ホースに穴が開いてオイル漏れを起こす
マークXジオのV6エンジンモデルでは、エンジンオイルの量に気を付けましょう。
何故ならオイル漏れの可能性が高いからです。
オイル漏れを起こすところは可変バルブタイミング機構であるVVTを稼働させるために引いてある油圧ホース、実はシリンダー内の燃焼によって生成される成分がエンジンオイル内に混じり、それが油圧ホースを内部から劣化させるということなのです。
この部分に亀裂が入るとエンジンオイルがにじみ出てきて、その量が多くなるとVVTのバルブに正規の油圧がかからなくなるのでVVT自体が正常な動作をしなくなります。
走行性能の悪化や燃費の低下、そして何よりもエンジンオイルが減っていくということで最悪エンジンブローに結びついてしまうのです。
トヨタでは無償修理を行っており、対策品に交換してくれます。
VSCの警告表示
マークXジオにはメーターの中央上部にマルチインフォメーションディスプレイが付けられており、警告表示もそこに表示されます。
初期のころのモデルにこの警告表示が意味もなく表示されることがあるようです。
表示内容は、「イニシャルチェックVSC」というもので、要するに走行安定装置であるVSCをチェックしたら異常が見つかりました、というものです。
本当に何か異常がある場合もありますがほとんどの場合はメーターの故障であって、実際にはVSC自体は壊れていないことが多いようです。
ディーラーでログをチェックしても全く問題ないことが多く、メーターアッセンブリーを交換するだけで直ってしまうことが多いようです。
保障内であれば無料になりますがそれを過ぎてしまうと10万円ぐらいの費用が掛かってしまうようです。
CVTオイルの汚れ
CVTというトランスミッションは燃費を向上させることに特化したもので最近はいろいろな車に採用されるようになりましたが、トヨタの車に採用されているCVTは耐久性に問題があるとされています。
特にCVTオイルをまめに変えていないものは寿命がかなり短くなるようです。
マークXジオにもCVTが採用されているのですが、このCVTで気を付けてもらいたいのがCVTオイルの汚れです。
このCVTにはCVTオイルの汚れをきれいにするために鉄粉などを集める磁石とストレーナーというフィルターが付いているのですが、実はこのストレーナーを交換することができないのです。
何故ならストレーナーだけの部品をトヨタが供給してくれないからです。
打倒な作業として用いるのはオイルパンをはずしてクリーニングすることで、エンジンオイルフィルターのように交換して新しいものに変えるということができません。
クリーニングといってもやはり限度がありますので、CVTの延命措置としては常にCVTオイルをきれいに保たなければならないということになります。
それにはまめなCVTオイルの交換が必要で、ディーラーではいやいやながらも1万円から2万円の間でやってくれるようです。
「修理か?買い替えか?どっちが正解なの??」
マークXジオが故障!修理か?買い替えか?迷う…
その問題の正解を詳しく教えます。
※故障してもいいと言う方は時間の無駄なので絶対見ないでください。
エンジンオイル異常消費
マークXジオにもあの悪名高いエンジンオイル喰い虫の2AZ型エンジンが搭載されています。
1か月で2リットルも飲み込むといわれている2AZ、ほとんどがシリンダー内で燃焼され、排気ガスとして出てしまうようです。
原因は言わずと知れた粗悪なピストンリングによってオイル上りを起こすため、これを直すためにはピストンリングを交換しなければなりません。
幸いなことにトヨタディーラーで無償修理を行うことができるようになっているので一切お金をかけずにこの症状を完治させることができます。
ただこれは保証期間の延長という形で行っており、場合によっては将来的に保証期間を過ぎた状態でこの症状に悩まされることになるかもしれません。
ですので、症状が出ていなくても保証期間内に無償修理を受けておいた方がいいでしょう。
保証期間外で行うとなると軽く10万円を超える費用が掛かってしまいます。
燃焼不良でエンジンストップ
マークXジオのエンジンにはエンジンオイルの異常減少以外にも点火系のトラブルを持つものが多くなっているようです。
内容としてはイグニッションコイルの中にある基盤がエンジンの熱の影響を受け、ハンダ付けが割れてしまい、スパークプラグを添加させることができなくなるというもので、点火不良によってエンジンパワーの低下、燃費の悪化、最悪エンジン停止という状態になってしまうようです。
修理はこのイグニッションコイルを交換することによって行いますが、サービスキャンペーン扱いとなっていることから、基本的な無償で修理を行うことができます。
一応対策品らしいので同じようなトラブルは起きにくい状態ではありますが、対策品でも同じ状態になったものもあるようです。
実費となると少々お金がかかることになり、純正品で1本8,000円ぐらい、4気筒で32,000円、6気筒で48,000円の部品代と工賃が1万円程度かかります。
中古部品は信頼性の観点から使わない方がいいですが、社外品のものであれば同等の性能のもので、6気筒で2万円以下で手に入れることができるのでそちらを使って自分で交換すればかなり低い金額に抑えることができるでしょう。
フロア下から耳障りな音
マークXジオの一部のモデルにフロア下からのゴーという耳ざわりな音が聞こえてくるものがあるようです。
音の発生源はフロア下から、発生するパターンはある一定のエンジン回転数とエンジン負荷の状態です。
通常であればエンジンの異常やトランスミッションの異常を疑いますが、どちらも異常なしということらしいです。
実はこの音の発生源はフロア下にある排気管からの音らしく、ある一定の状態でマフラーが共鳴して、ゴーという音に近い音を発生することがあるようなのです。
全て排気管がそういったものではないらしく、いわゆるハズレ部品だとそういった音がするようなのです。
修理は触媒以降の排気管をすべて交換しますが、症状から考えて中古部品などを購入するのは避けた方がよく、5万円以上もしますが純正の新品部品を使った方がいいでしょう。
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