アウディ 車種別故障事例

アウディA5でよくある故障と修理費用

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パワーウィンドウからシャリシャリ音が聞こえる

これはA5のみならずTTなどといった窓枠がないタイプのサイドウィンドウをもつモデルでよくあるトラブルです。

症状としては、パワーウィンドウを上げ下げする時に「シャリシャリ」とか「ガリガリ」といった音がして動きも遅く、パワーウィンドウモーターの音を聞くとかなり負担がかかっているかのように見えます。

まずこれが初期症状です。 この症状を放置しておいてそのままの状態で無理やりサイドウィンドウの上げ下げをするとそのうちある一定の場所から上がらなくなったり下がらなくなったり、まだ動けばいいですがモーターのうなり音はするものの全く動かなくなってしまう場合もあるようです。

動かなくなってしまってもサイドウィンドウが閉じた状態で動かないのであればまだましですが少し開いている状態や全開になっている状態で動かなくなってしまったら、雨の中を走ることができませんし、月極駐車場などに車を止めておくこともできなくなります。

こうなる原因はパワーウィンドウ構造であるウィンドウレギュレターのワイヤーが引っかかってしまっているということです。

アウディA5のパワーウィンドウは電気モーターでワイヤーを動かすことで機能させていて、1本のワイヤーを樹脂製の4つの滑車にかけてガラスが上下するような動きを作り出しています。

そのワイヤーがドアとガラスの隙間から入ってきた雨水や洗車した時の水などによって錆びてしまい、その錆によってじゃ間太くなってしまったワイヤーがワイヤーのガイドとして付けられている穴を通るときにささくれ立ってしまい、そこから毛羽立ちが作られてしまいます。

毛羽立ちができると部分的にワイヤーの塊のようなものができてしまい、それがガイドを通らなくなってしまったり滑車の部分に引っかかってしまったりすることで全く動かなくなってしまうのです。

初期症状として聞こえていた「シャリシャリ」とか「ガリガリ」といった音はまだワイヤーが毛羽立っていた段階で無理やりガイドの穴や滑車を通った時になっていた音です。

本来であれば異音が出た時にすぐに修理に出せばよかったのですがそれを放置しておいたがためにサイドウィンドウが動かなくなってしまいビニールシートなどでウィンドウを覆うはめになってしまいます。

修理はドアパネルの中につけられているウィンドウレギュレターを交換することになります。

ただ、正規ディーラーに持ち込んで修理をお願いするとウィンドウレギュレターだけではなく電気モーターも強制的に交換されてしまいますので予想以上に修理費用がかさみ、19万円ぐらいかかってしまいます。

しかしこれを輸入車の修理にたけている町の修理工場で行うと中古パーツで5000円ぐらいで手に入るウィンドウレギュレターを使って直すということができますので、工賃を入れても2万円ぐらいで直すことができます。

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エアコンが冷えない

A5にはオートエアコンが搭載されていますがそのオートエアコンで冷房機能を使うことができないというトラブルが多発しています。

冷房機能が使えないというトラブルは何もこのA5だけでなく国内外問わずいろいろなモデルでありますが、原因がエアコンガスのプレッシャーセンサーの故障というのが集中しているのはこのA5を含めたアウディのモデルだけです。

自動車の冷房機能はエアコンガスの液化と気化を繰り返すことで実現できています。

エアコンコンプレッサーでエアコンガスを圧縮して液化して、その液化したエアコンガスをエキスパンションバルブで噴霧する形で気化して、気化熱を奪って冷たくなったエアコンガスをエボパレーターに流して、エボパレーターをキンキンに冷やします。

その冷えてエボパレーターにブロアファンで作った風を当てることで冷気を作り出すわけです。

エボパレーターを通過したエアコンガスはまたエアコンコンプレッサーに戻って同じことを繰り返します。

このように冷房機能を果たすためには冷媒となるエアコンガスが不可欠なわけですが、このエアコンガスというものいろいろなところから漏れやすく知らないうちに無くなってしまっているということがあるのです。

エアコンガスがなくなると冷気を得ることができなくなるだけでなく、エアコンガスを圧縮するためにつけられているエアコンコンプレッサーに悪影響を与えてしまうのです。

実はエアコンガスには冷媒として逃すだけではなく、微量ですがオイルが混ぜられています。

そのオイルはエアコンコンプレッサー内部を潤滑するために入れられているものでそれがなくなれば短時間でエアコンコンプレッサーは焼き付いてしまうのです。

そこでエアコンガスのルートにプレッシャーセンサーというものをつけてエアコンガスの圧力を検知して、エアコンガスが抜けていると判断できる圧力になると、エアコンコンプレッサーを起動するマグネットクラッチをカットして、エアコンコンプレッサーが稼働しないよう、焼き付かないようにしているのです。

しかしこのA5ではそのプレッシャーセンサーが劣化によって壊れることがあり、エアコンガスがきちんと入っているのにもかかわらず、圧力があるのにもかかわらず、「圧力を検知できない」すなわちエアコンガスが入っていないと言った信号を出すことでエアコンコンプレッサーの稼働が一切にない状態となり冷気を得ることができなくなってしまいます。

修理は故障しているプレッシャーセンサーを交換します。 費用は部品代としてプレッシャーセンサーが6000円ぐらい、取り付けの時に使うOリングが500円ぐらいと思ったほど安く済みますが、エアコンガスの交換を行わなければなりませんしディーラーですと工賃がかなり高くなるのでトータルで28000円ぐらいかかることになるでしょう。

S-トロニックのトラブル

A5にはS-トロニックというトランスミッションが搭載されています。

これはいわゆるDCTと呼ばれるもので、2組のクラッチとギヤボックスを持ち、それを交互に切り替えながらシフトアップ・シフトダウンを行うというものです。

金属ベルトやトルクコンバーターといったものが一切使われていませんので滑りも少なくダイレクトな走りをすることができるのが特徴なのですが、構造が複雑であることや繊細な制御をしなければならないことからしばしばトラブルが出ています。

S-トロニックでよくあるのが、トランスミッションの警告灯が点灯や発進する時にギクシャクしたり、前後に大きく振られたりする、それか変速時に変速ショックが大きくなったり、停止直前のシフトダウンでガクンと大きな衝撃を感じるといった症状です。

S-トロニックはトルクコンバーター式のオートマチックトランスミッションやCVTとは違い、多板湿式クラッチを操作しているものですのでオートマチックトランスミッションやCVTよりはショックや違和感などは多いものです。

しかしあまりにも大きいものは頻繁に起こるものはやはりトラブルですので早急に修理に出した方がいいでしょう。 こういった症状が出た場合、正規ディーラーではまず間違いなくS-トロニックの交換を行います。

制御系統のメカトロ交換でだいたい50万円ぐらい、メカトロとギヤボックス両方で100万円ぐらいといった多額の費用が掛かります。 一方、アウディの修理になれた修理工場ですと交換ではなく内部を分解して悪いところだけを直したりクリーニングをしたりして修理を行いますのでディーラーでの修理費用の半分以下で済ますことができるでしょう。

 

とは言え、何度も続く故障や高額な修理費は精神衛生上良くありませんので買い替えという選択も考えて行くべきです。。。


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