ウォーターポンプの故障・トラブル
ハイブリッドの代表といってもいいプリウスですが、ハイブリッドモデルにはハイブリッドモデルならではの構造というものがあります。
その一つがウォーターポンプ・・・、ウォーターポンプならガソリンエンジン車でもついていますが、プリウスにはハイブリッドシステムのインバーターを冷却するためのウォーターポンプというものもついているのです。
実はこのウォーターポンプが良く壊れるようで、走行中にハイブリッドシステム警告灯が点灯する場合のほとんどがこれであるようです。
インバーターというものは直流電流を交流電流に変換するもので、作動中は常に熱を発生します。
まるでエンジンのようですが、その熱を冷却するために独立した冷却系を持っているわけです。
そしてウォーターポンプが壊れてしまうと冷却することができなくなり、ひどいときではインバーターの交換をしなければならないのです。
このトラブルはトヨタで確認しており、保証期間を9年間に延長しました。
この期間内であればすべて無償で対策品に交換してくれます。
●SNSでもウォーターポンプの故障の話題は多いようで・・・
30プリウスのウォータポンプは電動式。このポンプの製造メーカの人とお話したら、新車の製造台数を大幅に上回る数の部品が出荷されてるという。かなりの数の故障が発生しているらしく補修用の需要が大きいとの事(リコールの件ではなく)。 保障期間が切れたら覚悟しておくべき修理出費かと。
— Fire丸山⛅Pfizer Ver2.0 (@fireroadster) February 15, 2013
リヤハッチ ウェザーストリップから雨漏りが
3代目プリウスでかなり多くの事例があるのがリヤハッチからの雨漏りです。
プリウスはセダンでありながらハッチバックを持つというちょっと変わったスタイルを持つ車なのですが、それが今回悪さをしたようです。
ハッチなどの開口部において雨水などの侵入を防いでいるのがウェザーストリップといういわゆるゴムパッキン、これが経年劣化などで硬化し、柔軟性を失うために密着しなくなるのです。
特に屋根のないところに車を止めているプリウスに多い症状です。
これを直すにはリヤハッチまわり全てのウェザーストリップを交換するしかありません。
実はこういったことが多いせいか、トヨタから対策品が出ているようですので、これに交換すれば雨漏り症状を解決することができるでしょう。
費用としては3000円程度で純正のものを購入することができると思います。
またもプリウスネタだが
今日はプリウスの車内洗車
清掃やのうて洗車!
ハッチバックから雨漏りしとんのか、スペアタイヤ入れる所が水タプタプなってた
もう車内が金魚鉢みたいな匂いで満たされてたので
水抜いてゴシゴシしてやりました pic.twitter.com/8Qr6uNgsTs— 猫実将也 (@masaya_nekomi) July 11, 2016
「修理か?買い替えか?どっちが正解なの??」
プリウスがが故障!修理か?買い替えか?迷う…
その問題の正解を詳しく教えます。
※故障してもいいと言う方は時間の無駄なので絶対見ないでください。
補機バッテリーの劣化
プリウスにおいて意外と多いのがバッテリー上がり、ハイブリッドシステム用の大きなバッテリーが付いているのにそんな簡単にバッテリー上がりを起こしてしまうのか?・・・と思いがちですが、プリウスにはハイブリッドシステム用以外にも通常の車と同じように12Vのバッテリーも付けられています。
実はプリウスといっても12Vの電源がないとシステムの起動すらできない仕組みになっているので、いわゆる補機バッテリーが上がってしまうといくら動力用のバッテリーがあっても走り出すことができないのです。
ちなみ搭載されている12Vバッテリーは普通のバッテリーですので、3年ぐらいから性能が落ちていき、最終的には充放電もままならない状態となってしまいます。
そこで定期的な交換が必要になってくるのです。
交換用バッテリーは純正で3万円ぐらい、社外品で15,000円ぐらいで手に入れることができます。
工賃はそれほどかかりませんがバッテリー交換ぐらいは自分で行いたいものです。
ガス欠注意
ガソリンの消費を抑えるために作られたプリウス、そのプリウスでガス欠で立ち往生してしまう方が多いようです。
それはドライバーの不注意でということではなく、車の故障によって引き起こされるものです。
原因はガソリンタンクに内にある燃料レベルゲージの故障、それによって実際のガソリン残量と燃料残量計の表示に違いが出てしまい、それを信じるがあまりガソリンが入っていないのにも関わらず走り続けてしまうということなのです。
悲しいことに実際の残量よりメーターの表示の方が多く表示されることが多いようで、それがガス欠状態を作ってしまうようです。
修理としてはこの壊れた燃料レベルゲージを交換するしかないのですが、悲しいことにプリウスの場合、燃料レベルゲージを交換するのに燃料タンクごと交換しなければならないようでかなりの修理費用が掛かってしまいます。
場所が場所だけにリビルト品や中古品などが出回っていないので10万円ほどかけて新品純正部品と交換しなければならないようです。
電動パワーステアリングが重たくなる
プリウスには燃費をよくするために電動モーターによるアシストを行う電動パワーステアリング機構が付けられています。
今となっては当たり前のようにいろいろなモデルにつけられるようになりましたが、3代目プリウス発売当時ではまだあまり技術的にしっかりとしたものがなかったため、現在になっていろいろなトラブルが出てきているようです。
症状としてはいきなりステアリングが重たくなるというもので、ほとんどの場合がアシスト用モーターの故障によるものとなっています。
こうなる前に必ずといっていいぐらい前兆となるステアリング操作中に振動を感じたり、へんな音が聞こえるようになるので、その時点でディーラーに持ち込むことが必要となるでしょう。
修理費用はパワーステアリングアシストモーターで5万円ぐらい、工賃で2万円ぐらいかかってしまうことになります。
リビルト品も出ていますのでそれを使えば5万円以下で済むかもしれません。
ハイブリッドシステム警告灯の点灯
やはり新しいものというのはいろいろとトラブルを起こすものです。
プリウスに搭載されているハイブリッドシステムもたくさんのトラブルを抱えている新技術で、バッテリートラブルからインバータートラブル、制御系トラブルなどたくさんのトラブル事例を抱えています。
その中でちょっとわかりにくいものにエンジン熱センサーなる部分の故障によるトラブルというものもあります。
プリウスのハイブリッドシステムにはエンジンの熱を検知してそれによって制御体系を変更したり、セーフモードに切り替える機能があるですが、時々このエンジンの熱を検知するセンサーがこわれ、エンジンの温度がそれほど高くない状態でも警告灯を点灯させてしまうことがあるのです。
これは完全にセンサーの故障ですので他の部分が壊れたということではなく、修理費用もそれほど掛からないのですが、意外と盲点であってこの部分が原因であるということにたどりつくのに時間がかかるようです。
時間がかかるということはそれだけ工賃が高くなるということで、数千円のセンサー1つを交換するのに2万円以上の工賃がかかることもあるようです。
車の買い替えや処分を考える時は、あらかじめ自車の査定を忘れずに👇👇👇
故障車・廃車を含む中古車査定を精選、おすすめはどっち?