ツーリングワゴン定番のトラブル
BP5型レガシィツーリングワゴンでよく見るのがパワーステアリングからのオイル漏れです。
これは運転している時にはこれといった症状が出ないために発見が遅れることが多いのですが、敏感な人ではパワーステアリングが重たくなったとか、ゴリゴリ感などを感じることが多いようです。
原因は・・・単なる劣化、いわゆる持病というもので、まめに点検する以外は対策がありません。
修理にはパワーステアリングラックごとそっくり交換となります。
交換にかかる費用は工賃含めてだいたい10万円以上、それ以外にエンジンルーム内がパワステオイルでとんでもないことになっていることが多いのでその清掃作業に若干取られるかもしれません。
フロントサスペンションからの異音
レガシィツーリングワゴンでフロント周りからギシギシといったような音が聞こえる時があります。
それはサスペンションがバンプするときやリバンプするときになるとのことですが、実はこれがいわゆるレガシィツーリングワゴンの弱点となる、フロントサスペンションのロアアームのブッシュ切れです。
原因は基本的に経年劣化ですが、少々劣化が早すぎるということでレガシィツーリングワゴンオーナーの中で弱点とされているものです。
修理にはロアアームのブッシュを入れ替えれば済むことで、修理費用も工賃あわせて2万円以下で収まると思われます。
ロックが開かない
キーレスリモコンを使って全ドアのロックを開錠しようとしてもある一部のドアだけロックが解除できない、あるいは途中までは解除できるがそこで止まってしまう、こういった症状がレガシィツーリングワゴンで起こったらドア一枚につき3万円の出費があるものと覚悟しましょう。
この症状はキーロックが開かないということよりも音によって気が付くことが多いようで、不調個所からキーロックの動作をするときにギリギリとかガリガリとか、結構な音がするようです。
これも経年劣化といってしまえばそれまでですが、新車から半年ぐらいたったものでもこの症状が出ることがあるようで、どうやら構造的に欠陥があるものと思われます・・・スバルは認めませんが。
これを修理するにはドアロックアクチュエーターを交換しなければなりません。
部品代としてはそれほどが高くないのですが作業に手間がかかるため工賃によって3万円という費用が生まれているものと思われます。
「修理か?買い替えか?どっちが正解なの??」
レガシィツーリングワゴンが故障!修理か?買い替えか?迷う…
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※故障してもいいと言う方は時間の無駄なので絶対見ないでください。
パワーダウンと白煙
年式が古いレガシィツーリングワゴンによくあるトラブルに走行中に突然パワーダウンしたと思ったらマフラーから大量の白煙が出ているというものがあります。
マフラーからの白煙というのはエンジンオイルが排気ガス内の含まれているということの証しで、パワーダウンという症状も考えると確実にタービンをブローさせてしまったようです。
古いモデルですとエンジンオイルのメンテナンスの仕方によっては普通に乗っていてもタービンをブローさせてしまうことがあるようで、年式の古いレガシィでは一番起こりやすいトラブルでもあります。
これを直すにはタービンを交換するしかないでしょう。
費用は部品代だけ38万円ぐらい、それに工賃が2万円ぐらい加わって、ざっと見ても40万円は掛かってしまうでしょう。
中古のタービンやリビルト品のタービンを使えば部品代を5万から20万円ぐらいまでにすることができますが、同じお金をかけるなら社外品の高性能タービンに付け替えるという手もあります。
ステアリングがゴロゴロする
ステアリングホイールを回す時にゴロゴロザラザラした感覚がある場合はステアリング周りのトラブルの予兆です。
レガシィシリーズではパワーステアリングポンプの故障が多くあり、しばしばパワーステアリングポンプの交換などを行うことがありますがそれでもこの感覚が残ってしまう場合は、ステアリングギヤボックスの不具合、特にオイル漏れによる潤滑不足であることが多いでしょう。
オイル漏れを目視で確認できるようになっていたらもはやギヤボックスの交換を行わなければならず、約10万円の費用をかけて修理しなければなりません。
この部分はリビルト品というものがほとんどないので、純正部品か程度のよい中古品を2万円ぐらいで手に入れるしかありません。
ショックアブソーバー抜け
レガシィツーリングワゴンにはビルシュタインサスペンションを持つモデルがありますが、このサスペンションにおいて、多数のトラブルが起きているようです。
よく抜ける・・・これがこのサスペンションのトラブルで一番多いもので修理することなく交換することになります。
ビルシュタインとっても日本製ですので部品代としてはそれほど高くはなく、四輪で14万円ぐらいで交換することができるようです。
リヤのショックアブソーバーはガス式なので基本的には交換でしか対処できませんが、フロントはオイル式なので、オーバーホールもできます。
オーバーホールなら1本3万円ぐらいで出来ますので、修理費用を大幅に節約することができるのでしょう。
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