ザッツの定番トラブル
ザッツにおいてどの車もなる可能性が非常に高い定番中の定番となっているトラブルがあります。
このトラブルの症状は様々、キーレスエントリーが全く機能しなかったり、メーターの針がふれたり、スターターモーターは回ってもエンジンがかからなかったり、ルームランプがつかなかったり・・・。
ここまで広い範囲に障害が出てしまうとどこが悪いのか分かりづらいのですが、ほとんどの場合なんてことは無い単なるヒューズ切れであることが多いのです。
実はこのヒューズ、バックアップ機能のヒューズでこれが活きていないとキーレスエントリーや様々な設定、学習機能などが無効となってしまうようなのです。
それによっていろいろなところに悪さをしてしまうのです。
修理は簡単、7.5Aのヒューズを100円で買ってきてそれに差し替えるだけ、わざわざディーラーに持ち込む必要もなく、ユーザーが自分で直すことができるでしょう。
エンジンチェックランプの点灯
これもザッツによくあるトラブルなのですが、エンジン始動直後、エンジンがまた温まっていない時だけにエンジンチェックランプが点灯するというものです。
エンジンチェックランプというのはECUがどこかの大きなトラブルが出ていることを知らせるもので、これが点灯すると誰もがヒヤッとしますが、どこを調べても特に大きな故障などが起きていない場合は、O2センサーを疑うといいでしょう。
ただ、このザッツの事例ではO2センサー自体が壊れているということではなく、O2センサーを温めるヒーター機能が壊れていることが多いのだそうです。
O2センサーはある程度温度が上がっていないと酸素量を検知することができないという性質を持っており、センサーが冷えているときはヒーターによってセンサー自体を温めてから機能させるという仕組みになっているのです。
エンジンが冷えている時だけに症状が出るというのはこういった理由があるからなのです。
修理としてO2センサーを交換します、ヒーター部が壊れているだけですのでそこだけ変えればいいと思いがちですが、一体式になっているのでそこだけ変えるというのは物理的に無理なのです。
それでもわずか5000円程度で部品購入できるので高い修理ではありません。
エンジンが絶不調!
JD2型ザッツにおいてアイドリングが落ち着かない、やたらとエンジンの振動が大きい、エンジンがストールする、走るのもやっとということになる場合があります。
これはザッツが搭載しているE07Z型エンジンのいわゆる持病というもので、一部のバルブが溶け落ちるということが起きているからです。
問題の部分は3気筒あるうちの真ん中のシリンダー、位置的に熱が逃げにくい状態となっており、負担のかかる高速走行やアップダウンのはげしい峠道などを走ったときに冷却が間に合わず、真ん中のシリンダー用として付けられている排気側バルブが焼けてしまうのです。
それによって圧縮することができず、2気筒状態となってしまうのです。
修理にはその焼け落ちたバルブを交換しなければなりませんが、エンジンを開けての作業となるため部品代より工賃がかなりかかることになります。
一概には言えませんが20万円ぐらいは見ておいた方がいいかもしれません。
「修理か?買い替えか?どっちが正解なの??」
ザッツが故障!修理か?買い替えか?迷う…
その問題の正解を詳しく教えます。
※故障してもいいと言う方は時間の無駄なので絶対見ないでください。
あってはならないが・・・
どういうわけかザッツで起こりやすい整備ミス。
それはウォーターポンプの交換をしたり、ベルトの交換などを行った時に起こりやすいようで、要するにベルトかきちんとかかっていなかった、テンションが甘かったなどといったことからウォーターポンプが正常に機能せず、冷却水が循環しないことからオーバーヒートに至ることがあるとのこと。
これをプロの整備士が行ってしまうというのですから驚きです。
もちろんすべての整備士がこうであるということではありませんがザッツでは多いということです。
オーバーヒートになってしまったらガスケット交換だけでなく、オーバーホールが必要になり30万円も40万円も掛かってしまいます。
パワーウィンドウのトラブル
ザッツにおいてもパワーウィンドウが動かないというトラブルが多くなっています。
ザッツの場合はパワーウィンドウモーターやレギュレーターが壊れたということによるものではなく、ほとんどが運転席のドアについているパワーウィンドウのスイッチパネルの接触不良であるようです。
ホンダのパワーウィンドウスイッチは、運転席にあるスイッチが壊れるとすべてのパワーウィンドウの機能が停止してしまう作りとなっており、助手席や後部座席のものも全く動かなくなってしまうことになります。
修理はこのパワーウィンドウスイッチを交換し、新品部品を使えば1万円ぐらい、社外品も出ているようでそれを使えば5000円ぐらいで直すことができます。
ABS警告灯とサイドブレーキ警告灯の点滅
ザッツではしばしばABSがらみのトラブルが出ているようです。
症状は走っている分には全く問題ないようですが、メーターパネル内の警告灯の一部が点滅します。
点滅するのはABS警告灯とサイドブレーキをかけた時に点灯するサイドブレーキ警告灯です。
この2つが点滅するときはブレーキ周り、特にABS関連のトラブルであることが多く、よくあるのがABS用の車速センサーの断線です。
ABSはこの車速センサーでタイヤの回転を読み取り、それによってタイヤがロックしているかどうかを判断しています。
それが正常でないとタイヤのロックの判断がつかず、パニックブレーキ時にどういった動きをするかわからないのでかなり危険度の高いトラブルだと思われます。
原因として考えられるのが経年劣化で、配線が劣化によって硬くなったことによって振動で断線してしまったのでしょう。
断線ですが修理ではこのセンサーごと交換することになり、1つあたり6000円ぐらいの部品代と工賃5000円ぐらいが掛かります。
車の買い替えや処分を考える時は、あらかじめ自車の査定を忘れずに👇👇👇
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