ダイハツ 車種別故障事例

ミラでよくある故障、持病と修理費用

オーバーヒートしやすい

ミラはダイハツの軽自動車ですが、ダイハツは昔から冷却系が弱いといわれています。

確かにミラにおいてオーバーヒートを起こしたということでディーラーに入庫することが多くなっているようです。

特にラジエーターにおいては冷却水漏れなどが多発していますし、冷却水を定期的に交換しないと、冷却水が劣化してラジエーターはもちろんのこと、それ以外のウォーターポンプやサーモスタットなどに錆が発生してしまうようです。

中には冷却水を交換する際にドレンボルトからヘドロのようなものが出てきたなどという話も聞きます。

ここまでいってしまえば、正常な冷却をすることができなくなるのでオーバーヒートが増えるのもわかる気がします。

ちなみに冷却水の交換には5000円ぐらいの費用が掛かりますが、冷却系の部品にトラブルが出て、それを直すよりはずっと安い金額です。

 

パワステのコンピュータ

L500型以降のモデルに多いトラブルにパワーステアリングの不調があります。

よくあるのがパワーステアリングが全く効かないというもの、この頃からミラでは電動パワーステアリングを採用していたので、油圧系のトラブルではありません。
かといって、ステアリング機構のどこかが壊れているということでもありません。

よくあるのがパワーステアリング用のコントローラーに内蔵されているコンピュータ基盤、この基盤にあるコンデンサーが破裂していたり、半田のクラックなどで接触不良を起こしているというものです。

これを直すには7万円ぐらいかけてこのコントローラーごと交換しなければなりません。

しかし、そこまでお金をかけたくないというのであれば、専門業者に頼んで、半田を付け直してもらうとかコンデンサーだけを交換してもらうという手段もあります。

この修理方法ですと1万円もかからないで不良個所を直すことができます。

 

キャビンが水浸し

L700系のミラで結構あるのがキャビンが水浸しになるというトラブルです。

雨漏りしたわけでもないですし、何かをこぼしたわけでもない、一番濡れているところはセンターコンソールのあたりでほんのり甘いにおいがする、甘いにおいといえば・・・そうです冷却水です。

冷却水とはエンジンを冷やすためにエンジンとラジエーターを行ったり来たりするものですが、それがキャビン内に入ってくるということはどういうことでしょうか。

原因はエアコンの内部につけられているヒーターコアです。
車のヒーターはエンジンルームから温まった冷却水を引き込んでそれに風をあてることによって温風と作り出します。

そのヒーターコアから水漏れが発生したことによって、本来エンジンルームにある冷却水がキャビン内に入ってきて、そこで漏れてしまうのです。

経年劣化によるホースのひび割れやヒーターコアの目詰まり、結合部分から漏れていることが多く、ホースとヒーターコアの交換が必要となります。

費用は、純正ヒーターコアで15000円ぐらい、社外品ヒーターコアで12,000円ぐらい、ヒーターホースに2,000円ぐらいとそれに工賃や冷却水代がかかります。

 

低燃費エンジン定番トラブル

ミラに搭載されているエンジンはダイハツが低燃費だけに的を絞って作ったもので低燃費装備として可変バルブタイミング機構であるDVVTが付けられています。

しかしそのDVVTがトラブルの原因となることが非常に多く、ガソリン代は浮かせることができてもそれ以上の修理費用が掛かってしまうことになっているようです。

症状はいろいろですが、よくあるのがタペット音がうるさくなり、アイドリングが不安定、しまいにはエンジン始動ができなくなるといったものが多く、それが道の真ん中で突然起きるというのですから恐怖です。

これはDVVTを動かすバルブ自体の故障で、これを交換しなければ走ることはできません。
工賃込みで7万円ぐらいの費用が掛かります。

「修理か?買い替えか?どっちが正解なの??」 

ミラが故障!修理か?買い替えか?迷う…
その問題の正解を詳しく教えます。

↓ ↓ ↓

※故障してもいいと言う方は時間の無駄なので絶対見ないでください。

その時によって変わる始動性

エンジンの状態によってエンジンの始動性が大きく変化するというトラブルがミラには多く出るようです。

例えば走行後エンジンが完全に温まっている状態で止め、10分ぐらいたってからエンジンをかけるとなかなか掛からない、しかし1時間後にエンジンをかけると快調にかかるなどといった感じです。
この違いは何かというとエンジンの温度、すなわち冷却水の温度であって、冷却水が冷えている時はちゃんとかかって、温まっている時はエンジンがかかりにくいということになります。

ECUはエンジンが冷えている時は早く温めようとしてアイドルアップを行ったり少し濃い目のガソリンを噴射するような指示を出します。

それを判断するのが冷却水の温度を測る水温センサーで、このセンサーで冷却水が何度ぐらいになっているかを検知し、それによってエンジンが冷えている、温まっているを判断するのです。

このトラブルはどうやらその水温センサーの故障によって常に冷えている状態という判断をしたためにエンジンが温まっていても濃い目のガソリンを噴射し、それによってカブリ気味になってしまったためにエンジンがかかりにくくなってしまったのでしょう。

修理は水温センサーの交換を行います。
水温センサーはそれほどが高いものではありませんので純正部品を使っても5000円程度で直すことができるでしょう。

 

バックするとCVTから音がする

ミラに搭載されているトランスミッションはCVTですが、ベルト駆動するという部分以外は多段式オートマチックトランスミッションとあまり違いはありません。

同じ構造の1つであるPレンジに入れるとロックされるというのもCVTにもあるのですが、ミラのCVTはそれが時に障害をもたらします。

症状はRレンジに入れて後退するとカタカタとかカリカリといったようなギヤをなめるような音がするというもの、これはPレンジに入れた時にロックされる機能をもたらすパーキング用ロッドの破損やばねなどが折れていることによって引き起こされています。

Rレンジに入れればロックされることはないのですが、パーキング用ロッド周りの故障によって中途半端に噛み合わされた状態となり、それを無理やり回すので音が出てしまうようです。
修理はこのパーキング用ロッドなどの交換を行います。

費用にして工賃含めて1万円ぐらいとなるようです。


車の買い替えや処分を考える時は、あらかじめ自車の査定を忘れずに👇
👇👇

 

-ダイハツ, 車種別故障事例
-, , ,