エンジンがかからない
ミライースには決定的な不良が存在します。
それはそれこそ車の設計を変更しなければ直らないものです。
どういう症状かというとエンジンがなかなか掛かりにくいというもの、かかりにくいといっても常にということではなく、季節の変わり目の気温の差が激しい時だけそういったことが起こるようです。
まるで人間みたいです。
これはミライースが低燃費を目指す車だからで燃料の噴射量をエンジンがかかるギリギリの状態で動かしているからなのです。
エンジンをかける時というのは少し濃い目の燃料噴射が必要なものですが、その状態でもぎりぎりまで燃料を少なくしているのでかかりにくい時があるということなのです。
この症状をディーラーに言うと、アクセルペダルを踏みながらエンジンをかけてくださいと、車を直すのではなくエンジンのかけ方を教えてくれます。
はっきり言ってこの症状は仕様です、どうすることもできません。
バッテリーの劣化
ミライースで定番となっているのがバッテリー関連のトラブルです。
バッテリーがすぐ上がる、エンジンがかからない、加速が鈍い、エアコンが冷えない、パワーステアリングが重たいなどなど、これらすべてがバッテリーやオルタネーターからの電力供給でうまくできていないことによるトラブルなのです。
ミライースには他の軽自動車よりも容量の大きなバッテリーが搭載されているのですが、アイドリングストップ機構が搭載されているため、バッテリーに充電される時間が短く、その割にはいろいろな部分を電動化してしまったために電力が追いつかなくなってしまうのです。
これが繰り返されるとバッテリー自体の能力が落ちてしまい、更に充電効率が起きるので余計、こういった症状が出やすくなるのです。
噂ではミライースを修理するためディーラーに持ち込むと何よりも先にバッテリーを急速充電器で充電するそうで、これによって半分以上のトラブルが直ってしまうようですので驚きです。
これなら何もディーラーで工賃を払って直してもらう必要はなく、市販のバッテリー充電器を購入してまめに充電してあげればいいのです。
CVTの異常警告灯の点灯
ミライースによくあるトラブルでCVTの異常を示す、CVT警告灯が点灯するというものがあります。
ダイハツのCVTはこのミライースに限らずよく壊れることで有名ですが、この警告灯が点灯してもCVTは全くどこも壊れていないという時もあるようです。
ではどうしてCVT警告灯が点くのか・・・それはCVTを制御するコントローラーに信号や電力を供給する配線が接触不良を起こしているからです。
どういうわけかこの胚性についているカプラーの部分に水滴やオイルが付くことが多いらしく、それがカプラー内に侵入して、接触が悪くなってしまっているようです。
配線だけ交換ということはできませんので、カプラーを掃除して再度水分やオイルなどがつかないように保護するしかないようです。
作業としては単なる清掃ですので場所さえわかれば素人でもできますが、ディーラーで行っても2000円以下で済みますのでお願いするのもいいでしょう。
ミライースが故障!修理か?買い替えか?迷う…
その問題の正解を詳しく教えます。
ミライースでかなり多く出ているトラブル
ミライースはミラよりもかなり低燃費方向に振った車で、エンジン回りの作りもシビアにコントロールされています。
その中の一つであるEGRバルブもそうで、排気ガスの清浄化と低燃費の間でかなり細かいコントロールがされているのですが、希薄燃焼気味であることからスラッジが発生しやすく、そのスラッジがEGRバルブに蓄積されることから、EGRバルブ作動時にバタバタといった音を発することがあるようです。
この音が聞こえた時は燃費も悪くなっていることから交換することが必要。
このEGRバルブというのは意外と高いもので純正部品では3万円ぐらいし、修理費用をたかいものとしてしまいます。
社外品で同等レベルのものが安く売られていますが、こういった部品はやはり純正部品を使った方が安心です。
CVTフルードの交換
CVTはいまだ未完成のトランスミッションで今でもたくさんのトラブルが起きています。
それはミライースでも同じで、まめな点検などが必要となるのですが、CVTによかれと思って行うCVTフルードの交換は必ずダイハツディーラーで行いましょう。
実はCVTというのはCVTフルードの性能に頼る傾向が強く、粘性などが変わってしまっただけで簡単に調子を落としてしまい、最悪CVTを壊してしまうことがあります。
最近ではカー用品店などで安く交換できるということで純正CVTフルード以外のものを使って交換する方もいますが決まってそのあと調子を崩すことになります。
そうなった場合はディーラーで純正CVTフルードに再度交換してもらいましょう。
CVTフルードが落ち着けばそれだけで調子を取り戻すことが出来ます。。
交換費用は2万円ぐらいとカー用品店よりはるかに高いですがこれも間違った整備をしてしまった代償ととらえましょう。
アクセルオフで強いエンジンブレーキ
ミライースは燃焼効率を高めることによる低燃費の他に電気を節約してオルタネーターを駆動する機会を減らし、パワーロスを少なくすることによっても燃費向上を行っています。
その代わりに回生エネルギ、要するに空走状態や減速時の回転を使って充電する機能を持っていて、それによって、回生エネルギ回収機能がない車とはちょっと違った動きをします。
顕著なのがアクセルオフにしたときの挙動で強いエンジンブレーキがかかっているかのような感覚になってしまうようです。
実はこれをこの車の故障やトラブルだと思ってしまう方多く、しばしばディーラーに持ち込まれることがあるそうです。
ディーラーに持ち込んでもこの症状は直ることはありません、なぜならそういう車だからです。
車の買い替えや処分を考える時は、あらかじめ自車の査定を忘れずに👇👇👇