サスペンションの動きがうるさい
新車登録後1年ぐらいのものから、ちょっと荒れた道を走るとサスペンションからゴトゴトという音を立てるようになると聞きます。
荒れた路面ということはサスペンションの動きが激しくなった時に出るということになりますが、こういう症状が出る時はサスペンションがらみを疑うのが常套手段です。
プレマシーで多いのがまずショックアブソーバーの抜け、要するオイルシールの劣化によってショックアブソーバーのオイルが漏れてしまい気のが果たせない状態になっているもの。
もう一つはスタビライザーのブッシュが劣化して亀裂が入っているというもの。
これは音となって症状があらわれてくるので気が付きやすいものです。
どちらも部品交換以外に手段はありませんが、意外とお金がかからない部分であって、ショックアブソーバーは1本15000円ぐらい、スタビライザーのブッシュは全部で1万円ぐらいで揃いますので、あとはそれに1万円ぐらいの工賃を入れれば直すことができます。
キャビンからの異音
これは新車購入後すぐに表れることもある、いわゆる初期不良といっていいものです。
症状は走行中にセカンドシート近辺から振動にあわせてコトコトという音が聞こえてくるというものです。
コトコト音の音源はスライドドアから、スライドドア内側につけられているウィンドウ枠にガタがあり、外れやすくなっているのです。
完全に外れてしまうということではなく、ある意味宙ぶらりん状態になっているのでそれが暴れて、音を出しているということになります。
この症状をなくすにはこの部分を対策品に交換することによって行いますが、初期不良ですので無料で交換してくれるようです。
エンジンからキュルキュル音
このトラブルがプレマシーだけでなく、同じ時代に作られた車にもよく出ているものです。
だいたい50km/hから60km/hぐらいのスピードで走行中に加速しようとしてゆっくりとアクセルペダルを踏み込んでいくと、エンジンルームからキュルキュルという音が連続的に発生するというものです。
これはマツダの車に詳しい方の中では良く知られているベルトテンショナーの不具合によるトラブルで適切なベルトの張りを確保することができないため、ベルトが緩くなったり、きつくなったりして、ベルトが鳴くようになってしまうのです。
ここまで多いとマツダも知らんぷりはできないということで、ベルトテンショナーとベルトを無償で対策品に交換してくれるようです。
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ドアミラーが畳めない
プレマシーのドアミラーは電動格納式でスイッチ一つで簡単に畳むことができるようになっていますが、時々この機能が全く動かないというトラブルに見舞われることがあるようです。
他の車でもよくあることなのですが、プレマシーのものはかなり騒々しいようで、折りたたむためにスイッチを入れると折りたたまれる側のドアミラーは普通に折りたたまれるのですが、折りたたまれない方はドアミラーの中からモーターやギヤが回る音がけたたましくなったままになってしまうのです。
ドアミラーをたたむためにモーターが内蔵されているのですが、どうやらそのモーターが回りっぱなしになってしまうようです。
ドアミラーを取り外して中を開けてみるとなんとギヤが真っ二つ、これではいくらモーターが元気に回っても折りたたまれないはずです。
折りたたまれて初めてモーターもオフになるので、ずっと回り続けてしまうということらしいです。
修理はドアミラーごとそっくり交換となります。
部品代だけでも3万円ぐらい、それに工賃が加わって4万円ぐらいの費用が掛かってしまうでしょう。
ドアミラーは中古品も出回っており安価で手に入れることができます、しかし電動格納式ではないものもあるので購入するときはよく調べてからにしましょう。
エンジンが温まるとエンジンが止まる
アイドリングで悩む方が結構多いプレマシー、燃費性能を向上させるためにギリギリの燃調にしているために少しでも不具合があるとそれがエンジンストップに繋がってしまいます。
しかしそういったこととは全く違う原因でエンジンストップしてしまうこともあるようです。
エンジン始動直後はそういったことがないのだがある程度水温も上がりアイドルアップ状態がなくなってから起こるエンジンストップは厄介です。
よくあるのが二次エアの吸い込みによるアイドリングの不安定からエンジンストップに至るパターン、これはインテークマニホールドとシリンダーブロックのつなぎ目にあるガスケットが抜けることによって、そこから二次エアを擦っていたというものです。
だいたいこういった時にインテークマニホールドを外してみると一部が剥がれてしまっていることが多く、どうやら純正部品の耐久性が弱いようです。
修理はこのガスケットを入れ替えることによって行われますが、ガスケットを入れ替えるといってもインテークマニホールドの場合はかなり大変な作業になるため、部品代は3000円ぐらいで済むのですが工賃が2万円ぐらいかかってしまうことが多いようです。
エンジン始動直後のアイドリングの低さ
エンジン始動直後というのはエンジンはある意味不安定な状態となっているため、ECUはアイドルアップを行ってエンジンが止まらないように、また排ガス清浄効果を高めるために触媒がすぐに温まるような制御をします。
しかし、それなりに走行距離が進んだプレマシーではそのアイドルアップがきかずにアイドリングが安定しなかったり、ひどいときにはエンジンが止まってしまうこともあるようです。
この症状はアイドリングの回転数を直接制御するISCバルブのトラブル、スラッジがたまり機能を果たせなくなることが多々あるようです。
これを直すにはISCバルブを交換します。
ISCバルブが新品で2万円ぐらい、工賃で15000円ぐらいと35000円ぐらいの費用が掛かってしまうでしょう。
ISCバルブは中古品も出ていますが、トラブルになる原因が原因だけあって中古品は避けた方が無難です。
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