エンジンストールやアイドリング不調
U30型プレサージュではそれほど距離を乗っているわけではない、年式もそれほど進んでいないというものでもいきなりエンジンが止まってしまったり、アイドリングが不安定になってしまうというトラブル事例があります。
いろいろな可能性があるのですが、どの事例もたった一つのセンサーを交換することによって簡単に直ってしまうようです。
そのセンサーというのはクランク角センサーというものです。
このセンサーはクランクの角度と回転数を検知するもので、タコメーターのエンジン回転表示やECUへ回転数信号を送るのに不可欠なものです。
日産の車はこのセンサーに脆弱性があるようで他のモデルでもここが壊れたことによるトラブルが絶えないようです。
修理はこのクランク角センサーを新しいものに交換するだけとなり、費用も8000円前後の部品代と工賃が5000円程度かかる見込みです。
ディーゼルエンジンならではのトラブル
初代モデルとなるU30型プレサージュにはYD25型と呼ばれるディーゼルエンジンモデルがありました。
このディーゼルエンジンモデルでここ最近多くなってきているトラブルが高負荷時のエンジン不調です。
アクセルペダルを踏んでもパワーが出ない、アイドリングも不安定、しまいには突然のエンジンストップなどエンジン関連のトラブルがたくさん出ています。
これはディーゼルエンジンならではのトラブルである燃料フィルターのつまりによって燃料が正常に流れてくれないということが原因であることが多く、フィルターの交換によって、元気を取り戻すということが多いようです。
燃料フィルターは純正でも5000円程度、社外品でも3000円程度と比較的安い金額で手に入れることができます。
ただ交換作業には軽油が漏れるということがありますのでプロの手によって行った方がいいと思います。
、フロントサスペンションがフワフワする
プレサージュを運転していて、フロントサスペンションがフワフワするような動きをするようになったら、フロントサスペンションのショックアブソーバーの抜けを疑いましょう。
プレサージュはかなりフロントヘビーな車でフロントサスペンションにかかる負担は半端ではありません。
そのため、U31型であってもフロントサスペンションにつけられているストラットが抜けるというトラブルが発生しやすいのです。
交換はストラットだけになり、コイルスプリングはそのまま使えますので部品代も左右で8万円ほどで収まりますが、工賃が1万円ぐらいかかりますので9万円から10万円ぐらいの予算を見積もっておいた方がいいでしょう。
「修理か?買い替えか?どっちが正解なの??」
プレサージュが故障!修理か?買い替えか?迷う…
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※故障してもいいと言う方は時間の無駄なので絶対見ないでください。
オイル漏れの定番個所
プレサージュにおいて、オイルが漏れているということで入庫してくる車のほとんどがこの部分からのオイル漏れであるようです。
その部分がオイルプレッシャースイッチというセンサーの取り付け部です。
取り付け部からのオイル漏れやオイルにじみということですので、オイルプレッシャースイッチ自体は全く問題ありません。
従って、修理にかかる費用も数百円のガスケットと工賃だけということになります。
ただ、ディーラーで修理をしてもまた再発することが多いようですので、まめなチェックを欠かさないようにしましょう。
タイヤからゴロゴロ
重量級の大型ミニバンはやはり足回りにかかる負担が大きいようで、プレサージュにおいても走るとタイヤの当たりからゴロゴロといった音や振動を感じるようになることが多いようです。
ゴロゴロという音はスピードにあわせて変化するようですので、ハブベアリングあたりかなり怪しいと思われます。
ハブベアリングはそう簡単に壊れるようなものではないのですが、重量が重たく負担がかかるような車の場合では意外と短期間で油切れや焼き付きなどを起こしてしまうようです。
プレサージュの場合ではこのハブベアリングを交換するとなると1カ所につき3万円ぐらいの部品代がかかります。
それに工賃などを加えると1か所で4万円ぐらい、前輪を交換するとなると15万円ぐらいかかってしまいますが、このまま放っておくと動きが悪くなった金属部品を無理やり動かすことになり、その際に発生した摩擦熱によって発火の恐れもあるので、お金がかかってもできるだけ早めに交換した方がいいと思います。
中古部品も出回っており、1万円以下で手に入れることができますが、ガタが多くなっているものが多いので、品選びが重要になります。
冷却水の温度がどんどん上がってしまう
プレサージュは急いで作られた車であるせいか俗にいうマイナートラブル的なトラブルが多発しています。
その一つが冷却系のトラブルで少しでも気温高い時や長時間渋滞にはまった時など水温計がどんどん上がっていき、オーバーヒート寸前になることもある重大なトラブルです。
原因はウォーターポンプの不良で、ベアリングの固着によって冷却水を十分に循環させることができなくなることから冷却水の温度がどんどん上がってしまうようです。
ウォーターポンプのトラブルはどんな場合で交換修理が基本です、従ってウォーターポンプの部品代として4万円ほどと冷却水代1000円ぐらい、そして工賃が5000円ぐらいかかることになります。
ウォーターポンプはリビルト品や社外品などがあり半額ぐらいで入れることができますし、中古品であれば数千円台で購入することができるので、部品代に関しては節約することができますが、エア抜きなど時間や手間のかかる作業が伴いますので工賃は安くならないと思われます。
車の買い替えや処分を考える時は、あらかじめ自車の査定を忘れずに👇👇👇
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