マツダ 車種別故障事例

アテンザでよくある故障と修理費用

ヘッドライト故障

GJ型アテンザにはディスチャージヘッドライトが搭載されていますが、このヘッドライトがちょくちょく壊れます。

ヘッドライトスイッチを入れても全くつかなかったり、走行中にいきなりつかなくなってしまったりとかなり危険な状態になります。

幸いにも左右同時につかなくなってしまうということはなく、だいたいが片方だけつかなくなるということですので何とか視界は確保できますが、このようなことが頻発するのでは困ります。

こうなる原因はディスチャージヘッドライトに安定して電力を供給するバラストに問題があるようで、設計上は特に問題がないようなのですが、マレーシアで生産されていることによる質の低下が原因となっているようです。

対策としては新しいものに交換することになるのですが、バラストだけではなくヘッドライトアッセンブリーごと交換となってしまうため、片側で8万円ぐらいの費用が掛かってしまうようです。

 

ヒューズが切れやすい

GH系アテンザではしばしば電装系のトラブルに見舞われることが多いようで、室内灯が点かなかったり、時計やトリップメーター、燃費計などがエンジン始動のたびにリセットされてしまったり、気レースエントリーやプッシュスタートボタンが全く機能しなかったりといろいろなトラブルが発生しています。

このトラブルの発生源は単なるヒューズ切れ、ボディコントロールモジュール電源用のヒューズが切れたことによるものです。

ヒューズ切れですから100円もしない新しいヒューズに入れ替えれば、何事もなかったかのようにすべて直ってしまうのですが、問題はこのヒューズがどうして切れるのか?

実はアテンザには過発電傾向を示す車が多いようで、それによってあちこちのヒューズが切れやすくなっているようなのです。
これは基本的に対策がありません。

 

事故った後のトラブル

事故を起こすとぶつけたところ以外にもいろいろな間接的な被害が出るものですがGJ系アテンザで左前を激しくぶつけた場合はちょっと厄介なことになりそうです。

このアテンザにはi-ELOOPといういわゆる回生エネルギー回収システムが搭載されているのですが、その電力をためておくところとしてバッテリーではなく、大きなコンデンサであるキャパシタが搭載されています。

実はそのキャパシタが左前のフロントバンパーの裏あたりにつけられているため、前からの強い衝撃によって壊れてしまうことがあるのです。

目視で外観的に壊れた後がなくても内部で故障を起こしていることが多く、事故の修理を起こした後に意味不明のエンジン警告灯が点く場合、ほとんどがこのキャパシタの不具合によるものらしいです。

発見しづらいトラブルですので、ディーラーでも見逃すことがあるようです。

修理をするにはキャパシタを交換しなければなりませんが、キャパシタは非常に高額なパーツで交換となるとその費用が10万円とも20万円とも言われています。

 

クリーンディーゼルで多いトラブル

マツダは他社に先駆けて積極的にクリーンディーゼルエンジンを使う自動車メーカーで、このアテンザにも一部使われているモデルが存在します。

しかし、まだまだに詰めが甘いようで思ってみないトラブルが多く出ているようです。

その一つがエンジン警告灯の点灯のエンジン回転数のムラです。

これが出る場合必ずと疑われるのがEGRバルブ、排気ガスを一部インテーク側に戻す機構の一部ですが、ここにディーゼルエンジンならでは大量のスラッジがたまり、EGRバルブ自体の機能を損ねてしまうというものです。

これには5万円以上もの費用をかけてEGRバルブを交換しなければならないのですが、この部分も保障に該当するので6万キロ以内であれば無償で交換となります。

ただこれだけ行ってもエンジン警告灯の点灯が再発することが多いようで、その場合はセンサーやECUなども交換しなければならないようです。

どちらにしても保証期間中であれば無償ということなりますので、少しでもおかしいなと思ったら早いうちに対処した方がいいかもしれません。

 

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ヘッドライトが揺れる

大きなフォグランプを付けている車で取り付けが甘いせいか、走行中の振動によってフォグランプが振動し、光自体がギラギラ揺れるという迷惑な車がたまに走っていますが、それと同じ症状がアテンザスポーツなどのヘッドライトで起こることがあるようです。

ヘッドライトは最初から自動車メーカーの手によってしっかりと付けられているもので、どんなに激しい運転をしてもそれがぶるぶる震えるようなことはないのですが、この車では自動光軸調整用のモーターが破損し、光軸調整機能がフリーになってしまうために光がぶるぶる震えてしまうことがあるようです。

これを直すにはこの壊れたモーターだけ交換するのではなく、ヘッドライトアッセンブリーごと交換することになり、部品代として片側約5万円と工賃が1万円ぐらいかかることになるようです。

中古品もよく出回っているのでそちらを使えば工賃入れても片側で2万円もあれば交換することができるでしょう。

LEDが内蔵された社外品なども売られているので、それもいいかもしれません。

 

クラッチのジャダー

アテンザ スポーツにはマニュアルトランスミッションモデルが売られていました。

しかし、このマニュアルトランスミッションに採用されているクラッチがある意味容量不足でクラッチミート時にジャダーが起きることがよくあるそうです。

クラッチのジャダーはドライバーの使い方や運転の癖などによってどの車でも起きうることなのですがアテンザスポーツではクラッチプレートを抑え付けるスプリングが弱くなってしまったり、クラッチプレート自体の材質が悪く、接触面がただれたような状態になったり、シャフトが固着気味になってしまったりすることによって起こるらしいのです。

この症状を直すためにはクラッチの交換が必要です。

クラッチディスクはどうやら対策品が出ているようでそれに交換すればジャダー傾向はなくなるようですが、他の部分も傷んでいることが多いので、総額8万円以上の修理費用が掛かってしまうことが多いようです。

FFモデル場合、工賃がかなりかかるので仕方がないことでしょう。


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