ホンダ 車種別故障事例

インスパイアでよくある故障と修理費用

リアカメラ内部の曇り

インスパイアは比較的大きなボディを持っており、後ろの視界も悪いことから純正のリヤビューモニターを付けている方も多いと思いますが、そのリヤビューモニター用のリヤカメラにどうやら不良品が多いようです。

その証がカメラのくもり、曇りというかカメラと魚眼レンズの間に水滴が入ってしまうというものです。

この部分というのはどんなものでも完全に密閉されており水がかかっても絶対に中に入らない仕組みになっているものですが、そこに水滴が付いてしまうということは密閉度がないということです。

どう見ても製品自体の不良が考えられるのですがホンダとしては交換するしか手はないようで、修理にも交換作業ということになるのですが、新しいカメラに変えても同じような症状が出てしまうようです。

交換自体は不良品ということで無償になることが多いのですが、これを境に車外に品に変えるという手もあります。

 

PGM-FI警告灯の点灯

UC1型インスパイアで比較的多くの方が経験していることにPGM-FI警告灯の点灯というものがあります。

一般的にいえばエンジンチェックランプの点灯ということになりますが、ECUがどこかの不具合を検知した時に点灯するものです。

今回のトラブルは、エンジンが冷えている時に2速から3速にシフトアップするときにギヤ抜けのように一瞬エンジン回転数が上がったり、キックダウンのタイミングが若干遅れたりというもの。

こういった症状ですとトランスミッションの不具合を疑いたくなりますが、インスパイアではスロットルワイヤーの固着による不具合であるようです。

要するにアクセルペダルや車からのなんらかの指令でエンジン回転数を上げようとした時にワイヤーの動きが悪いためそれがスムーズに行われなかったことによるトラブルということです。

改善にはスロットルワイヤーの交換ということになりますが、部品の安くそれほど手間のかからない作業ですので3000円ぐらいで済むと思います。

 

エンジンがかかりにくい

車のエンジンというのはある程度エンジンが温まっている状態に正常な動作をするように作られているのですが、インスパイアでは冷えている時には難なくエンジンがかかるが、エンジンが温まっている時にエンジンが始動しにくい、何秒もスターターモーターを回さなければならないという状況になる車が多いようです。

こうなる原因は燃料系のトラブル、燃料系といってもインジェクターや燃料ポンプなどではなく、燃料ポンプを駆動させる電気を制御する燃料ポンプリレーの不具合であることが多いようです。

根本的な原因は経年劣化ということなので、どこに非があるわけではありませんが、温度によってリレーの動きが良くなったり悪くなったりするのがそのトラブルの引き金になっているのです。

修理としては燃料ポンプリレーの交換ということになりますが、単なるリレーなので費用も2000円ぐらいで済みそうです。

 

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勘違いされやすいECUの学習機能

何かの理由があってバッテリーの端子を取り外すということもあるかと思いますが、その後バッテリーをつないでエンジンをかけた時にアイドリングの不安定やエンストを起こすという症状に悩まされることがあります。

実はこれはトラブルではなくECUの特性からくる一過性の症状です。

ECUは、車体から得たデータによってさまざまなものを学習する機能を持っています。

その一つがアイドリングであって、この車ではどのくらいのアクセル開度でどれくらいに燃料噴射量でどれくらいの点火時期でアイドリング回転数を保てるかというのを普段使っている時に学習します。

通常はこの学習データによって一定のアイドリング回転数を保つことできているのですが、残念なことに電源がたたれてしまうと学習データが消えてしまい、また一から学習しなおさなければならないのです。

その学習している状態がこのバッテリーをつないだ後のアイドリングの不安定です。

エンジンが止まってしまうことはほとんどありませんが、場合によってはエンストを起こしてしまうこともあるようです。

気にせずしばらく乗り続ければすぐにアイドリングが安定するようになりますので、安心してください。

ただしばらく乗っていてもアイドリングが安定しない場合は他のトラブルが起きている可能性がありますのでディーラーで調べてもらいましょう。

 

アコードと同じ症状

インスパイアにもアコードと全く同じパワーウィンドウのトラブルが起きているようです。

要するにサイドウィンドウがはめ込まれているガイドレールにつけられているゴムの枠が外れて浮いてしまい、それがガラスの上下運動の際に抵抗となり、パワーウィンドウモーターに負荷がかかることによって何かを挟み込んでしまったという判断がされ、モーターの動きを止めてしまったり、逆に開くような動作をとったりするというものです。

修理方法もアコードと全く同じで、ガイドレールとパワーウィンドウレギュレーターの交換となり、ドア一枚当たり2万円ぐらいと5000円ぐらいの工賃が掛かります。

修理費用を抑えたい方はリビルト品や社外品のパワーウィンドウレギュレーターを使えばかなり安くできます。

 

低速走行中でも出る警告

インスパイアでは街乗りレベルのスピードで走っている時に突如、メーターパネル内のインフォメーションディスプレイに「高速運転での走行を控えて下さい」と表示され、エンジンが止まってしまうということがあるようです。

何やら保護機能が働いたような症状ですが、スピードレンジの低い街乗りで更にエンジンにほとんど負荷が掛かっていない状態で乗っていたのにもかかわらず、この表示が出てしまうのはおかしい状態です。

この症状は完全に車側のトラブルであって、ECUのプログラムデータのバグであったことが分かっており、どうやら吸気量と燃料噴射量のデータを読み間違って判断してしまったようなのです。
この症状を直すにはECU内のデータを書き換えるだけでOKです。

費用もほとんど無料で行われることが多く、かかったとしても1000円ぐらいで済むのではないでしょう。


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