スバル 車種別故障事例

トレジアでよくある故障と修理費用

ウォーターポンプの故障でオーバーヒート

ヴィッツベースのトールワゴン、ラクティスと同じ車とあるトレジアですが、もともとのモデルがトヨタの車であることから非常にたくさんのトラブルが発生しています。

その1つがウォーターポンプの故障です。
故障の発見に至った症状は何と音、エンジンを掛けるとエンジンルームからガラガラといったような音がエンジンの回転数にあわせて音階を変えて聞こえてきます。

そして冷却水の温度が急に高くなり、冷却水の警告灯が点灯している割には暖房を入れても暖かい空気が全く出てこないといった始末です。

ウォーターポンプはエンジンのまわりやラジエーターなどに入れられている冷却水を循環させるためのもので、オルタネーターと同じベルトで駆動されています。

エンジンの冷却は冷却水がエンジンブロック内に設けているウォータージャケット内を通過することで熱が冷却水に移動し、その熱を保った冷却水をラジエーターまで運び、走行風やラジエーターファンで作られた風で冷やされて放熱したうえでまたエンジン周りに戻ってくるというサイクルを刻みます。

エンジンの冷却というと冷却水の質や量、ラジエーターの性能などが問われますがウォーターポンプで作る冷却水の流れも侮ってはいけません。

トレジアに搭載されている1NR-FE型エンジンはトヨタ車のいろいろなモデルに搭載されている汎用エンジンですが、他のモデルでもウォーターポンプの故障によるトラブルがたくさん出ています。
原因はウォーターポンプ自体の作りが悪いことで、作りが悪くなっている原因は過度なコスト削減以外に理由はありません。

コスト削減をするばかりにウォーターポンプの軸を支えるベアリングの質が悪く摩耗が激しく、1万キロぐらいからガタが出始め、更に走行距離が進むとそのガタが更に大きくなり、ウォーターポンプのプロペラが外側のハウジングにぶつかるぐらいにあばれるようになり、ぶつかった時に大きな音を立てるようになります。

これがエンジンルームから聞こえてくるガラガラ音の正体です。
そしてそれだけ激しく軸がぶれて回るようであれば、そのウォーターポンプの本来の吐出量を持っているはずがなく、冷却水の流れも悪くなりますので適切な放熱をすることができず、冷却水の温度も上がり気味となり、オーバーヒートを起こして住まうのも当然しょう。

ただ一つだけ腑に落ちないのがヒーターが効かないという点です。
オーバーヒートするぐらいまで冷却水の水温が上がっているのであれば、その冷却水の温度を利用して機能しているヒーター機能が効かないのはおかしいということになりますが、実はこれもウォー

ターポンプの吐出量がていかしていることでおこっていることで、ヒーターコアまで導いている冷却水の流れが滞り、熱くなった冷却水が流れてこなくなることから、本線の冷却水はチンチンに熱くなっていてもヒーターコアは冷たくなってしまうのです。

これくらいに状態ともなると明らかにパワーダウンを感じるようになりますし、ウォーターポンプの軸の部分から冷却水が漏れて水蒸気として舞い上がっているはずですのですぐにわかるでしょう。
さて修理ですがオーバーヒートほどどの時点まで症状が進んだのかということで修理費用が大きく変わるものはありません。

軽症であれば、ウォーターポンプ、プーリー、ベルトの交換とそれらの工賃でだいたい3万円ぐらいで直すことができますがひどい場合になりますとエンジンブロックのひずみができてしまうことからエンジンブロックやピストンなどを交換しなければならないこともありますし20万円ぐらいかけてエンジンのの世界をしなければならないこともあります・・・とここまでは一般論です。

ではトレジアではどうかというと1.3リッターエンジンモデル、1.5リッターエンジンモデルどちらにしてもトヨタのコスト削減策下で作られたエンジンですのでちょっとでもオーバーヒート気味になっただけでエンジンブロックなどに歪みができたり、ガスケットが抜けてしまうことが多いのでそのほとんどがエンジン載せ替えか、それに近いオーバーホールをしなければなりません。

 

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1NR-FEエンジン定番のトラブル:アイドリングストップ後の復帰ができない

トレジアには1.3リッターエンジンを搭載したモデルと1.5リッターエンジンを搭載したモデルがありますが、1.3リッターエンジンモデルにはあの悪名高い1NR-FE型エンジンが搭載されています。

このエンジンはトヨタのコンパクトカーでは主力エンジンとなっていて非常にたくさんのモデルに搭載されているのですが、とにかくトラブルが多すぎるエンジンとして有名です。

症状は様々ですがどれも共通の原因として言えるのがコスト削減によって相当を手を抜いて作られているということです。

まずエンジンの生産ですがトヨタのエンジンとしていますが実際にはダイハツの開発・設計で生産もダイハツで行われています。

一部の部品は中国製でクリアランスのクオリティはバラバラで、使われている鉄やアルミの材質の安いものを使っているので、温度管理をきちんと行わないと簡単にエンジンブロックやクランクケースなどが変形してしまい、エンジンブローを引き起こしてしまいます。

とにかく作りが雑で設計も簡易とされているので、長い期間乗るような車には使うことは難しいでしょう。

こんな1NR-FE型のトラブルのひとつがアイドリングストップ後の復帰ができないというものです。

これはサービスキャンペーンとして発表されていますので、症状が出た場合は無償修理となりますが、信号待ちなどで停止した時にアイドリングストップが機能してエンジンがストップするまではいいのですが、エンジン回転数が0rpmになる前にブレーキペダルを放してエンジン再始動状態としてしまうとエンジンが掛からなかったり、かかってもすぐに止まってしまうことがあるというものです。

直接的な原因はエンジンの作りが悪いことですが、そのエンジンに無理やりアイドリングストップ機構をつけて、エンジンの質の悪さをリカバリーするように組んだ制御プログラムにバグがあったため、こういった症状が出てしまうようです。

修理としてはECU内の制御プログラムを新しいものに書き換えるだけとなります。

 

1NR-FEエンジン定番のトラブル:カーボンの蓄積

これもトレジアの1.3リッターエンジンモデルに搭載されている1NR-FEエンジンでよくあるトラブルで症状が出た場合は無償修理を受けることができるようです。

症状としては、エンジンが冷えている状態でエンジンを掛けるとエンジン本体からカタカタといったエンジン回転数と同調した異音が出るというものです。

この音はエンジンが冷えている時だけしか出ないため、ディーラーに持ち込んでも再現することがなかなかむずしいのですが確かにかなり気になる音が聞こえてきます。

原因はシリンダーや燃焼室内に大量に付着するカーボンでそのカーボンが蓄積して層をなしてこびりつくことから、ピストンのヘッド部分と燃焼室内に付着したカーボンがぶつかることで音が出てしまうようです。

エンジンが冷えている時だけ音がするのはエンジンが冷えているとカーボンの層が硬くなるため音が出やすくなるようです。

カーボンが出やすいのはトヨタがこのエンジンの燃費性能を高めて、バンバン売ろうとしたからで、燃費性能をよくするためにギリギリの薄い混合気をつかっていたことからカーボンが発生しやすい状況になってしまったのです。

販売面が技術面を超えてしまったことを象徴するかののようなトラブルです。

修理は、すべて無償でエンジン内部のクリーニングと少し濃いめのガソリンが出る制御プログラムへの書き換えを行います。


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