ダイハツ 車種別故障事例

ブーンでよくある故障と修理費用

ボディ全体からの異音

ブーンのみならずダイハツが作った車のほぼ全車種で出るトラブルがボディから異音です。

日本の交通環境からしてもどうしても停車状態が多い、要するに渋滞に巻き込まれることが多かったり、50km/h以下の低速走行をすることが多いことから日本人は他の国の人間より車の振動や異音などに敏感だといわれています。

確かにアイドリングの振動や異音などは無駄に長時間アイドリング状態で止まっていなければわかるはずもなく、車に乗っている時間の内そのほとんどが走っているような海外での道路事情では分かりにくいでしょう。

しかし、このブーンを代表としたダイハツの車、そして事実上の親会社となるトヨタの車では海外で乗られたとしてもきっと異音のトラブル事例が出ることでしょう。

ダイハツやトヨタの車で異音騒ぎが多い理由はコスト削減策がやりすぎであるからです。

自動車メーカーは自動車を作ってそれを販売することで利益を生み出しているわけですから1台の車を作るのに必要な費用をおさえようとするのは当然です、どこの自動車メーカーでもやっていることです。

しかし、トヨタグループはこれをやりすぎる感があるのです。

それも一般消費者がわからないところでです。
例えば、インパネの樹脂の質を落とした、厚みを薄くしたといった形でコスト削減をしたとします。

これはトヨタのアクアであった実際のことなのですが、あまりにも質の悪い樹脂を使い、厚みも薄くしてしまったことで「質感がない」とか「ペラペラのプラスチックで作られている」などと悪評がささやかれてしまいます。

それから標準装備のシートをファブリックからビニールに変更したとするとここでも「安っぽいつくり」だとか「コスト削減の甚だしい」などと悪い評判がひろがってしまうわけです。
実はトヨタグループは他の自動車メーカーよりもこういった悪評を極端に嫌います。

ですので、アクアの件は大失敗だったとしてもこういったあからさまに素人が見て、「ダイハツはこんなところでコスト削減をしているのか」ということを悟られないところでコスト削減を行うようにしたのです。

コスト削減がばれないような場所として一番妥当なところといえば・・・ボディやフレームです。

エンジンやトランスミッション、ドライブトレーン、サスペンションなどといったところでコスト削減をしてしまうとパワースペックや乗り心地、走行性能なのでコスト削減をしたことがばれてしまいますがボディやフレームでコスト削減をしてもそれに気が付く人はほんの一握りの車に詳しい人間だけといっていいでしょう。

そこを狙ったのです、トヨタとダイハツは・・・、ボディやフレームに使う鋼材の質を落として単価を下げ、鋼板などの厚みを薄くすることで使用量を減らすことができますが、それをしたことによって出るボディ剛性の低下はそれこそ車の挙動をきちんと把握することができる人間だけでしょう。

ボディ剛性の低下は走行性能の低下だけでなく、耐久性や快適性の低下にもつながります。

その症状のひとつとして出てくるのがボディから聞こえてくる「ギシギシ」「ゴトゴト」「キュッキュッ」といった音です。

ちょっと道の悪いところを走るとギシギシ、歩道の低い段差を乗り越えるとゴトゴト、コーナーを曲がるたびにキュッキュッ・・・これらの音のすべての原因はボディ剛性が低いことでボディが一時的に変形、または既に変形してしまっていることから起こることなのです。

この状態がもっとひどくなると、ステアリングホイールをまっすぐに保っていても左右どちらかに寄って行ってしまうとか、まるでアライメントが大きく狂っているかのように轍にタイヤが取られるといった症状を出すことになります。

特にブーンでは初代モデル、2代目モデルとももともと軽自動車用のプラットフォームを利用して作られているので設計上でも剛性感が低いので、更にコスト削減によるボディ剛性の悪化が加わることでもっとひどいことになるわけです。

これらの症状は直すことはできません。
それは原因がこの車がもともと持っている性能だからです。

 

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走行中にウォーターポンプが壊れる

これは2代目モデルで非常に多く出ているトラブルです。

その1つの症状ですが、特に何の変りもなく高速道路を法定速度で走っている時のことでした。

突然、フロント周りから「バン!」という音がしたかと思ったらフロア下とぶつかりながら何か硬いものが落ちて通過している模様、しばらくするとメーター内にオーバーヒートを表す警告灯が点灯してやむなく路肩に止めてロードサービスを呼んだといったものです。

実はこれは1.3リッターエンジンモデルの定番トラブルとなっているウォーターポンプの故障です。

ウォーターポンプはエンジンを冷却するために入れられている冷却水を循環させるためにつけられているもので、クランクシャフトの回転をプーリーとVベルトを介して受けて回されることで機能しています。

しかし、ブーンにつけられているウォーターポンプは部品の品質が悪く、回転するシャフトを支えているボールベアリングがすぐに摩耗してしまい、ガタが出てしまうことからボールベアリングとシャフトが暴れてしまい、ガタガタと異音を発生させたり、まわりが悪くなっているところを無理やり回されることで発生する熱でシャフトが焼き付いてしまい、それに更に回そうとする力が加わるためシャフトが曲がってVベルトを切ってしまったり、プーリーが取れてしまったりすることがあるのです。

先程の症状でないかが落ちてしまっていますがそれはプーリーです。

ウォーターポンプのプーリーが取れてしまい落下してしまえば当然ですがウォーターポンプの機能は失われ、冷却水の流れがストップしてしまいますので、オーバーヒートを起こしてしまうのは当然でしょう。

修理は、オーバーヒートに対する修理に加えて、ウォーターポンプの交換、Vベルトの交換、他のプーリーの点検などを行います。
費用はないようにもよりますが、6万円ぐらいから30万円ぐらいとなるでしょう。

 

アイドリングが不安定になる

ブーンにはあの悪名高い1NR-FE型エンジンが搭載されているモデルがあります。

無理して燃費性能を高めようとして極端な希薄燃焼としてしまったためスラッジの発生が非常に多く、それはシリンダー内や排気系内だけでなく、吸気側への吹き返しやEGR機能、ブローバイガスなどによって吸気側にまでもたらされてしまいます。

それによってエンジンの回転数をコントロールするスロットルバルブやアイドリングをつかさどるISCVが詰まってしまうことがあり、ECUからは正常な制御信号が出ていてもスロットルバルブやISCVが正常な動作をしようとしてもそのものに自体に詰まりがあるのではまともな制御などできるはずがありません。

特にアイドリングの回転数を制御しているISCVは繊細な部品ですので、少しでもスラッジがこびりつくだけでおかしなことにになってしまい、アイドリングの回転数が不安定になったり、アイドリングの回転数を保つことできずにエンジンがストールしてしまったりすることがあります。

修理としては軽症であればスロットルバルブやISCVを取り外してクリーニングをするだけで正常な制御ができるようになりますが、細かいところまでびっしり詰まっている状態ともなるとクリーニングだけでは済まず、部品交換をしなければなりません。

費用はクリーニングだけで5000円ぐらいとなりますが、部品交換となりますとスロットルバルブの交換で5万円ぐらい、ISCVの交換で3万円ぐらいの費用が掛かることでしょう。


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