アクティブトップが動かない
初代コペンにおいて、電動式のアクティブトップが開かなくなる、閉じなくなるというトラブルが祖駆出しています。
コペンのアクティブトップは電動式油圧ポンプによる油圧によって作動するもので、原因としては油圧ポンプと電気系の2つが疑われます。
どちらもそれなりにトラブルというものが出ているのですが、一番多いのが油圧ポンプを回す電気モーターのトラブルです。
なにやら負担がかかりすぎると電動ポンプを回すためにギヤが壊れてしまい電気モーターが空転してしまうらしく、モーター回っても油圧が作られない状態になるらしいです。
修理には油圧ポンプごとそっくり交換しなければならないようで、部品代として4万円前後、工賃として25000円ほどかかるようです。
オープン時に三角窓が下がらない
コペンには運転席用、助手席用サイドウィンドウの他にリヤクウォーターウィンドウ、いわゆる三角窓が付けられています。
このウィンドウもパワーウィンドウとなっており、自由に開閉することができるのですが、稀にオープン状態の時にこのリヤクウォーターウィンドウだけ動かなくなることがあります。
いろいろ調べてもウィンドウの開閉機構には全く故障個所はないことが多いのですが、実はこの症状を引き起こしているのはECUなのです。
リヤクウォーターウィンドウには一応学習機能なるものがあるようで、それが間違った学習をしてしまうとこういった症状になってしまう様です。
これを直すにはECUの学習をリセットしなければなりません。
一番いいのはディーラーでリセットしてもらうことで、わずかな工賃だけ短時間で行ってくれます。
エンジンルームからの異音
コペンにおいて走行中にエアコンをつけているとキーンという高周波の音がするという症状が出ることがあります。
オープンモデルのコペンだからこそこういった音は気になります。
症状的にエアコンをつけている時だけということですので、エアコン関連のトラブルであることは間違いないようです、それにキーンという音は何かが回転している時の音ですので、原因はエアコン関連の回転する部分ということがわかります。
エアコンコンプレッサー、ブロアモーター、この2つがあるのですが、風量にあわせて音が変わるということからするとどうやらブロアモーターのトラブルであることに間違いないようです。
コペンのブロアモーターはどういうわけかベアリングが固着しやすいようで、こういった症状がよく出るそうです。
修理はブロアモーターの交換、工賃込みで2万円の出費となります。
2本出しがシングルマフラーへ
コペンは軽自動車ながら左右2本出しのマフラーを持っていますが、保管状況や走る道路によってシングルマフラーになってしまうことがあるようです。
要するにマフラーが錆びて折れてしまうということです。
ノーマルマフラーはフロア下で2本に分かれるような形となっているのですが、このうち右側、運転席側のものの根っこがさびやすいようで、気が付かないうちに穴が開き、最近音がうるさくなったと思っているうちに折れてしまうということがよくあるようです。
経年劣化とは言え少々早すぎますが、ボディにも錆が出やすいダイハツ車ですからマフラーが錆落ちても何ら不思議ではないでしょう。
修理はマフラーを交換することによって行いますがテールパイプだけの交換となるため純正の新品部品でも2万円ぐらいで交換することができます。
中古品でもよく出回っているのでそれを使って自分で交換すれば1万円以下で直すこともできます。
冷却水漏れが多い
ダイハツの作る車には樹脂とアルミの2つの素材を使ったラジエーターが使われることが多いのですが、初代コペンにも同様のものが採用されています。
しかし、熱が加わる部分に樹脂を用いるというのは少々無理があるようで、特にエンジンを回して高温になりやすいコペンではしばしばそこから冷却水漏れを起こしてしまうことが多くなっています。
特に多いのがラジエーターホースをつなぐ部分で振動によって割れてしまい、そこから冷却水がダラダラ漏れてしまうことがよくあるのです。
これにはオール金属製の対策品が出ており、ラジエーターからの冷却水漏れでディーラーに持ち込むとこの対策品に交換されることになります。
費用は対策品と冷却水、エア抜きや取り付けなどの工賃を含めて1万円以下で済むようです。
エンジンオイル漏れからのタービンブロー
ターボエンジンにとってエンジンオイルはとても大切なもので、これがないと簡単に壊れてしまいます。
コペンではこのエンジンオイルが漏れてしまうというトラブルがかなり多いらしく、気が付けばすぐに対処することができ、大事にはならないのですが、メンテナンスを怠り気が付かない場合は大変なことになります。
エンジン自体がやられる前にまずタービンが先にやられます。
タービンがブローして変な音がし煙を吐いて走るようになって初めて気が付くといった方も多く、そういった車のほとんどがオイルレベルゲージの一番下ぐらいまでしかエンジンオイルが入っていないようです。
エンジンまで被害が及んでいないのであれば10万円ぐらいでタービンを交換することで直すことができます。
リビルト品や中古品も出ているようで、リビルト品であれば5万円ぐらい、中古品であれば3万円ぐらいで直すことができるようです。
車の買い替えや処分を考える時は、あらかじめ自車の査定を忘れずに👇👇👇