アウディ 車種別故障事例

アウディA3でよくある故障と修理費用

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S-トロニックのジャダー

アウディの小型モデルであるA3にはトランスミッションとしてS-トロニックというものが搭載されています。

S-トロニックはいわゆるDCT、デュアルクラッチ式トランスミッションのことで、マニュアルトランスミッションと同等のギヤ構造を持ちながらも、2つのクラッチを自動的に操作することでオートマチックトランスミッションと同じように2ペダル運転をすることができるようにしたものです。

トルクコンバーターを使っていないのでダイレクトな走りを得ることができますし、滑りも少ないのでパワーロスも抑えることができる画期的なトランスミッションです。

機能的には二組のマニュアルトランスミッションを並列におき、それを電子制御でうまく切り替えながら走らせるといった形をとるのです。
だが、クラッチ機構として付けられている湿式多板クラッチは、トルクコンバーターと違って曖昧な動きを緩衝することができないため、非常に綿密な制御をしないとまるで教習所ではじめてマニュアルトランスミッション車を運転した教習生の運転のようにギクシャクした走りとなってしまいます。

そういった形で出るのがS-トロニックのジャダー発生というトラブルです。

Dレンジに入れて走り出し、自動的に1速から2速にシフトアップした時に2つあるうちの1つのクラッチがジャダーを起こしボディ全体が大きく揺らしたり、0km/hからのスタートがまごついたりします。

この症状はクラッチ操作制御が適切でないことから起こっていることがわかっており、この症状が出たものに対してS-トロニックのコントロールユニット内にあるプログラムの書き換えという無償修理を行っています。 いわゆるサービスキャンペーンというものです。

通常であればこのサービスキャンペーンを受けてプログラムの書き換えを行えば、だいたいの症状を抑えることができるようですが、中にはそれを行っても全く直らないものもあるようです。 そういったものはクラッチの交換をすることになります。

費用は部品代と工賃あわせて40万円ぐらいになります。

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オートマチックトランスミッションの異常行動

これは2代目A3のオートマチックトランスミッションモデルでよくあるトラブルです。

症状としてはまずは警告灯の点灯から始まります。

安全装備であるESPがオフになっている時に点灯する警告灯がオンになっているのにもかかわらず点灯してしまいます。

一度、エンジンを止めてから再度エンジンを掛けると警告灯は消えるのですが、またしばらくすると点灯してしまうのです。
らちがあかないので今度はそのまま走り続けようとしてセレクターレバーをPレンジからDレンジに入れたら、今度はまるでオートマチックトランスミッションが出始めのころの車のように、ボディ全体を大きく揺らすようなショックとゴン!ともガツン!ともつかないような音がしました。

走ることができるようですので、恐る恐る走り始めたらどうやら3速以上にシフトアップしなくなっていたではありませんか。

症状からするとどうやらフェイルセーフモードに入っているようです。

フェイルセーフモードとは自動車に電子制御が持ち込まれたころから使われるようになったものでいうなれば安全機構ということになります。

自動車には自己診断機能というものが付けられていて、車のどこかにトラブルが起きた場合、どこがどのように壊れたのかということをわかる範囲で記憶しておく機能を持っています。

診断コードとかダイアグこーどなどとよばれるのがそれで修理に役立てることができます。

一方、自己診断機能でも起きたトラブルの内容からどれぐらいの規模のものなのか、危険性はどうなのかということを判断して、このままトラブルを抱えたまま走り続けたら被害が拡大する可能性がある、危険な状態になる可能性があるということになるとそうならないようにスピードが出ないようにしたり、エンジン回転数をおさえたり、トランスミッションのシフト制御をロックしたりして安全マージンを取るのです。

今回の3速以上に変速できないというのはまさにこれです。 実はこの時期のオートマチックトランスミッションはトヨタグループの子会社であるアイシンAW製のもので、トヨタ自動車の車同様に極端なコスト削減が行われたうえで作られたもので日本の工業製品としてはかなり質が落ちます。

そのためかいろいろなトラブルが起きていて、先ほどの症状のほかにもDレンジに入れるとトランスミッションあたりからガラガラといった音を立てるものもあるようです。 どちらの場合も修理はオートマチックトランスミッションを制御しているコンピューターの交換かオートマチックトランスミッションの乗せ換えを行うことになります。

まずは15万円ぐらいかけて制御コンピューターを交換してしばらくの間、様子を見ます、これで症状がおさまれば完治ということになりますが、これでも何かしらの症状が出る場合はオートマチックトランスミッションの載せ替えを行うことになります。

オートマチックトランスミッションの載せ替えをするとなると相当な費用が掛かります。 部品も国産品といってもアウディの純正部品となりますので輸入車なりの金額となってしまい、工賃込みで80万円ぐらいとなってしまうことでしょう。

 

ドアミラーが畳めない

これは今でも原因不明、完治不能といった状態になっているものです。

症状としてはドアミラーを畳むことができない場合があるというもの。

できない場合があるということは常にそういった症状が出るということではなく、どういうわけかエンジンを掛けた直後にドアミラースイッチでドアミラーを展開したり、折りたたんだりした時に出ることが多く、それも運転席側だけとか助手席側だけといったように片側だけ、それも一定せずに今回は右側、前回は左側といったように出ています。

中には大雨が降った時に出やすいなどといったこともあるようです。

ここまでの症状をみれば、ドアミラーを展開したり、折りたたんだりする部分のギヤボックスや電気モーター、それからドアミラースイッチなどを交換したり、いっそのことドアミラーごとそっくり交換したりすれば簡単に直ってしまうような感じですが、実際はそう簡単ではなく、ドアミラーのギヤボックスを交換しても電気モーターを交換してもスイッチや配線を交換をしても全く効果がありません。

そこで正規ディーラーが取った修理方法はECUの制御プログラムデータの書き換えです。 ドアミラーとECU・・・全く関係ないように思えますが、ドアロックをすることで自動的にドアミラーを折りたたむといったような機能がついていることからドアミラーもECUに管理されているようです。

アウディの正規ディーラー曰く、ECUの制御プログラムデータを書き換えることで直すことができるようなのですが、実際にはそれだけで完治することは少ないようで大多数の方はそのまま我慢して使っているようです。 どうやらエンジン始動直後でECU内のCPUがいろいろな処理をいっぺんにするため、処理が遅れてバグが出るようです。

ECUの制御プログラムデータを書き換えはクレーム処理ということで無償となりますが、ドアミラー周りの部品、ギヤボックスや電気モーター、ドアミラー全体、それからドアミラースイッチや配線などの交換は実費になることが多く、3万円から8万円ぐらいかかる場合があります。

とは言え、何度も続く故障や高額な修理費は精神衛生上良くありませんので買い替えという選択も考えて行くべきです。。。


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