燃料が満タンにならない
ディアリスには燃料タンクの残量表示にトラブルを抱えるものが多いようです。
燃料残量計を見ると1/4以上残っているような表示になっているのに実際に給油してみると燃料タンクの容量にかなり近い量を給油することができる・・・、要するに燃料残量計の表示とガソリンの量に大きな差が生まれているということです。
これは明らかに燃料タンク内のセンサー故障であって、このセンサーを交換することによって直すことができます。
修理にかかる費用は部品代として8000円ぐらいと工賃が5000円ぐらい、センサーの交換作業自体はそれほど難しい作業ではありませんが、危険が伴うのでお金をかけてでもディーラーで行ってもらった方がいいでしょう。
塗装の浮き
デュアリスオーナーからよく聞くのが、納車直後に気づく塗装の浮きです。
ちょうど軽いやけどを負って水ぶくれができたような形でボディのペイントが浮いているように見えるというものです。
これはほとんどの場合、ペイントの最終工程であるクリア塗装が不十分で、それによって塗装が浮いてしまうというもので、初期不良ということで無償で再塗装してもらうことになります。
こうなる原因はデュアリスが国内生産でないということが大きく影響しています。
実はディアリスは国産車として販売されていますが、実は日産のイギリス工場で作られている車を逆輸入しており、生産工程におけるクオリティもイギリスのものなのです。
日本のクオリティとイギリスのクオリティには大きな差があるためこういったことがよく起こってしまうようです。
ハイフラ状態
デュアリスにおいてウィンカーがやたらと早い点滅をするというトラブルが続出しているようです。
こうなる条件はウィンカーを付けてブレーキを踏んだ時で、ブレーキを放すと通常のスピードに戻るというもの。
更にその時に後ろのウィンカーとブレーキランプの光量がかなり暗くなってしまうというものも併発することがあるようです。
これはどうやらイギリスで作られていることが原因になっているようで、ドイツ製の電球とハーネスを使っているということが理由なのだそうです。
生産国によって作りが多少違うのはわかりますが、イギリス仕様と日本仕様でそれほど配線に違いがあるとは思えません。
ただ実際には日本で作られた電球やハーネスなどに交換すれば直るようで、無償で交換してくれるのですが、なんとも納得のいかないトラブルです。
簡単に壊れるエアコン
デュアリスは日本向けに作られている車ではなく、ヨーロッパ向けに作った車を日本に持ち込んだといってもいい車です。
従って何もかもがすべてヨーロッパ志向で、トラブルもヨーロッパ仕込みのものを持っているようです。
よくあるのがエアコンコンプレッサーのトラブル、これは国内向けの車でもよくあることなのですが、国内向けのものはそれこそ何万キロも走っていたり年式も古くなってきたりとこういった故障が起きても仕方がないと思えるような車であることが多いのですが、デュアリスの場合は最初の車検を迎える前に故障することが多く、それもコンプレッサーが完全に焼き付いてしまうという構造的な故障となることが多いようなのです。
ただ単に焼き付きを起こして、10万円かけてエアコンコンプレッサーの交換をするだけで直ってしまうならいいのですが、破片が配管内に入り込んでしまうとその倍以上費用をかけてエアコン周り部品をすべて交換しなければなりません。
デュアリスにおいて少しでもエアコンに不具合を感じたらすぐにディーラーに持ち込んで点検してもらいましょう。
「修理か?買い替えか?どっちが正解なの??」
デュアリスが故障!修理か?買い替えか?迷う…
その問題の正解を詳しく教えます。
※故障してもいいと言う方は時間の無駄なので絶対見ないでください。
ドアミラーに振動
自動車はエンジンを搭載しており、多少なりとも振動を感じるものですが、ドアミラーに映る鏡像がぶるぶるふる震えるほどの振動はもはや異常です。
デュアリスではこの症状を持つものが結構あるようで、ディーラーにも良く持ち込まれているようです。
原因はエンジンとトランスミッションを支えるマウント類の硬化で、エンジンの振動を吸収しきれていないようです。
デュアリスはエンジン横置きのFFベースですのでトランスミッションからも大きな振動を受けることがあるのでエンジンマウントだけでなく、ミッションマウントも同時に新しいものに交換する必要があります。
エンジンマウントやミッションマウント自体は1つ4000円もしないものですのでそれほど部品代はかかりませんが、エンジンやトランスミッションを一度浮かせた形にして付け替え作業をするので工賃がかなりかかります。
5万円ぐらいは覚悟しておいた方がいいでしょう。
2008年式限定トラブル?
デュアリスは2007年から2014年まで発売されていた車ですがその内なぜか2008年式あたりのものだけに多く出るトラブルというか不具合があります。
それが本革巻きステアリングホイールの表皮の剥がれです。
特に手荒に扱ったわけでもなく、汚い手で運転していたわけでも似ないのに、本革の表面が剥げてきた利、本革自体が浮いてきてその中に空気が入ってきて水ぶくれのようになったりするようです。
気にしなければ気にならないことですが、他の車では長年乗り続けていなければそういったことがないのに対して、新車から数年でこういった症状が出てしまった方もいるのでは完全に不具合といっていいでしょう。
保証期間内であれば無償交換ということになっていたでしょうが、現在はそれも無理ですので25000円ぐらいかけて交換することになりようです。
純正にこだわらないのであればMOMOやNARDIなどに交換するという手もあります。
車の買い替えや処分を考える時は、あらかじめ自車の査定を忘れずに👇👇👇
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