エンジン始動が困難
ハイブリッドモデルも作られるようになったカローラフィールダーですが、そのモデルの一つ前となるNZE141G型ではしばしばエンジン始動の困難を訴えるものがあったようです。
エンジンが全くかからないということではなく、ある時はすぐにかかったり、またある時は何回クランキングしてもかからないという不安定な状態が続くらしいです。
今のところこれといった原因はわかっていないようですが、燃料系全体に欠陥があるようで、燃料ポンプからデリバリーパイプ、インジェクターまですべてを交換すると直ったりするようです。
交換といっても燃料系全てとなるとかなりに費用が掛かります。
一番高いのが燃料ポンプで18,000円ぐらい、インジェクターが4本で2万円ぐらい、その他のものをあわせるとざっと見積もっても5万円以上はかかるでしょう。
燃料ポンプやインジェクターなどを中古品やリビルト品などで賄うのであれば半額ぐらいで済むとは思いますがディーラーでは作業してもらえませんので、町の修理工場などのお願いすることになります。
工賃は結構取られるでしょう、危険な部分であることや広い範囲の作業となるので、2万円ぐらいは見積もっておいた方がいいかもしれません。
エンジンストール
カローラワゴンからカローラフィールダーと呼ばれるようになってから初めて作られたE12型では点火系にトラブルを抱えるものが多かったようです。
症状は走行中にいきなりエンジンがストールしてしまうというもので、再始動後もすぐに止まってしまうことが多いようです。
原因はイグニッションコイル、このモデルもダイレクトイグニッションで気筒ごとに独立した点火系を持ちます。
エンジンストールが起こる場合は全てのイグニッションコイルがだめということではなく、どこか一つだけ故障してしまうことが多いらしいので、それを見つけてその部分だけを交換すれば治ることが多いようです。
ただ、一か所でそういったことが起きるということは他のところでも故障することが考えられるのでできれば4本同時に交換した方がいいでしょう。
費用としてはイグニッションコイルが1つ5,000円ぐらいで4つで2万円ぐらい、それに工賃がかかってだいたい32,000円から35,000円ぐらいで直すことができるようです。
バックの時だけ音がするブレーキ
NZE141G型カローラフィールダーにはトラブルというかちょっと気になる部分があります。
それは車庫入れなどで前進と後退を繰り返しているときなどで、進む方向が変わるたびにフロントブレーキからカコン!という音が聞こえてくるのです。
症状としてはその音だけで制動力やブレーキフィールなどに変化はありません。
どうやらブレーキパッド背面とブレーキキャリパーとのクリアランスが大きいようです。
進行方向が変わる時に多少ブレーキバッドが遊ぶようで、ブレーキパッドがずれるたびに音が聞こえてくるようです。
基本的に仕様ということでこれといった対策法はありませんが、ブレーキパッドの裏にシムを使いするとかブレーキパッド用のグリスを塗るなどすれば多少改善されるようです。
ディーラーでの作業でも工賃だけで済むことになるようで、3000円も見ておけばいいでしょう。
「修理か?買い替えか?どっちが正解なの??」
カローラフィールが故障!修理か?買い替えか?迷う…
その問題の正解を詳しく教えます。
※故障してもいいと言う方は時間の無駄なので絶対見ないでください。
ハイブリッドバッテリーのトラブル
現行モデルになってハイブリッドモデルも取りそろえるようになったカローラフィールダー、販売されたもののほとんどがこのハイブリッドモデルとなっているようです。
この車のハイブリッドシステムはプリウスなどに使われているものとほぼ同じもので、それなりに熟成されているシステムなのですが、相変わらずハイブリッドシステムがらみのトラブルは多く、カローラフィールダーでもよく起こっているようです。
特に多いのがハイブリッドバッテリーのトラブル、充電されないとかすぐに底をついてしまうなど充電トラブルが多いようで、秘密裏にバッテリー交換を行って対処しているようです。
ただ、現在走っているカローラフィールダー・ハイブリッドのほとんどは新車保証期間内のものであってこういった大きな修理に関しても無償で行われていることが多く、オーナーとしては痛くもかゆくもない、しかし発売から3年余りの現在でもこういったトラブルが起きているということは保証が切れた時期でも起こりうるということで、それをも視野に入れておかなければなりません。
ハイブリッドバッテリーを交換するには最低でも20万円ぐらいを覚悟しておかなければなりません。
しかも中古品やリビルト品というものが存在しないので必ずこの金額がかかるということになるのです。
ほとんどに方が3回目の車検前に売却してしまうようですが、それもわからないでもありません。
エアコンが効かなくなる
先代カローラフィールダーで多いトラブルがエアコンガスのガス漏れです。
ほとんどのものがエアコンコンプレッサーの機械的な故障で、コンプレッサーが回っていても内部ではガスの圧縮が全く行われていない状態になっており、その破損部からガスがもれてしまっていることが多いようです。
それだけならまだましです、リビルト品のコンプレッサーを3万円ぐらいで購入してそれに付け替えるだけで済み、費用もトータルで6万円ぐらいで済むのですが、最悪なのはコンプレッサーの破片がエアコンガスの配管内に入り込み、それが循環している状態になってしまった場合です。
コンプレッサーだけでなく配管からエボパレーター、コンデンサーなどすべてを交換しなければならなくなり、大掛かりな作業なため工賃のかなりかかってしまうのです。
これだけで25万円から30万円の出費となります。
CVT故障・トラブル多し
カローラフィールダーで多く出ているのがCVTのトラブルです。
カローラフィールダーに搭載されているCVTでは、特に変速不能に陥る場合が多く出ています。
例えば、エンジン始動後、セレクターレバーをRレンジに入れてもバックしない、しかしDレンジに入れるとちゃんと走る、またその逆など、非常に不可解な動きをすることが多いようです。
原因は油圧系、CVTも油圧で作動しているのでその油圧が正常に機能しないため、ムラのある動作となってしまうようです。
こういう時よくCVTのオイル交換をする場合がありますが、たいがいの場合ほとんど効果はなく、修理までにつなぎにしかなっていないようで、完璧に直すのであれば、CVTの交換をするしかありません。
CVTはトラブルが多い部分ですので、その分リビルト品は豊富で新品同様のものが半額ぐらいで手に入るのですからこれを使わない手はありません。
純正新品部品で80万円ぐらいかかるところ、リビルト品を使えば35万円ぐらいで直すことができます。
直ったからといって今まで通りの扱いをしていた派また同じことになってしまうので、CVTのオイル管理を忘れないようにしましょう。
車の買い替えや処分を考える時は、あらかじめ自車の査定を忘れずに👇👇👇
故障車・廃車を含む中古車査定を精選、おすすめはどっち?