BMW 車種別故障事例

BMW Z4でよくある故障と修理費用

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低回転時に起こる振動

BMWが作るライトウェイトオープンスポーツモデルであるZシリーズの一番最近のモデルがZ4です。

このモデルには直列4気筒エンジンとBMWの伝統となる直列6気筒エンジンといった二つの種類のエンジンが用意されているのですが、この両方のエンジンでよく出るトラブルがイグニッションコイルの故障によるエンジンの不調です。

顕著に出る症状としては低回転域やアイドリングの回転数でブルブルとボディ全体が大きく動くような振動を感じたり、ときどき単気筒エンジンやVツインエンジンのような鼓動を感じることがあるというものです。

Z4では点火系のシステムとしてダイレクトイグニッションコイルを採用しています。

ダイレクトイグニッションコイルとはそれまでCDI、イグニッションコイル、デストリビューターといったもので行っていたものをその一部をシリンダーごとにそれぞれ設置して、良い強い火花を作るために開発されました。

それまでの自動車の点火系はいわゆるCDI式と呼ばれるもので、バッテリーに蓄えてある12V電気をCDIと呼ばれる装置でだいたい200Vぐらいにまで昇圧させ、それをマグネット式のピックアップで取り出したタイミングでイグニッションコイルにその電気を送ります。

そしてイグニッションコイルでは更に昇圧させて数百ボルト以上の電気を作りそれをデストリビューターに送ります。

デストリビューターはシリンダーごとにつけられているスパークプラグに適切なタイミングでその電気を振り分けてエンジンを稼働させるという仕組みになっています。

ダイレクトイグニッションコイルはイグニッションコイルの部分をシリンダーごとに取り付け、配線ケーブルなどを省いて電気の損失をなくす形でイグニッションコイルで作った電気をダイレクトにスパークプラグに送ることで従来のCDI式よりもつよい火花を得ることができるのです。

点火タイミングについてもデストリビューターなどがあるわけではなくECUからの電気的な点火信号だけとなりますので、点火タイミングを制御するのも自由自在でいろいろな条件下で最適な点火タイミングを作ることができるのもメリットです。

最近の車はほぼすべてがこのダイレクトイグニッションコイル方式を使っていてこのZ4もそうなのですが、ダイレクトイグニッションコイルをつける場所がどうしても熱の影響や振動を受ける位置となりますので電子部品のダイレクトイグニッションコイルは壊れやすい傾向にあります。

特にBMWのダイレクトイグニッションコイルは壊れやすいことで有名ですのでこの部分の故障を原因とするトラブルが絶えません。

今回のトラブルもダイレクトイグニッションコイルの故障で1つのシリンダーで火花を飛ばすことができず失火状態となっていることから起こったものです。

修理は故障しているダイレクトイグニッションコイルと念のためスパークプラグも交換します。

この修理を正規ディーラーで行うと1シリンダーあたり2万円ぐらいの費用が掛かりますが、インターネットなどで自分で部品を取り寄せて自分で交換するのであれば1シリンダーあたり8000円ぐらいで済みます。

 

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ルーフトップが開かない

これはオープンハードトップが付けられているE89型でとにかくよく起こるトラブルでむしろこのトラブルにあっていないE89型を見たことがないというぐらいのものです。

このルーフトップはスイッチ一つで開閉させることができるようになっているのですが、スイッチを押してルーフトップを開けようとしても途中で必ず止まってしまい、二度三度とスイッチを押さなければ全開状態にすることができないという症状が出るのです。

ルーフトップの動きが止まる位置がその度毎に違うことからどうやら機械的な、構造的なものが原因ではなさそうです。

実はこのトラブルの原因となっているのはルーフトップを開閉を制御しているコンピューター、コントローラーが故障していることで起こっているのです。

このコントローラーはトランクに内に収められていて、普段は雨水や洗車の時にかけるホースの水などとは無縁の位置におかれているのです。そして、そのトランクに通風孔があけられていて、上からの雨や洗車した時のホースの水を上からかけたりしても全く問題はないのですが、下から強い水流、たとえばスチーム洗浄とか高圧洗浄機などを使った時にその通風孔から水分がトランク内に入ってしまうことはわかりました。

入った水分はトランク中に溜まり、トランク内を湿度の高い状態にしてしまいます。

その湿度がトランク内におかれている電子機器、コントローラー内部を腐食させてしまい、ショートや断線などを起こしてしまうのです。

ひどい場合ですとコントローラーを保護しているスポンジがカビだらけになっていることもあるそうです。

修理はルーフトップ開閉コントローラーを交換します。
費用はだいたい20万円ぐらいかかると思います。

 

ソフトトップが動かない

こちらはソフトトップが用意されているE85型でよくあるトラブルです。

症状としてはスイッチ一つで開閉させることができるソフトトップが全く動かなくなるというものです。

これはE85型Z4でとにかくよく聞く話で、大なり小なり同じようなトラブルにオーナー全員があっているといっても過言ではありません。

そもそもの日本より湿度が低く、雨も少ないドイツで開発、生産されたオープンモデルがこの日本で正常に使いつつ蹴ることなど無理な話で、ドイツの雨で大丈夫なソフトトップでもゲリラ豪雨や台風による大雨に耐えられるわけがありません。

それは何もソフトトップの幌だけではなく、それを開閉するための構造にも言えます。

Z4のソフトトップの動きが悪くなる、全く動かないといったことになる原因は既に突き止められています。

原因は、ソフトトップの開閉を行っている油圧ポンプの故障です。

油圧ポンプの故障といってもポンプ自体が壊れているのではなく、そのポンプを動かしている電気モーターが壊れてしまうといったことで起こっているようです。

ソフトトップの開閉のための油圧ポンプはそれを稼働させるための電気モーターと一体式となっていて、雨や湿度などで壊れないようにと樹脂製のケースに入れられている形でつけられているのですが、防水対策が不完全で大雨や強い雨などの中を走るとその雨水がケースに入ってきてしまうのです。

入ってきても抜けていけばいいわけですが、BMWとしてはこの部分に雨水が入ってくることなど想定してなかったのでしょう、たまった水分を抜く構造が取られていないため、水分がたまる一方となってしまいます。

ある程度の量になると電気モーター付きの油圧ポンプが水に浸かるようになってしまい、可動部を錆びさせて固着させてしまったり、電気モーターなどの電気部品をショートさせて壊してしまうのです。

ひどいものですと油圧ポンプを取り外した時に錆で真っ赤になった水が流れ出てくることもあるそうです。
修理は電気モーターを含めた油圧ポンプを交換します。

油圧ポンプじたいは純正部品でだいたい8万円ぐらい、社外品で3万円ぐらいで手に入れることができますが、この部分を交換するにはソフトトップをそっくり1度取り外さなければならないのでかなりの工賃が掛かります。

工賃だけで5万円以上はかかると見た方がいいでしょう。


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