トヨタ 車種別故障事例

ラッシュでよくある故障と修理費用

高度計が動かない

ラッシュはダイハツからOEM供給された車でも小型モデルとしては非常に珍しいSUVとなっている車です。

SUVらしくオフロード走行やアウトドアスポーツに適した車として作られているのですが、アクセサリーについても高度計などそれらしいものが付けられています。

実はその高度計がしばしば壊れるようです。

車につけられている高度計のほとんどは大気圧を使っているもので、多少誤差はあるものの山越えなどをしたり、山岳地帯に遊びに行くときちんと現在の高度を示してくれます。

しかし、中には高度が常に2800mを示すものもあり、誤差にしてはいささか大きすぎるような気がします。

実は高度計に不具合を持つものが多いようで、メーターパネルやセンサーを交換すると直るらしいです。

どちらも保証期間内であれば無償で交換してくれるようですが、不具合は高度計だけで他のメーター表示には一切関係ないようですので、それほど気にしなければそのまま使っていてもいいような気もしないでもありません。

あくまでもアクセサリーと考えてもいいでしょう。

 

キーフリーシステムの不具合

ラッシュにはキーフリーシステムというダイハツ製のスマートキーシステムが採用されていますが、時々このキーフリーシステムが機能しないことがあるようです。

電子カードキーを持っていればボタン一つで開錠することができ、キーを差さずしてエンジンをかけることができるのですが、調子が悪いときは両方機能しないことがあったり、ロックは解除してもイグニッション操作をすることができなかったり、そのまた逆も然りとかなりばらつきのある症状を示すようです。

この原因は電子カードキーから発信する電波を受け止める受信機に不具合があるようで、室内においても受信することができないことがあるようです。

対策としては受信機の交換ということになりますが、もちろんトヨタ側(ダイハツ側)の不手際ということで無償交換になっているようです。

 

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車体の傾き

ラッシュには新車の状態からかなり傾いている車が多いようです。

自動車は4カ所のサスペンションによってボディを支えているため完全に並行であるということではないのですが、ラッシュでは運転席側と助手席側で20㎜以上傾いているものがあるようなのです。

20mmといえばたった2センチですが、それが気になる方もいるはずです。

通常でサスペンションが馴染んでくると許容範囲内の差になることが多いのですがラッシュの場合はいくら時間がたっても直ることがないらしいです。

メーカーでは特にこれといった対策は取っていないようですが、ディーラーではコイルスプリングの交換をしてくれるようです。

それでも完全ではありませんが許容範囲内になるとのことです。

当然ですが何万キロも走ったものは該当しません。

あくまでもおろしたての新車の状態で、なおかつ目で見て傾きがわかるものについて行うものとなります。

 

1分で直せるAT故障

クロスオーバーSUV全盛の中で唯一小型SUVとして作られているのがこのラッシュです。

ラッシュはダイハツ製の車で品質的にもダイハツのものということになるようで、非常に原始的というかここ最近の複雑な故障事例とは全く違う単純なトラブルを起こすことが多いようです。

オートマチックトランスミッション周りのトラブルのその一つ、変速ショックの大きさとセレクターレバーにあるRレンジランプが消えるというものです。

これは電気的なトラブルであって何かの拍子にヒューズボックス内のIG/BACKのヒューズが切れたことによって起こっているようで、根本的な原因は不明ですが、修理としては数百円の7.5Aヒューズを差し替えるだけで見事に直ります。

 

純正ナビの不具合

トヨタの純正カーナビはどうやらどのモデルも不具合が多いようで、これは車がどうのこうのというのではなく、カーナビ自体の作りがいけないようです。

ラッシュに搭載されている純正カーナビもいきなり電源が落ちる、検索ができない、音が出ないなど様々な不具合が続出しているようで、ほとんどのものが一度は交換されているらしいです。

これも保証の一部であるため、保証期間内であれば当然無償交換ということになりますが、それを過ぎてしまった場合はもちろん有償ということになり、8万円以上もの修理費用が掛かってしまいます。

まだ保証期間内であるのであれば、不具合がなくても新しい対策品に交換してもらった方がいいでしょう。

 

ピストンに傷

ラッシュのエンジンはダイハツ製、ラッシュがOEMモデルということですので当たり前ですが、やはりダイハツは大きなエンジンを作ることが苦手なようで、エンジンづくりが苦手なトヨタですらそういったトラブルを起こすようなエンジンは作らないのにダイハツでは堂々と売り出してしまうようです。

症状はノッキングとは違うエンジンが動いている状態での異音、エンジンをかけてエンジンに耳を近づけるとガシャガシャいうような音が聞こえたらトラブル発生です。

原因はエンジンの潤滑がうまくいっていないことによるピストンとシリンダーの異常摩耗、ディーラーでエンジンを開けて、ピストンのスカート部に縦に傷が確認できたら間違いなくそこが異音の発生個所です。

この症状が出てしまうと大変です、エンジン乗せ換えまではいきませんが、ピストン周りとシリンダーブロックの交換が必要で、安く見積もっても35万円以上の修理費用が掛かってしまいます。

ここまでお金がかかるのであれば、むしろリビルト品のエンジンに乗せ換えた方が安く済むこともあります。

エンジンオイルの管理不行届きがこの症状の最大の原因です。


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