アイドリングストップが逆動作
フォレスターに今でも原因が分かっておらず、これといった対策も取られていないトラブルというものがあります。
それはアイドリングストップ機構が逆の動きをしてしまうというものです。
アイドリングストップは、通常ブレーキペダルを踏んである一定のスピードまで下がるとエンジンが止まり、ブレーキペダルを放すとエンジンが自動的に始動するという動きをするものですが、この
トラブルに見舞われてしまうとブレーキペダルを踏んで車を停止してもエンジンは止まらず、発進しようとブレーキペダルを放すとエンジンが止まるという症状を示すのです。
面白いことにアイドリングストップ機構をキャンセルすれば、エンジンが止まるということはなく、アイドリングストップ機構が付いていない車として走れるのです。
現在のところこの症状に対する対策はなく、アイドリングストップ付の車でもアイドリングストップなしの車として乗るしかないようです。
ラジエーターからの水漏れ
ラジエーターからの水漏れもフォレスターの持病といってもいいでしょう。
原因はフォレスターにつけられているラジエーターの構造にあります。
フォレスターのラジエーターはサイドタンク式で冷却部分はアルミ製、左右にあるサイドタンクは樹脂製となっており、それがカシメによって結合されているのですが、樹脂製のサイドタンクは経年劣化によって形状が若干変わってしまい、その変化に結合部分が付いていけなくなるのです。
その結果結合部分にわずかな隙間が生じ、外力を一切加えない状態でも水漏れが起きてしまうのです。
残念ながらこれはサービスキャンペーンやリコールなどになっておらず、修理をするのであれば自腹を切って行わなければなりません。
更に対策品がないので新しいものに交換したとしても何年かののちにまた同じ症状に見舞われる可能性が高いのです。
ですから、この症状が出た車のオーナーのほとんどの方は純正ではなく社外品のオールアルミ製のラジエーターを付けることが多くなっているようです。
それも理解できます、11万円もかけて直したところが数年後にまた壊れることがわかっているのですから・・・。
エンジンが回らない
SH系フォレスターでよくあるトラブル、走っている時に突然エンジンが2000rpm以上回らなくなってしまうというもの、挙句の果てに1度エンジンを止めてしまうと2度とエンジンがかからなくなってしまうというもの。
これはフォレスターの弱点ともいえる燃料ポンプの故障です。
どこがどう壊れているということではなく、燃料ポンプのモーターが寿命を迎えていることがほとんどだといわれています。
修理はこの燃料ポンプを交換することになり、工賃含めて5万円ぐらいの費用が掛かるでしょう。
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※故障してもいいと言う方は時間の無駄なので絶対見ないでください。
よくある水温警告灯
フォレスターではよくある水温警告灯の点灯はもはや持病といっていいでしょう。
メーターパネル内の水温警告灯は水温が想定する温度よりも高くなってしまった時に点灯するもので、よほどのことがない限り付くものではありません。
この警告灯が点灯するということはもう少しでオーバーヒートしてエンジンをオーバーホールしなければならなくなり、15万円以上のお金が消えてしまいますよという警告でもあります。
これがちょくちょく起きるフォレスターはある意味恐怖、警告灯が点かないように常にメンテナンスを怠らないようにしましょう。
フォレスターでよくある原因はウォーターポンプの不具合によって冷却水の循環がなくなってしまうことです。
ですので水温警告灯が点灯したらウォーターポンプの交換をすればいいということです。
しかし、フォレスターの場合、水平対向エンジンとなっているので非常に交換作業が複雑となり、冷却水を抜いてラジエーターを外してなどといったように手間がかかるのです。
そのためウォーターポンプが純正で15000円と比較的安くなっても工賃が2万円ぐらい取られることによなり、少なくとも35000円ぐらいの出費になってしまいます。
せめてウォーターポンプを社外品やリビルト品にして1万円以下で抑えるということをすれば多少は安く上がるかと思われます。
加速時のノッキング
定速走行から追い抜きなどをするために加速した時にカリカリカリというノッキングみたいな音がすることが多いフォレスター、この症状となるのは点火系や燃料系、吸気系にトラブルがある時が多いのですが、フォレスターの場合はそういったことではなく、単なるECUの制御の不具合であるようです。
ディーラーでもどこを調べても取り立てて悪いところはない、そこでECUを最新版のプログラムに書き換えてみたら、いとも簡単に直ってしまったなどということが結構あるようなのです。
ちなみにECUのアップデートは他に何か修理があった時や点検の時に同時に行ってもらいましょう。
なぜならアップデートだけを行うと有償になることが多いからです。
点検についでにとか修理のついでにということであれば無償で行ってくれることがほとんどですので緊急性がない場合は次に定期点検まで待った方がいいのかもしれません。
フロントデフからのオイル漏れ
オイル漏れというとエンジンからエンジンオイルが漏れるというが一番多いトラブル事例ですが、フォレスターではそれよりももっと多いオイル漏れがあります。
それはどの部分かというとフロントデフのデフケースからです。
フォレスターのフロントデフはエンジンに下におかれるようになっており、熱による影響を多大に受けるようでそれによってフロントデフのデフケースのオイルシールの劣化が早まってしまうことがあり、それがデフオイル漏れの原因となっているようです。
根本的な解決にはなりませんが、一度新しいオイルシールに交換すればしばらくは漏れないようですので、オイルシールの交換で漏れの対処をします。
部品代は単なるガスケットですので金額的にも1000円ぐらい、それに同時に交換するデフオイル代と工賃をあわせても1万円以下で修理できると思います。
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