トヨタ 車種別故障事例

パッソでよくある故障、持病と修理費用

助手席足元が濡れる

パッソの中には雨の中を走った後に助手席の足元が濡れるというトラブルが多発しています。

キャビン内が濡れるというとドアとかガラスなどから雨水が侵入しているのではないかと思うことが多いですが、パッソのこの件に関してはエアコンが悪さをしているようです。

ではどこから入ってくるかというとそれはエアコンの外気導入口です。

パッソはエアコンの外気導入口の位置関係が悪く、フロントウィンドウに付いた雨水が流れる途中にあるためそこから雨水が流れ込んできてしまうのです。

対策としては雨水が入ってこないように専用のカバーを取り付けることになるらしいですが、トヨタではこれをサービスキャンペーンとして扱っているようで、すべて無料で行ってくれるようです。

 

スタート直後の異音

パッソではエンジンスタート直後に「パタパタ」などの異音を発生するというトラブルがあります。

これはエンジンが冷えている状態、例えば、出勤の時に初めてエンジンをかけた時などに多くが発生しているようで、どうやらエンジンの温度が大きく関係しているようです。

こうなる原因は、エンジンが冷えている状態で負荷のかからない運転、例えばアイドリングを長時間したときとか乗り出してすぐに渋滞にはまるという状態を繰り返すと次第にシリンダーヘッド内の燃焼室やピストンの頭にスラッジがたまり、エンジンが冷えている時にそのスラッジ同士がぶつかることによって、音を発生させるというものです。

そのまま運転を続けていくとスラッジが次第に取れていくので、音もしなくなるようです。

トヨタでもこれは理解しており、パッソやラクティスなど該当車種の保証期間の延長を行い、そのなかでピストンやピストンリングなどの交換やECUデータの更新などを行うようです。

 

ステアリングラックのガタ

走行距離の進んだパッソには停止中にステアリングホイールを回すとガタガタと音が聞こえ、遊びも多くなっているものが多く見受けられます。

これはステアリング機構のであるステアリングラックというものを固定している部分にあるゴムブッシュの劣化によってステアリングラック自体が動いてしまうことによって発生します。

その症状を直すにはステアリングラックのゴムブッシュを新しいものに交換するしか方法はないのですが、悲しいことにゴムブッシュだけの部品供給はなく、ステアリングラックごと交換しなければならないようです。

腕に自信のある方であれば部品を注文して自分で取り付けることもできますが、ほとんどの人はディーラーや整備工場任せとなるでしょう。

ステアリングラックの部品代として42500円ぐらい、それに工賃が1万円ぐらいとなり、交換だけで6万円ぐらいかかってしまいます。

残念ながらリビルト品というものはあまり出回っておらず、中古品もほとんどの場合ガタがある状態となっているので、ここは素直に新品を購入するしかないようです。

 

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オーバーヒートの原因はウォーターポンプの故障

パッソではオーバーヒートによって修理に持ち込まれることが多くなっているようです。

オーバーヒートはここ最近の車ではほとんど起こらないもので、冷却水が漏れていることに気が付かないとか、電動ファンが壊れているといった時ぐらいしか見かけなくなりました。

そういったものがパッソで起こりやすいのはウォーターポンプの耐久性が乏しいからです。

修理に持ち込まれたもののほとんどが、ウォーターポンプのベアリングが内部の錆などで固着していたり、ウォーターポンプのシャフトが折れてしまっていたりといったウォーターポンプが原因となっているものが多くなっており、それによって冷却水の循環が止まり、エンジン冷却を行うことができなくなってしまうということになるのです。

修理はこのウォーターポンプを交換することによって行いますが、費用としては部品代1万円ぐらいに工賃1万円ぐらい、冷却水に2000円ぐらいかかります。

純正部品よりも安く手に入れられるリビルト品や社外品などのも出回っていますが、金額的にそれほど大きなメリットがありませんので純正部品を使ってもいいのではないかと思います。

 

エンジンのかかりが悪い(点火系のトラブル)

パッソでエンジンのかかりが悪い、アクセルペダルを踏んでもエンジンが気持ちよく回ってくれないという症状が出ていたら、点火系を疑いましょう。

どうやらパッソに採用されているダイレクトイグニッションは耐久性が低いようで、長年乗り続けていくうちにエンジンの熱によって内部が壊れてしまったり、樹脂部分が割れてしまってそこから電気がリークしてしまうことがあるようです。

スパークプラグとの相性も良くないようで、こういった症状が現れているものはダイレクトイグニッションコイルとスパークプラグを新品に交換する必要があるでしょう。

できればすべてのものを交換した方がいいのですが、ダイレクトイグニッションコイルの損傷が目で見てわかるのであればその部分だけを交換してもよいと思います。

点火系はできれば新品純正部品を使うのが妥当で、中古品などは使わない方がいいです。

費用としてスパークプラグとダイレクトイグニッションコイル、全気筒分の交換で3万円ぐらいとなるでしょう。

 

アイドリングの不調とパワーダウン

パッソのエンジンも実は非常にスラッジがたまりやすい構造となっており、そのスラッジによるトラブルというものもたくさん起きています。

その代表的なものがアイドリングの不調、これはアイドリングの回転数をつかさどるISCサーボと呼ばれる部分にスラッジなどがたまり、正常に機能することができなくなった場合起こります。

症状が軽い場合にはディーラーで洗浄してもらうことで直ったりしますが、できれば洗浄だけではなく、新品部品への交換の方が完璧でしょう。

それからだいたいこういった症状を示すものはスロットルボディ内部もかなり汚れているはずで、知らず知らずの間にパワーダウンしていることにも気が付いていないはずです。
ついでなので、スロットルボディも交換や洗浄を行った方がいいでしょう。

費用としては新品純正部品交換でスロットルボディが5万円、ISCサーボ部が3万円ぐらい、それに1万円以下の工賃が加わります。

スロットルボディやISCサーボは中古部品やリビルト品なども出回っているのでそれらを使えば部品代を半分以下の抑えることができます。

洗浄だけの場合はどちらも5000円以下で済みますが、後々は交換することを考えておいた方がいいかもしれません。


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