アイドリングが高い
Y51型フーガにおいて、しばしばアイドリングの回転数が高いという声を聴きます。
最近の車は燃費を向上させるためにアイドリングもかなりぎりぎりまで低いものとしていますが、フーガの中にはタコメーター読みで750rpmから800rpmを示す車があるようです。
フーガの正常なアイドリング回転数は650rpmとなっており、その差100rpmから150rpmほど高くなっているのです。
ここで考えられるのが吸気系のトラブルでセンサーやスロットルバルブの故障を考えてしまいますが、実はこの症状は故障でも何でもなく、いたって正常であるらしいです。
フーガのタコメーターは若干高めのエンジン回転数を示すように作られているようで、実際には650rpm出回っていても700rpm以上の回転数を示すのが普通らしいです。
これはメーターの誤差というよりしようということですので、例えメーターアッセンブリーを交換しても全く同じになります。
メーカー曰くタコメーターは目安でしかないようです。
ボンネットの傷
高いお金を払ってY51型フーガを買ったはいいが納車されたフーガのボンネットに傷ともつかないへこみともつかないようなものが付いていることが多いようです。
傷一つない状態で納車されなければならないのに結構な数のフーガに傷がついているのです。
実はこれは傷ではありません。
何と塗装工程において作業ミスがあり、それがこの傷のようなものを生み出しているようなのです。
傷のようなものが作られる原因はクリア塗装後の磨きが不十分であることらしく、表面に塗装のデコボコが残ったままになっており、それは光の加減で傷のように見えるのだそうです。
これは完全に初期不良ということでディーラーに申し出れば、無償で対策をとってくれます。
ただ、メーカーの塗装をする部門まで送り返して磨き直すので戻ってくるまでそれなりの時間がかかるようです。
ステアリングホイールの振動
Y50型の350GTでよくあるトラブルが、運転時ステアリングホイールにエンジン回転数に連動した振動が発生するというものです。
軽自動車や低価格車であればこんなものだろうとあきらめてしまいますがフーガぐらいの車格では許されないことです。
振動はステアリングホイールだけでなく、セレクターレバーでも感じることがあるようです。
この振動の正体はエアコンにつけられているヒーター管がエンジンの振動によって大きく振れることで、そのヒーター管によって振動が増幅されているのだそうです。
これを直すにはヒーター管の取り回しを直したり、それに伴って遮熱版を交換したり、エンジンマウントを更に硬いものに交換するなどの処置がとられます。
初期不良ですので基本的に無償修理ですが、保証期間が過ぎてしまっているものは10万円に満たないぐらいの修理費用を請求されることになります。
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フーガが故障!修理か?買い替えか?迷う…
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※故障してもいいと言う方は時間の無駄なので絶対見ないでください。
純正カーナビの故障
フーガに搭載されている純正カーナビはパナソニック製ですが、どうやらパナソニック製のカーナビと日産車とは相性が悪いようです。
フーガだけでなく他の日産車にもパナソニック製のものが採用されており、そちらでも交換する事態になっているようですが、フーガではDVDヘッドユニットの作りが悪いようでイジェクトボタンを押してもDVDが出てこなくなるよう現象が起きているようです。
これを直すにはDVDヘッドユニット自体の修理が必要で、ほとんどの場合なんだかんだ時間をかけて調べた割には新品交換となることが多いようです。
新品に交換するとなると18000円ぐらいの部品代と工賃が1万円ぐらいと合計28000円以上の費用が掛かります。
温風が顔にあたる
最近の車はほとんどがオートエアコンとなっており、設定温度さえ調整しておけば、風量から吹き出し口の選択まで自動で行ってくれるようになりました。
しかしフーガでは年式が古いモデルになるとエアコンの吹き出し口の切り替えができなくなるトラブル事例が出てくるようになります。
通常は温風は足元から、冷風は上から出ることが多いのですが、冬場でヒーターをガンガンに聞かせた状態でも上から温風が出てきてしまい、目が乾いてしまうようです。
この症状はエアコンユニット内にある風向き調整ユニットの故障で、吹き出し口の切り替えが物理的にできていないようなのです。
内部でリンクがはずれているという場合もありますがほとんどの場合はその風向き調整ユニットごとの交換となり、部品代9500円ぐらいと工賃が15000円ぐらいかかることになるようです。
突然のエンジン回転数異常
フーガではエンジントラブルも多く報告されています。
その症状は突然エンジン回転数が低くなったと思ったら、オーバーヒートの警告に始まり、VDCやABSの警告灯などが点灯し、最後はエンジンが止まってしまうといった具合です。
こういった状態はアクセルコントロールユニットの不具合で起こることが多いようで、このアクセルコントロールユニットの内部で故障が発生していることが考えられます。
これを直すには故障しているアクセルコントロールユニットを交換することになり、部品代と工賃あわせ3万円ぐらいに出費となります。
この部品は中古品も出回っていますが、電子部品ですし重要な部分でもありますので、安いからといって中古部品を使うのは止めた方がいいでしょう。
車の買い替えや処分を考える時は、あらかじめ自車の査定を忘れずに👇👇👇
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