単にタイヤがロックしてしまいます。
修理はABSをつかさどるASCユニットというものを交換することによって行います。
費用はだいたい20万円ぐらいで、社外品や中古品などは出回っていないので、新品の高価な純正部品を使うしかありません。
もしこのASCユニットを交換して直らない場合は各アクスルにつけられているスピードセンサーな度も交換しなければならず、そうなってしまうと総額50万円ぐらいは見積もっておかなければならないでしょう。
車の買い替えや処分を考える時は、あらかじめ自車の査定を忘れずに👇👇👇