エンジンチェックランプが点灯
E14系カローラでよくあるのがエンジンチェックランプの点灯、他の車でもよくあることなのですが、カローラの場合は同じ原因でこの症状が出るのでそこが少し引っかかるところです。
原因となるのがO2センサー、カローラには2か所にO2センサーが付けられているのですが、エキゾーストマニホールドの付けられているO2センサーが良く壊れるようです。
O2センサーは、排気ガス中の酸素量を測るセンサーで、ECUはこの酸素の含有量によって燃料を噴射する量を調整します。
そのセンサーが壊れてしまう、あるいは劣化してセンサーからの信号伝達が遅れてしまうとリアルタイムに燃料の調整ができないため、ECUはそれをエンジントラブルとして判断し、エンジンチェックランプを点灯させるのです。
これを直すにはO2センサーを交換するしかありません。
費用としては部品代として7000円ぐらい、工賃で数千円ということでだいたい1万円ぐらいとなるでしょう。
ただ、やはり中古のセンサー類は止めた方がいいです、純正の新品を使いましょう。
空気圧調整でABS警告灯
E10系カローラには豪華にもタイヤの空気圧が少なくなると警告を発する空気圧警告灯が付いているのですが、空気を入れて空気圧を正常なものにすると稀にABS警告灯が付くことがあります。
この車の空気圧警告灯はタイヤの空気圧を直に測っているのではなく、各タイヤの回転速度を計測し、その回転数にバラツキがあると空気圧が少なくなっていると判断するという構造になっています。
これに使われているのが実はABS用の回転センサーでこのセンサーに何かしらトラブルが起きていると空気圧を調整して各タイヤの回転数に変化が起こると空気圧警告灯ではなく、ABS警告灯が付くらしいのです。
回転センサーにトラブルがあるといってもほとんどの場合はセンサーの故障ではなく、汚れの付着によって回転数を正確に読み取ることができないというもので、センサーについている汚れをすべて綺麗にすれば簡単に治ってしまうようです。
費用はゼロ円ですが、ディーラーに持ち込んだらセンサーの交換などが行われるかもしれません。
エアバッグ警告灯が消えない
ステアリングを交換したり、何か不慮のトラブルなどでエアバック警告灯が付いてしまったという方もいるでしょう。
原因がわかっていれば、その障害を取り除いてあげれば通常は警告灯が消えるものですが、カローラのエアバッグ警告灯は障害がなくても1度点灯してしまうとずっとつきっぱなしになる構造となっています。
障害を取り除けてないと思っていろいろ試しても結局無駄ということなのです。
エアバッグ警告灯を消すにはいろいろなやり方があるようですが、素人が行うと爆発物のエアバッグを暴発させかねませんので、ここはディーラーに行ってリセットしてもらいましょう。
ディーラーでは端末をつないでわずか数分でリセットしてくれますが、場合によっては数千円の工賃を取られることもありますので、それなりの出費を覚悟した方がいいでしょう。
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エンジンのかかりが悪い
カローラにおいてしばしば見受けられる症状にエンジンのかかりが悪いというものがあります。
エンジンがかかる時もあれば、スターターモーターの音すらしない時もある、スターターモーターがうなっているような音やカチカチという音が聞こえる時がある。
こういったムラのある症状が出た時はスターターモーターに原因があることが多いようです。
もともとカローラのスターターモーターはパワーがあまりないものらしく、長時間のクランキングには向かないようで、他の要因でエンジンがかかりにくいといった時に長時間のクランキングを頻繁に行ってしまうと二次的に壊れてしまうようです。
根本的な修理とは別にスターターモーターの不具合を直すには、スターターモーターの交換しか手立てはありません。
修理費用は新品で5万円ぐらいとかなり高額、しかしリビルト品を使えば25000円ぐらいの部品代で済むでしょう。
MTのギヤ抜け
82カローラにはマニュアルトランスミッションモデルがありますが、そのマニュアルトランスミッションにおいて、走行中に突然ギヤが抜けるという症状をあらわすことがあります。
一番多いのが5速ギヤ、高速走行中にいきなりスコンとギヤが抜けて、エンジン回転数が急上昇したし舞うのでかなり驚きます。
トラブルの原因はシンクロの不具合、シンクロを交換すれば直りますが、トヨタからはシンクロだけの部品供給はなく、シンクロを交換したいのであればトランスミッションごとそっくり交換しなければなりません。
費用として50万円、リビルト品もないわけではありませんが、非常に数が少ないので見つけるだけでも一苦労となるでしょう。
燃料系のつまり
カローラには燃料系にも多くのトラブル事例を持っています。
その一つが燃料系統への異物混入です。
ほとんどの場合、ガソリンタンク内の異物やフィルターや燃料ポンプなどの破損による破片の混入であることが多く、ガソリンタンクから燃料ポンプに至るまで交換作業やメンテナンスが必要になります。
すべて交換となるとざっと見積もっても15万円以上の費用が掛かってしまいます。
燃料ポンプだけであれば、リビルト品や中古品が出回っており、かなり安い金額で手に入れることができるのでいいのですが、ガソリンタンクともなるとリビルト品は存在せず、中古品も錆錆びのものが多くなっているので修理には使えません。
費用面を考えると買い替えも必要があるかもしれません。
車の買い替えや処分を考える時は、あらかじめ自車の査定を忘れずに👇👇👇
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