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ヒルスタートアシストのリコール

フィットのステーションワゴンモデルであるフィットシャトル、現在はシャトルという新しい車種になっていますが、このモデルがフィットのステーションワゴンモデルの元祖となります。

 

このモデルにベースとなっているフィットと同じようにガソリンエンジンモデルとIMAというハイブリッドシステムを搭載したハイブリッドモデルが用意されていますが、そのハイブリッドモデルにつけられているヒルスタートアシストシステムにおいてリコールが出されています。

 

ヒルスタートアシストシステムというのは、いわゆる坂道発進を補助するシステムです。
フィットシャトルのハイブリッドモデルはトランスミッションとしてCVTが搭載されていますので、こういったものがなくてもある程度の上り坂であれば後ろに下がることはありません。
それに普通であればブレーキペダルからアクセルペダルへ踏みかえる時間などわずか1秒にも満たないことですし、サイドブレーキを併用すれば相当な級坂でも後ろに下がることはありません。
ですので、必ず必要かというとそうではなく、ドライバーの技術を低下させ、ぐうたらにさせるだけのものです。
しかし、こういった安全性をうたえるもの、利便性を伝えるものがついていないと商売にならないということで付けられているわけです。

 

構造としては、先ほど言いましたサイドブレーキを引いて坂道発進をするのと同じです。
サイドブレーキを使用する時は、ドライバーが今止まっている位置が坂道でブレーキペダルを放したら後ろの下がってしまうかもしれないと判断しますが、このヒルスタートアシストでは坂道であることを機械的にGセンサーが行います。
そしてサイドブレーキを掛ける代わりにこのシステムでは停止した際にかけたブレーキを持続させ、発進の際にブレーキペダルを放した瞬間から少し時間をおいてブレーキオイルの油圧をゆっくりと緩めていくことで、ブレーキ残しの発進、言うなれば坂道発進をすることができるようになります。

 

ブレーキペダルを放したのをきっかけとしてブレーキオイルの油圧を緩め始めるので、このシステムがついているからといって絶対に後ろに下がらないというわけではありません。
ただ、あまりにもこのブレーキオイルの油圧が下がるタイミングが早く、そして急激に下がることから中にはヒルスタートアシストが機能していないとか、期待外れだと思う方もいて今回のリコールになったわけです。
これだけでリコールとはホンダがちょっとかわいそうに思えますが、客商売である以上仕方がないのかもしれません。

 

リコールの対策は、このヒルスタートアシストシステムを制御するVSA用のコンピューター内にある制御プロブラムを書き換えます。
これによってヒルスタートアシストが起動した時のブレーキオイルの油圧を高まりより一層しっかりと止めておくことでき、更にブレーキペダルを放してからのブレーキオイルの油圧の開放もタイミングが遅くゆっくりとなります。
対策にかかる費用はもちろん無料、時間は30分ぐらいですむようです。

 

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エンジンオイルの異常消費

フィットシャトルはGE型フィットのコンポーネントを使って作られているモデルでそのほとんどをフィットと同じとしています
当然ながら搭載されているエンジンもガソリンエンジンモデルにL15A型が、ハイブリッドモデルにはLDA型が搭載されているのですが、フィット同様のこの2つのエンジンでエンジンオイルの異常消費というトラブルが起きています。
エンジンにとってエンジンオイルはなくてはならないもの、エンジン内部を潤滑し、洗浄し、温度管理まで行っているとても大事なものですが、エンジンオイルは多少なりとも減っていくものですが、理論的には密閉されたところに入れられており、外に出ることがないで短期間で大量のエンジンオイルが消失してしまうということは明らかにおかしいことです。

 

エンジンオイルが消失してしまう原因として考えられるのは一般的に2つのものがあります。
1つはエンジンオイル漏れ、これはエンジンを構成している部品の境目から、あるいはその部品に亀裂が入ったり穴が開いたりしたことで本来、内部になければならないエンジンオイルが外に出てきてしまう現象です。
これはたいがいの場合、漏れていることが目で見てわかったり、路面にぽたぽた垂れてくることでわかるため、意外と早い段階で気が付きますのですぐに対応できます。

 

しかし厄介なのはもう1つのほう、こちらはエンジンオイルが本来、あるべきところ以外に流れ出てしまうということではエンジンオイル漏れと全く同じといえますが、こちらはエンジンの外に出るのではなく、エンジン内部に漏れてしまっている状態です。
一般的にはオイル上り、オイル下がりと呼ばれています。
オイル上りはクランクケース内からシリンダー内部にエンジンオイルが入ってしまうこと、オイル下がりはシリンダーヘッドからエンジンオイルがシリンダー内部に入ってしまうことで、どちらもシリンダー内部に侵入したエンジンオイルが混合気と一緒に燃焼されてしまいますので大量のスラッジと白煙をもたらします。

 

フィットシャトルも含めた2代目フィットシリーズに採用されているエンジンでオイル上りを起こすことが多く、それによってアイドリングの不安定、加速不良、息継ぎ、振動、エンスト、排気ガスが真っ白になるといった症状を示します。
フィットシャトルのエンジンでこの症状がおこる原因はピストンリングの構造の不具合です。

 

ピストンは通常、2種類のピストンリングが付けられています。
一つはピストンとシリンダーの内壁との間の機密性を保つもの、そしてもう一つはシリンダー内壁についているエンジンオイルの量を調整するものですが、フィットシャトルのエンジンでは2つ目のエンジンオイルの量を調整するオイルリングの作りが悪く、エンジンオイルをスルーさせる穴が詰まってしまうことがあり、それによって大量のエンジンオイルがシリンダー内部のたくさん残ることからオイル上り現象を引き起こします。

 

この症状はホンダでも既知のもので件数が多いことから保証期間を9年へと延長をしています。
この期間内にオイルリングが原因となるオイル上り症状を示した場合はすべて無償修理となりますが、保証期間を過ぎた場合や原因が違う場合は、だいたい30万円ぐらいの修理費用が掛かります。

 

イグニッションコイルの故障

フィットシャトルでこういった症状を示すものが多いようです。

 

エンジンはかかるがアイドリングが不安定になったり、極端に回転数が下がる場合はエンストを起こします。
走っていても息継ぎをしながらなんとか加速するような状態でかなりぎくしゃくした走りになってしまうというものです。

 

この症状が出たらとりあえずイグニッションコイルを伝がってみてください。
フィットシャトルのエンジンにつけられているイグニッションコイルは、ダイレクトイグニッションと呼ばれる最近の車で主流となっているものです。
それまでは1つのイグニッションコイルで点火用の高電圧をつくり、それをシリンダーに分けていた形にしていたものをイグニッションコイル自体を小型化し、それを各シリンダーにつけられているスパークプラグに1つづつつけるようになりました。
これによって構造を簡素化することができますし、ロスが少ないので強い火花を出すことができるようになったのですが、電気部品が複数個、それも高温や振動など電気部品にとってかなり厳しい環境におかれることから内部の部品、このエンジンでいいますと雑防抵抗が壊れてしまうために内部で断線してしまい失火を起こしてしまいます。

 

修理は壊れてしまったダイレクトイグニッションコイルを交換します。
部品代は1つあたり5000円、交換工賃も同じぐらいかかります。
社外品で4本セットのものを購入すれば1万円ぐらいで手に入れることができますのでついでにすべて交換してもいいかと思います。

もしかすると買い替えしたほうが得するかもしれません・・・

修理より買い替えの方が得する