レジアスエースバンでよくある故障と修理費用

暖房が効かない

ハイエースの販売チャネル違い兄弟車となるレジアスエースバン、車の作りはハイエースと全く同じですのでトラブルの出方も全く同じです。
なので、ハイエースによく出るトラブル・故障とレジアスエースでよく出るトラブル・故障は共通です

 

そういったトラブル中で、定番中の定番となっているのがエアコンのトラブルです。
エアコンのトラブルといっても冷房では暖房、エンジンを掛けてしばらくたってもなかなか温風が出てこないという症状を出します。

 

ご存じのとおり、自動車のヒーターというのは、エンジンの熱を下げるために入れられている冷却水の温度を二次利用する形で機能しています。
通常の冷却水の流れは、エンジンブロックにある冷却水の通り道、ウォータージャケットを通ったのちにホースを伝ってラジエーターに流され、再度別のホースを通ってエンジンに戻ってくるというサイクルを持っています。
その水の流れを作っているのがウォーターポンプなのですが、実はこの冷却水の流れのもう一つの経路が作られています。
それはラジエーターを通らない経路です。
例えば、エンジンが冷えている時にエンジンを掛け、すぐに走り出してしまった時にエンジンも冷え冷え、冷却水も冷え冷えの状態でラジエーターで更に冷却水の温度を下げるようなことをしてしまってはエンジンにとって最適な温度にするまで相当時間がかかってしまいます。
そこで、ラジエーターを通らない、ただ単に循環するだけのルートを作って冷却水を冷やさないようにするわけですが、そのルートとラジエーターを通るルートの分岐点となる部分には、サーモスタットという部品が付けられていて、冷却水の温度によってバブルを開けたり閉じたりすることで、低温時には循環経路を、高温時にはラジエーター経路をといった形で冷却水の流れを切り替えています。

 

一方、ヒーターですがヒーターは冷却水をインパネの奥の方にあるヒーターコアというところにまで誘導し、冷却水の温度によって熱くなったヒーターコアに風を送ることで温風を作ります。
そしてヒーターコアを通った冷却水はまたエンジンのメイン経路に戻っていくわけですが、こういった構造の中で温風が出なくなるということは冷却水の温度が温風を作り出すまでの温度に上がっていないということになります。

 

しかし、エンジンでは絶えず熱が作られていて冷却水が暖められているわけですのでその熱はどこへ行ってしまったのでしょう。
実はこういった症状を示す時の原因としてよくあるのがサーモスタットだったりします。
サーモスタットは先ほど言いました通り、冷却水の温度が低い時は循環経路に水を流す方向に制御していち早く冷却水の温度を上げようとするのですが、このサーモスタットが故障してしまい、常にあいている状態、すなわち冷却水がキンキンに冷えていても走行風などで冷却水を冷やすためのラジエーターに流してしまい、せっかく温めた熱をそこでにがしてしまうのです。
そうなると冷却水が適温に中々ならない、それと同時にヒーターコアに流れてくる冷却水の一部もなかなかあたたまらないということでいつまでたっても冷風しか出こなくなるのです。

 

もちろん長時間走り続ければサーモスタットなど関係なく水温は上がりますので温風が出るようになりますが、真冬の寒い朝などですと目的地に着いた頃にやっと暖かい風が出てくるようになったなどということにもなりかねません。

 

修理は冷却水のサーモスタットを交換します。
費用としては部品代として3000円ぐらい、交換工賃として5000円ぐらい、そして冷却水も一度抜きますのでその費用として2000円ぐらいかかります。
サーモスタットは純正品でもいいですが社外品でも純正部品と同等レベルの品質を持ち、なおかつ安く売ら得ているものがありますので、そちらを使ってもいいでしょう。

 

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DPR警告灯とエンジンチェックランプ点灯

レジアスエースにはガソリンエンジンモデルの他にディーゼルエンジンモデルも用意されています。
どちらかというとこのディーゼルエンジンモデルの方がメインなのですが、たくさんに荷物を積んで重たくなったボディを走らせるにはエンジン回転数を上げなければならないガソリンエンジンよりも低回転トルクが高いディーゼルエンジンの方が向いているというわけです。

 

