BMW 車種別故障事例

BMW 1シリーズでよくある故障と修理費用


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灯火系の配線切れ

BMWが作るモデルで一番下のクラスになる1シリーズ、この車にもBMWらしい電装系、特に灯火系のトラブルが多発しているようです。

何やらBMWオーナーの中では当たり前のこととなっており、それほど騒がれてはいませんが、国産車に乗っていた方ならこの頻度の多さに驚いてしまうでしょう。

バルブは正常なのにヘッドライトがつかなくなる、ブレーキペダルを踏んでもブレーキランプが点かない、ポジションランプなどついてくれればラッキー、どれもバルブやHID、LEDなどには全く故障はなくすべて配線の切断によっておこされているようです。
BMWはどうやらこれが普通のようです。

球切れならすぐに解決することができますが配線が切れているというのではどこが切れているのが発見しなければならず、それにかなり時間がかかります。

配線ケーブルの部品代をあわせても一か所のトラブルで3万円ぐらいかかると思った方がいいでしょう。

 

デフオイルの漏れ

E87型1シリーズでもはやこの症状が出ていない車はないというぐらい多発しているのがデフオイルの漏れです。

1シリーズはFRですのでデファレンシャルギヤはリヤアクスルにつけられており、更にデフオイル自体がかなり固いオイルのですので、漏れたとしてもエンジンオイルのように底にたまるということもないことから発見がかなり遅れることがあり、点検の際に初めて気が付くといった状態が多いようです。

原因はプロペラシャフトが接続されている部分のオイルシールの亀裂、これを経年劣化といっていいのかそれが当たり前なのかわかりませんが、それほど走行距離が進んでいなくてもこのオイルシールが良く避けるようです。

作業としてはオイルシールの交換を行うわけですが、場合によってはデファレンシャルギヤを下ろさなければならないので工賃もそれなりにかかります。
オイルシール一枚の交換で5万円以上かかると思ってください。

 

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※故障してもいいと言う方は時間の無駄なので絶対見ないでください。

 

パワステオイル漏れ

デフオイルの漏れと同じくらいよくあるのがパワーステアリングからのオイル漏れです。

1シリーズはマイナーチェンジによって途中から電動パワーステアリングになったのでこの症状が出るのは前期型だけです。

国産車でもよくあるパターンと同じ、パワーステアリングポンプに組み込まれている電気モーター自体は正常に動くのですが、それと一体化されているポンプ部からのオイル漏れが多く、分解修理ができないため、パワーステアリングポンプごとそっくり交換しなければなりません。

純正の新品で約6万円ぐらい、社外品で45000円くらいの部品代がかかり、工賃に3万円ほどがかかるので10万円ぐらい用意しておかないと少し不安かもしれません。

 

アクティブステアリングの警告表示

BMWの1シリーズでよくあるトラブルがアクティブステアリングという可変パワーステアリング機構の警告表示です。

警告表示がされていてもABSやDSCが機能しない、ウィンカーが自動で戻ってくれないなどという障害はありますが、運転にそれほど差し支えないことが多く、意外とそのまま乗っている方も多いと聞きます。

しかし、ステアリング機構のトラブルでかなり危険ですので、すぐにディーラーに持ち込んだ方がいいでしょう。
このトラブルの原因はステアリングコラム内にあるステアリングアングルセンサーの故障でステアリングの位置をECUに知らせることができない状態を意味します。

修理にはこのステアリングアングルセンサーをそっくり交換するかリペアキットなる専用工具で直すことになりますが、今後のことを考えればやはりそっくり交換した方がよく、純正品で4万円ぐらい、社外品で25000円ぐらいの部品代と工賃が2万円以上かかる模様です。

 

光軸調整が効かない

これもBMWの1シリーズによくあるトラブルの一つです。

車の前後の傾きをサスペンションの沈み具合から検知しそれによって常に適切な光軸調整を行うヘッドライトの自動光軸調整機能が働かないというものです。
これは樹脂製の光軸調整ロッドが折れてしまうことによって起こるものでそのロッドを交換するだけで直すことができるのですが、BMWではその部品だけの部品供給は行っておらずヘッドライトアッセンブリーごとの交換となってしまいます。

ヘッドライトアッセンブリーの値段は片側だけで5万円ぐらい両方ですと10万円ぐらいかかってしまいます。

しかし、実はもっと安く直すことができます、これは純正パーツではないのですが、社外品として光軸調整ロッドだけを販売しているところがあって、日本でもそれが販売されているためそれを手に入れればわずか3000円ぐらいで直すことができます。

 

雨滴感知式ワイパーが動かない

無くてもいいがついていれば便利な雨滴感知式ワイパー、1シリーズには標準装備されているのですが、その雨滴感知式ワイパーが全く機能しないというトラブルが結構起きているようです。

雨滴感知式ワイパーが機能しなくても手動で一連の機能が使えるのでそれがすぐに危険につながるというわけではありませんが、使えるものが使えないのは気持ち悪いものです。

このトラブルの原因はほとんどの場合レインセンサーの故障であることが多く、この部分を交換するだけで直ってしまいます。

しかしこのレインセンサーはフロントガラスと一体型となっており部品供給もフロントガラス込となっているようでこれらを交換するとなるとざっと10万円以上かかってしまうようです。
差支えなければ、雨滴感知式ワイパーなしでいることも考えた方がいいかもしれません。


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