フロントタイヤから焦げ臭いにおい
B30型ラフェスタでよく起こるトラブルに窓を開けて走行中に焦げ臭いにおいが入ってくるというものがあります。
オイルが焦げるようなにおいがして、更に「キーキー」や「ゴーゴー」という音が聞こえる時があるというもの。
こうなる原因はフロントアクスルにつけられているハブペアリングの潤滑不足や固着が原因となります。
ハブベアリングはタイヤの回転を支えるベアリングで、劣化によって動作不良を起こすのです。
修理はこのハブベアリングを交換することになり、両側14300円の部品代と2万程度の工賃がかかります。 定期的に交換することが望ましい部分ですのでこれを機会に片側ではなく両側交換しておきましょう。
ラフェスタでよくあるオーバーヒート
B30型ラフェスタには、他の車よりも多いトラブルがあります。
それがオーバーヒート、エンジンの発熱を冷却しきれない時になるものですが、もう一つの理由として冷却水の漏れがあります。
ラフェスタではこの冷却水の漏れが多く、その延長線上としてオーバーヒートを引き起こしてしますようです。
冷却水の漏れの原因はラジエーターのホースを取り付けるパイプが樹脂製となっており、それが熱や経年劣化などによって割れることが多いのです。
となると、このパイプ部だけを交換すればいいということになるのですが、実はこのパイプは取り外しができない構造となっており、交換するにもラジエーターごと交換しなければならないのです。
そうなるとやはり部品代が高くなってしまいますが、かといってこのままということにはできませんので、ラジエーターごとそっくり交換ということになります。
部品代として純正パーツで3万円代、社外品で25000円ぐらい、それに冷却水も入れ替えなければならないのでその費用が3000円ぐらい、工賃で15000円ぐらいとそれなりの金額がかかってしまうことでしょう。
日産のCVTならではトラブル・故障
ラフェスタには、エクストロニックCVTという無段変速機が搭載されているわけですが、このトランスミッションはトラブルが多いので有名なもので、ラフェスタでも走っている時に急に減速してしまう、逆にアクセルペダルを踏んでもエンジン回転数だけ上がって加速しない、定速走行中でもぎくしゃくするという事例が多く報告されています。
この症状が出たらもうあきらめなければなりません。
何故なら有効な対象方法は、CVTの乗せ換えしかないからです。
CVTの乗せ換えとなれば部品代だけでも30万円は下りませんし、工賃だって数万円もかかってしまいます。
そして更に修理に時間がかかることになり、ユーザー側にだいぶ負担がかかってくるでしょう。
CVTには中古品やリビルト品などが出回っており、少しでも費用を抑えようとそういったものを使う方もいますが、日産のCVTの場合は新品でも不安材料ですので、更に不安になる部品は使わない方がいいでしょう。
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エンジン回転数が高いまま
ラフェスタには気を付けなければならないトラブル事例があります。
それは運転中にエンジン回転数が下がらなくなるというもので、アクセルペダルを放しても減速することがなく、慌ててブレーキペダルを踏むなんてことがよくあるようです。
停止してセレクターレバーをPレンジに入れてもエンジン回転数は2000rpm程度で止まってしまい、 いっこうにアイドリングの回転数にならないといった状態です。
こういった症状になってしまうのはアクセルポジションセンサーの異常で、ECUが正常にアクセルペダルの踏みこみ量を検知していないようです。
修理にはこのセンサーを交換することになり、純正新品部品代として15000円ぐらいのお金が必要になってしまいますが、 社外品であれば5000円ぐらいで手に入れることができますのでそちらを使えば安く済ますことができるでしょう。
フロア下からカタカタ聞こえたら
ラフェスタのマフラーには遮熱板を兼ねたカバーが付けられているのですが、どうやら生産ライン上でその取りつけが甘かったようで、中にはそれが走行中にはずれてしまうことがあるようです。
外れてしまえば、場合によっては大惨事を引き起こしてしまうため、そうならないようにしたいものです。
マフラーカバーが外れてしまう前に必ず前兆があります、 それがフロア下から聞こえるカタカタとかガタガタといったような、車の振動にあわせてなる音です。
この時の状態はカバーを固定しているボルトが緩んだ状態で、 その時にカバーが暴れて賑やかな音を発生させているのです。
この音が聞こえるようになったら下まわりを点検して緩んでいるボルトが見つかったら増し締めするかディーラーに駆け込みましょう。
もしすでに取れている状態となってしまったら新しいカバーを付けるしかなく、部品代2000円ぐらい工賃1000円ぐらいの費用が必要になります。
スピードが上がらない
ラフェスタにはCVTが採用されており、そのCVTが数々のトラブルを起こしているのですが、CVTが直接悪さをしているわけではないが、それに近い症状を示すトラブルも多々あるようです。
停止状態から発進する時にエンジン回転数は上がっているものの一向にスピードが上がっていかないというトラブルですが、これも一見あの噂のCVTトラブルか!などと思ってしまいがちですが、どうやらそうではなく、ミッションケースにつけられている車速センサーの故障によって、ECUに正確なスピード信号が伝わっていないことから引き起こされているようなのです。
正確なスピードがわからなければCVTも正しい変速動作をすることも出来ません。
これには車速センサーの交換が必要になり、22000円ぐらいの部品代と1万円ぐらいの工賃が掛かります。
リビルト品などはほとんどありませんので安く仕上げたいのであれば5000円ぐらいの状態の良い中古パーツを見つける必要があります。
とは言え、何度も続く故障や高額な修理費は精神衛生上良くありませんので買い替えという選択も考えて行くべきです。。。
車の買い替えや処分を考える時は、あらかじめ自車の査定を忘れずに👇👇👇
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