三菱 車種別故障事例

eKワゴンでよくある故障と修理費用

アイドリング中に振動を感じる

H81系eKワゴンではそれなりの距離を乗るとアイドリング時にボディ全体を揺らすような振動を感じるようになるらしいです。

特にエンジンが冷えている時はひどく心なしかアイドリングのエンジン回転数も不安定の様な気がします。

こうなる原因はアイドリングを制御しきれないことによって起こるエンジン回転数の低下で、エンジンが止まるギリギリにあるとエンジン自体が大きく振動し、それがボディ全体に伝わってしまうというものです。

根本的な原因はアイドリング調整をおこなうISCバルブにスラッジやブローバイなどが付着することで、正常な吸気量を得ることができなくなっているというものです。

改善させるにはこのISCバルブを交換することになるのですが、そこまでしなくても取り外して清掃するだけで見事に直ります。

清掃なら5000円ぐらいの工賃だけで済むと思います。

 

ヒーターの故障

eKワゴンでしばしば聞くのが冬場にヒーターがあまり効かないというものです。

eKワゴンではエアコンの吹き出し口で約60度以上の温風が出るように設計されているのですが、こういったトラブルに見舞われているものですと、40度ぐらいしかないものが多くなっています。

ヒーターの温度が低いという時に疑うのはヒーターコアという冷却水が引き込まれている部分のつまりなどですが、そういった事例はあまりなく、ほとんど場合冷却水のサーモスタットの不良によるものとなっています。

サーモスタットが壊れているため冷却水の温度が低い状態でもラジエーターに流れてしまうため、冷却水自体の温度が低くなってしまい、それによってヒーターの風の温度も低くなってしまうということなのです。

サーモスタット自体は5000円ぐらいで手に入れることができるのですが、それに伴って冷却水の入れ替えやエアー抜きなどの手間のかかる作業するため、工賃がかなりかさむことになるでしょう。

 

燃焼不良状態になる

どうもここ最近、eKワゴンのエンジンが調子悪い、吹けが悪いし加速もいまいち、信号待ちなどでアイドリング状態になると妙な振動が伝わってくる・・・、こういう症状に見舞われる方が多くなってきているようです。

年式が古くなってくるといろいろなトラブルが発生しやすくなりますが、こういった症状になることはあまりないように思えます。

こういう時はまず疑うのは燃料系、それもガソリンタンクからエンジンルームまで伸びているフューエルパイプがサビだらけになっているではないですか。

そうです、こういった症状はこのフューエルパイプの腐食が起き、そこからタイヤが巻き上げた水分が混入し、それが燃料と共にエンジンの送られていることから起こっていたのです。

だいたいこういった車はガソリンタンクもサビだらけです。

要するにシリンダー内にガソリンと水分と錆が送られていたということなのです。

気を付けたいのがフューエルネックという一番ガソリンタンクに近い部分で、ここはリヤタイヤが巻き上げた雨水や路面凍結防止剤などが付きやすい位置にあるのです。

錆が出ているようであればここは交換しなければいけません。

修理といってもフューエルネックからガソリンタンクまでどこまで腐食が広がっているかわかりませんので一概には言えませんが1万円程度から10万円程度と見るといいでしょう。

 

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バックできない

先代eKワゴンにはオートマチックトランスミッションのトラブルが続出しているようです。

よくあるパターンがRレンジに入れてもギヤが入らないとか、Dレンジに入れるとギヤは入ることは入るがいくらアクセルペダルを踏んでも低速でしか走ることができないというものです。

ここまで来ればもうオートマチックトランスミッションの交換しかありません。

交換にかかる費用ですが、新品のトランスミッションを使って交換するとなると安くても20万円以上の費用が掛かりますが、リビルト品も多く出回っているのでそれを使えば部品代を安くすることができ、だいたい15万円ぐらいで行うことができるようになります。

中古品はまた同じことになる確率が高いので絶対に避けるべきでしょう。

 

エアコンガスのガス漏れ

先代eKワゴンでエアコンの効きが悪く、エアコンガスを補充したがまたすぐに効かなくなってしまったという症状が出るものがあります。

コンプレッサーやエボパレーター、配管、バルブなどが正常であれば、エアコンガスを入れ替えればそれなりに効きがよくなるはずなのですが、その状態でいられるのも1週間がいいところでまた効かない状態になってしまうようです。

この症状はどう見てもエアコンガスがどこかから漏れている時のもので、まずは漏れている個所を探すのが先決となります。

この車で漏れることがよくあるのがコンデンサーとエボパレーターを結ぶ配管、この配管がフレームにつけられているボルトに干渉することがあるようで、その干渉によって配管が傷つき、そこに亀裂が生じることがありそこからエアコンガスが漏れてしまうようなのです。

修理は亀裂の入った部分の配管の交換とボルトと干渉しないようにクッション材などを取り付けることで行います。

この部分は低圧側であることが多いため交換部品も5000円程度かなり安く、クッション材などもほとんど無料となるため部品代はあまりかかりません。

しかし工賃とそれ以外にエアコンガスを再度入れなければいけないので2万円ぐらいの費用が掛かってしまうでしょう。

 

4WDモデルだけにある故障

eKワゴンにはFFモデルと4WDモデルがありますが、4WDモデルだけに頻繁に出るトラブルというものがあります。

それがプロペラシャフトのベアリング部の不具合です。

4WDモデルを選ぶ方はやはり雪道の上を走ることが多く、それによって融雪剤や凍結防止剤などがまかれた道路の上を走ることになり、それを巻き上げてフロア下のプロペラシャフトに付着させてしまうのです。

それによってプロペラシャフトの途中にあるベアリング部をカバーしているブーツが劣化し、いずれ破れた結果グリスがたっぷり塗られているベアリングが露出してしまい、最終的に潤滑不良ということで異音や振動の発生を招いてしまうのです。

ブーツ破れだけで気がつけばグリスを注入して新しいブーツを取り付ければ、ことは足りるのですが、異音や振動などを感じるようになった場合はプロペラシャフトごと交換しなければなりません。

新品部品で18万円ぐらいの部品代と1万円程度の工賃が発生するので20万円ぐらい修理費用が掛かることになります。

リビルト品を使うと部品代を10万円以下でおさめることができるので、金銭的に厳しい方はこれを使うといいでしょう。


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