トヨタ 車種別故障事例

MR-Sでよくある故障と修理費用

6速SMTに注意

MR-SにはSMT、シーケンシャルマニュアルトランスミッションという、いわゆるセミオートマチックトランスミッションが搭載されているのですが、実はその部分の欠陥を抱えています。
トヨタではそれをリコールとして扱っているようです

症状は変速が全くできないというものやエンジンがかかっても走り出すことができないなどというもの、その原因となるのはトランスミッション内部のシャフトの欠損で、そのシャフトの熱処理が不十分なために劣化などで折れてしまうようです。

対策としてトランスミッション内部の部品を対策品に交換することになりようです。

トランスミッション内部の部品交換となると通常ではかなりお金がかかることになるのですが、リコールですので当然ですが完全無料で行うことができます。

 

ステアリングの重さのムラ

MR-Sにはステアリングにトラブルを抱えるものが多いようです。

その症状は、ステアリングを回す時の重さが回している途中でころころ変わるというもので、普通に回している時に急に重たくなったり、その逆になったりとかなり操舵力にムラがあるようなのです。

通常ではこういった症状をステアリングラックの不調として、パワーステアリングをすべて交換することになるようですが、実はそこが悪いわけではありません。

その原因は何とステアリングのピニオンギヤを回すためにシャフトにつけられているユニバーサルジョイントやその上にあるスプラインが固着しているということです。

どうやらMR-Sは設計上、この部分に水分や汚れなどが付着しやすいようで、そのため錆が発生しやすいようです。

その錆によってユニバーサルジョイントやスプラインの動きが渋くなり、ステアリングシャフトの回転にムラが出るようです。

ディーラーではどのような修理方法をとるかわかりませんが、車の下に潜れる方であれば、オイルスプレーを買ってきて、それを吹き付けるだけでこの症状は改善されるようです。

 

突然のエンスト

MR-Sにはリコールとは全く別のトランスミッションの不具合があるようです。

症状は走行中に突然エンジンが止まってしまったり、減速中にスピードと共にエンジン回転数も落ちて、停止した時にエンジン停止してしまう、シフトレバーをSレンジに入れたとたんにエンジンが止まってしまうというものです。

これは完全にトランスミッションの制御トラブルであって、どうやらトランスミッション用のコンピュータや実際にトランスミッションを作動させるアクチュエーターに不具合があるようです。

修理としては、トランスミッションコントロールコンピュータとSMTアクチュエータを交換するようで、費用的には5万円以上かかってしまいます。

どちらもリビルト品や中古品などがありませんのですべてディーラーで行うことになります。

 

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エキゾーストマニホールドが割れる

MR-Sのエキゾーストマニホールドは相当品質が悪いようで街乗り程度の軽い運転でも長年乗り続けているとエキゾーストマニホールドにひびが入ってしまうようです。

エキゾーストマニホールドが割れると排ガスがエンジンルーム充満してしまい、時に前にあるキャビンにも入り込んできてしまうので早急な対策が必要となります。

エキゾーストマニホールドが割れた場合は、基本的には交換修理ということになり、新品部品で6万円程度の部品代と2万円ぐらいの工賃がかかります。

中古品もかなり出回っているのでそういったものを使えば1万万円程度で手に入れることができますが、程度が良くないとすぐに割れてしまうことが考えられるので避けた方がいいかもしれません。

準純正部品であるTRDのものや社外品などの新品や中古品を使うという手もあるかもしれません

 

O2センサーもネック

FF用のエンジンを無理やり狭いエンジンルームのおさめた形で作られたMR-S、エンジンルーム内の温度は通常の車よりもかなり高くなり、その温度によってエンジン回りのあちこちにトラブルを引き起こしているようです。

特に排気系まわりの電子部品が劣化が早いようでエキゾーストマニホールドにつけられているO2センサーもしばしば壊れるようです。

O2センサーが壊れると正常な燃料供給がされず、エンジンの不調や始動困難、エンジンチェックランプの点灯となりますのですぐにわかります。

もしこういった状況になったのならとりあえずO2センサーを疑ってみましょう。

O2センサーは新品部品で約32000円とかなり高いものですが、中古品であれば3000円ぐらいで手に入れることができます。
社外品も販売されており、6000円程度で手に入れることができるので無理して純正部品を使う必要はないかと思います。

 

アイドリングがハンチング

エンジンをかけ暖機運転している時に大きなハンチングを起こすようになったらそれはエアフローセンサーの故障です。

エアフローセンサーはエンジンの吸入量を測るもので、ここのデータを使ってECUが最適な燃料供給量を決めているので、おおもととなるデータが間違っている、あるいはまったく入ってこないという状態ではアイドリングすらまともに機能させることができないということです。

エアフローセンサーは車の部品の中で特に繊細な部分で、ここを直すのに中古部品の使用は避けなければなりません。
新品部品ですと5万円ぐらいしますがそれは仕方がないことでしょう。


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