エアコンから風が出てこない
GA3W型RVRにかなり頻発するトラブル、それがエアコンの風が出なくなるというものです。
これはいきなりなるのではなく、風量がだんだん弱くなっていき、しまいに止まってしまうという感じで発生するのですが、実は三菱からリコールが提出されているようです。
原因はエアコンの風を作り出すブロアモーターの精度が悪く、モーターのシャフトと受け側の位置がずれており、それによってフロアーファンが回らなくなってしまうというものです。
対策としてはブロアモーターごとそっくり交換になりますが、リコールですので当然ですがすべて無償となります。
雨漏りがする
初代モデルのN系RVRには運転席と助手席の上のルーフを全開にできるオープンギヤというモデルがありましたが、そのオープンギヤでかなり多くの方が経験しているのがルーフからの雨漏りです。
さすがに1990年代の序盤から中盤にかけて作られた古い車ですのでこういったところにそろそろ劣化が見え始めるようです。
原因も雨水侵入を防ぐためにつけられているゴム製ウェザーストリップの劣化による硬化で、ゴムの柔軟性と密着性がなくなったことによって、雨が降ったり洗車などをして大量の水などをかけてしまうとキャビン中に水が入ってきてしまうというものです。
ドバっとルーフから流れてくるのであればすぐに気が付くのですが、だいたいの場合は周りの部分に回ってくるので発見が遅れることが多いようです。
修理としてはそのウェザーストリップをそっくり交換することになり、費用としても1万円もかかりませんが、年式が古いため純正パーツがあまりないため、パーツ探しに少々時間がかかってしまうでしょう。
ベルトが外れる
初代モデル・2代目モデルの4G63型2リッターターボエンジンを搭載しているモデルに多発しているのがエンジンのベルトはずれです。
これはベルトを駆動するクランクプーリーのゴムダンパーがプーリーから剥がれ落ちてしまうためで、剥がれ落ちるのと同時にベルトも外れてしまい、オルタネーターやウォーターポンプなども停止しそれによって、発電不良やオーバーヒートなどを引き起こしてしまうというものです。
修理は対策品のクランクプーリーに交換することによって行われますが、大変重要な部分だけに他にも悪影響を及ぼしている可能性もあるため、そういったところも含めて直す場合には5万円以上の修理費用が掛かってしまうこともあります。
ちなみにクランクプーリーの交換とベルトをかける作業で15000円ぐらいかかるようです。
RVRらしい使い方で起こるトラブル
先代RVRは普通のワゴン車ではなく、クロスオーバーSUVに近い車でオフロードを意識したつくりとなっていたため、雪道を走ることが多い方に人気があったモデルでした。
そのためかこの車では、凍結防止剤などの影響をうけて下まわりの傷みがひどいものが多く、走行中にマフラーが錆落ちるなどということも起きているようです。
よく錆びるのはセンターマフラー、いわゆるタイコの前後にある付け根の部分でそこから錆が広がり、最終的にはそこからぽっきり折れてしまうということになるようです。
折れてしまったら新しいものに交換するしかありません。
新品部品を使って修理すると32000円ぐらいの部品代と8000円ぐらいの工賃が掛かります。
ただ、年式的に新品部品を手に入れることが難しくなり、ディーラーでも中古部品を使うようになってきているようで、それですと部品代が1万円ぐらいとなり、修理費用をかなり安くおさめることができるようです。
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マニュアルトランスミッションの損傷
先代RVRまでにはマニュアルトランスミッションモデルがありましたが、そのモデルにおいて走行距離が進んだものに多く出ているトラブルがあります。
それがギヤ抜け、走行中にいきなりギヤが抜けてしまい、動力を伝えることができなくなるというものです。
そうなってもクラッチを踏んでまだシフトレバーを操作すればまた走ることができるのですが、突然なるためかなりびっくりしてしまうようです。
悲しいことにこの症状が出る頻度がどんどん増えていくようでその内シフトレバーを抑えてながらでないと走れなくなってしまうのです。
こうなる原因はミッション内部にあるギヤのベアリングが破損してしまうというもので、部分的に直すというよりもトランスミッションごとそっくり交換しなければならないといったような大規模な故障となるようです。
しかし、新品部品を用意するのも年式的に難しいことになるため主にリビルト品や中古品を使って直すことになります。
費用は、リビルト品で8万円ぐらい、中古品で3万円ぐらいでトランスミッションを手に入れることができ、それに工賃として5万円ほど加算することになります。
ブレーキが常に鳴く
RVRでよくあるのがブレーキをかけていないのに常にブレーキがキーキーといった音を立てるとか、やたらとブレーキパッドの片側だけの減りが早いといったトラブルです。
これはブレーキキャリパーを支えるシャフトはブレーキダストや汚れなどで固着してしまった場合に起こるものでフローティングキャリパーが固定されてしまい、片側のブレーキパッドが常にディスクローターにあたってしまうようなのです。
修理はキャリパーの分解清掃とグリスの塗布で行うことになり、工賃1万円ぐらいで直すことができるようです。
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