しかしディーゼルエンジンモデルで問題となるのが排気ガス、真っ黒で臭い排気ガスにはたくさんの有毒物質が入っていて、法律ではそれらの誘導物質をある程度除去しないと大気の放出してはいけないということが決められているのです。
これが排気ガス規制です。

 

ディーゼルエンジンにとって排気ガス規制はかなり厳しいもので、当然ながらそのままでは到底無理ですので、触媒の他にカーボン類をメインに除去するDPRという機能をつけました。
DPRは早い話、カーボンのフィルターなのですが、使い続けていけば掃除機のフィルターのようにいつしか目詰まりしてしまい、使い物にならなくなってしまいます。
かといって掃除機のように取り外して交換とか掃除が容易にできるわけではありません。
そこでDPR自体にカーボンを取り去る機能をつけました。
その機能はいろいろな方法があるのですが、レジアスエースではエンジンの燃焼行程の時にわざと未燃焼ガスを発生させる形をとって、その未燃焼ガスと排気ガスをDPRに導き、その未燃焼ガスをDPR中で燃やして、フィルターについているカーボンなども燃やして無害に近いものしてから排気ガスと一緒に出してしまうという仕組みのものが付けられています。
DPR内で未燃焼ガスを燃やさせるにはスパークプラグなどの火種を使うのではなく、排気ガスの温度を使って引火させる形をとっていますが、排気ガスをそのまま通り抜けさせてしまってはどうすることもできませんのでDPRのすぐ後ろにエキゾーストガスコントロールバルブというものをつけて、フィルターをきれいに再生する時だけ、バルブを閉じて排気ガスの一部を停滞させて、排気ガスの熱でDPR内の温度を上げていくのです。

 

今回のトラブルの直接的な原因はDPR内のカーボンの蓄積、そしてフィルターの再生ができないということになりますが、おおもとの原因はこのエキゾーストガスコントロールバルブの動きがスラッジなどによって悪くなることによって起こるエキゾーストガスコントロールバルブの動作不良、そしてDPR内の温度を上げることができなくなってしまったこととなります。

 

修理はこのエキゾーストガスコントロールバルブの交換とDPRの強制クリーニングを行いますが、どちらもクレーム処理される作業であるため、トヨタのディーラーで直すのであれば無償修理になるでしょう。

 

ターボエンジンがNAエンジンになる

これもレジアスエースやハイエースによくある故障ですが、ディーゼルターボエンジンにおいて過給圧が上がらずターボエンジンではなくNAエンジンとなってしまうことがあります。

 

レジアスエースのディーゼルターボエンジンは、吸気を冷却するためのインタークーラーが付けられており、エアクリーナーフィルターを通過した吸気はターボチャージャーのコンプレッサーを通って、インタークーラー、サージタンク、そしてシリンダー内へと導かれ形をとっていますが、その途中のターボチャージャーのコンプレッサーの出口からインタークーラーの入り口までの間にある配管が割れてしまうというトラブルが多く出ています。
部品としてはコンプレッサーエルボと呼ばれるものですがコンプレッサーの出口付近で不自然に曲げられている部分にエンジンの振動や熱などによるストレスがたまり、経年劣化も加わるとその急激に曲げられている部分が割れてしまうようです。

 

実はこの部分が割れる原因は形状や劣化などだけではなく、あまりにもコスト削減を意識しすぎたことでどう見てもそれなりに負担がかかる場所であるのがわかっているのにしょきもでるではその部分が樹脂で作られているのです。
通常であればこういった部分は金属で作るのが当然なのですが、トヨタはどうしてもお金を掛けたくないようです。

 

この部分が割れてしまえばせっかくターボチャージャーで過給しても割れたところから圧が漏れてしまいますし、バキューム状態であればそこから余計な空気を吸ってしまいますので燃調が狂い、エンジンチェックランプ点灯ということになってしまいます。

 

修理はこのコンプレッサーエルボを交換しますが金属製の対策品が出ていますのでそれを使います。
費用は通常であればクレーム処理とか保証で無償修理ということになりますが、稀に実費となることがありますので、そうなると部品代25000円ぐらい、工賃1万円ぐらいのお金がかかります。

もしかすると買い替えしたほうが得するかもしれません・・・

修理より買い替えの方が得する