ホンダ 車種別故障事例

アコードでよくある故障と修理費用

ギヤが入らない

CL7型ユーロRには今では珍しいものとなってしまったマニュアルトランスミッションモデルがありました。

そのマニュアルトランスミッションにおいてギヤの入りが悪いというトラブルが続出しています。

1速から2速へシフトアップ、3速から2速へのシフトダウンといった2速ギヤを中心としたものにこの傾向があるようで、特に温度に低い冬場とかエンジンが温まっていない時などはダブルクラッチを使ってあげないと2速にシフトチェンジできなくなるぐらいひどくなるようです。

こうなる原因は2速ギヤ用のシンクロの不調でこれを交換することによって症状は緩和するようですが、どうやらもともとこのトランスミッションのシンクロは作りが甘いようです。
シンクロを交換するにはトランスミッションを下ろして、中を分解してとかなり手間のかかる作業となります。

更にシンクロだけの交換ということでなく、2速ギヤやスリーブ、ナイザーリングなども同時交換することになるので部品代の5万円ぐらいかかってしまいます。

高い工賃と高い部品代を合わせると20万円以上かかってしまうことになるので、これだったら15万円程度で手に入れることができるリビルト品にトランスミッションごと交換した方がいいかもしれません。

 

クラッチのトラブル

CL7型のマニュアルトランスミッションモデルにおいて、クラッチがらみのトラブルが結構多いようです。

症状はクラッチペダルを踏むと「ギシギシ」や「ギュッギュッ」という音がするというもので若干動きが悪くなることもあるようです。

ペダルの重さは軽くなるようですがクラッチが全く切れないということではないようです。

この症状は油圧クラッチのクラッチマスターシリンダーが壊れている時になる症状で、マスターシリンダーの割れやシールの劣化によってオイルの漏れなどや気体の混入などが引き起こされているものです。

この症状を直すにはクラッチマスターシリンダーとクラッチ用のオイルを交換する必要があります。

費用はクラッチマスターシリンダーやスレーブなどの部品代として15000円ぐらい、工賃として1万円ぐらい、合計で25000円ぐらいかかるようです。

 

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アイドリングの不調

CL7系アコードによくあることなのですがアイドリング中に回転数が不安定になり、エンジンが止まりそうになると回転数が上がり、また止まりそうになるとあがるというハンチング状態になるものが多く存在します。

こうなるアコードのほとんどはかなりの距離を乗っているものや高速道路などエンジンに負担がかかる運転をよくするものばかりなのです。

アコードでこの症状が出始めたらRACVバルブの汚れを疑いましょう。

RACVバルブというのはスロットルバルブと同じように吸入空気量を調整するもので、主にアイドリングを担当しています。

実はこのバルブが吹き返しやブローバイなどで汚れてくると正常な制御ができなくなり、それがアイドリングの不調につながるようなのです。

ただ単に汚れただけのことですから、きれいに清掃してあげればすぐにこの症状は落ち着きます。

ケミカルなどをつかって綺麗にしてもいいですし、ディーラーに持ち込んで数千円かけてきれいにしてもいいと思います。

 

変速不能のAT故障と修理費用

アコードのオートマチックトランスミッションにおいて、セレクターレバーをDレンジに入れたり、Rレンジに入れたりしても一向にギヤが入らなかったり、入ってもそのまま固定の状態でローギヤで走り続けることになるというトラブルが出ています。

これはオートマチックトランスミッションのトラブルで、オートマチックトランスミッションを駆動させるための油圧を生み出すオイルポンプの故障やオイルのフィルターとなるストレーナーのつまりがあるといったときにこのような症状になるらしいです。

修理はオートマチックトランスミッションをオーバーホールするか、異音が出るなどの症状がもっとひどい場合ではミッションの乗せ換えをする必要が出てきます。

オーバーホールで20万円ぐらい、トランスミッション乗せ換えで35万円ぐらいかかります。

乗せ換えの場合リビルト品を使うという手もあり、それであれば25万円ぐらいで済むでしょう。

 

アコードにありがちなスターターモーター

スターターモーターのトラブルが結構あるアコード、昨日まで普通に乗れていたものが朝エンジンをかけようとしたらうんともすんとも言わないというのがスターターモーターがらみのトラブルにはよくあることです。

アコードでこういった症状がよく出てしまうのは純正スターターモーターの構造がとても複雑にできているからで、複雑なゆえに故障が多くなるといったところのようです。

修理をするとなれば新品のスターターモーターを付けることになってしまいますが、ここはあえて純正部品ではなく、社外品を使った方がいいかもしれません。

新品純正部品もそれを使ったリビルト品も複雑な構造を持つものでいつまた壊れるかわかりませんが、社外品は作り自体が全く違うもので、比較的単純に作られているので壊れにくいからです。

それに部品代もばかになりません、新品ですと5万円近くなり、3万円前後の社外品と比べるとかなり高くついてしまいます。

リビルト品は金額的に安くなりますが、元は純正部品で壊れる可能性が高くなるのでやめた方がいいでしょう。

 

パワーウィンドウが止まる

アコードに非常に多いトラブルにパワーウィンドウが途中で止まってしまうというものがあります。

止まるだけならいいですが、止まったとたんにまた開いてしまうこともあるようです。

これはパワーウィンドウに仕込まれている挟み込み防止機能によって引き起こされることで、要するに何も挟まっていないのに何か挟まっていると判断されているようです。

この判断をするのは、自動ドアのように赤外線が出ているわけではなく、
単にモーターに抵抗が掛かった時に「何か挟まった」と判断します。

こうなる原因はパワーウィンドウ機構の故障ではなく、ガラスがはめ込まれている部分のゴムがずれて、それがガラスにあたって抵抗を生みだしているために起こってしまうようです。

修理としてはこのゴムの窓枠を交換することになりますが、多大な負担がレギュレーターにかかっていることにもなるので念のためレギュレーターも交換することになります。

部品代としてドア一枚当たり2万円ぐらい、それに工賃5000円ぐらいがかかるでしょう。

レギュレーターはリビルト品や社外品が出ていますのでそれを使えば半額ぐらいで済みます。


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