トヨタ 車種別故障事例

オーリスでよくある故障と修理費用

オーリスもCVT故障が多い。修理費用も高額。

他のトヨタの大衆モデル同様にオーリスにもCVTに懸念材料があります。

一応リコールとなっているので知っている方は多いかと思いますが、CVTの内部にあるアウトプットシャフトのつながっている一種のクラッチ機構に問題があり、クラッチ板をとめている金具が金属疲労によって欠落し、クラッチを支えることができなくなってしまうことから動力の伝達ができず、エンジンがかかっていても走り出すことができなくなるのです。

こうなる前から少しずつクラッチが滑り出すので敏感な人ならすぐにわかると思います。

対策をとるにはディーラーに持ち込んでCVTを下ろして、対策部品を組み込むということを行うのですが、リコールですのですべて無料です。

ぜひこのリコール整備は行ってください、これを行わずにCVTが壊れてしまっても保証が受けられないばかりか30万円以上の費用が必要になってしまうからです。

 

サーモスタットの固着

オーリスオーナーからよく聞くのがエンジンが温まりにくいということです。

最近はエコの観点で暖機運転をあまり薦めなくなりましたが、確実に暖機運転は必要です。

よく水温計が動き出すまで暖機運転しなさいと言われたものですが、一部のオーリスでは10分も20分も暖機運転しても、走り出しても一向に水温が上がらないということがあるようなのです。

こうなる原因はクーラントのサーモスタットが固着してしまうことです。

クーラントはエンジンが適度に温まるまでの間、ラジエーターにクーラントを流さず、エンジンの周りだけをグルグル回るようにし、クーラントを素早く温めようとします。

そして温度が上がって今度は冷却が必要と判断するとサーモスタットを開き、ラジエーターにクーラントを導くのです。

この水路の切り替えを行うのがサーモスタットの役割で、これが固着してしまうと開きっぱなしになり、冷え切った状態でもラジエーターのクーラントを導いてしまいオーバークール状態を作ってしまうのです。

これでは中々温まりません。

どうやら新車の時に付けられていたサーモスタットに当たりはずれがあるようですが、対策としてはサーモスタットを新しいものに交換するだけですので費用もそれほど掛かりません。

純正パーツでも2000円もしないので工賃をあわせても5000円もかからないでしょう。

 

排気音がおかしい

オーリスの一部にはアイドリング状態でも走っている状態でもエンジンの調子が悪くなるものがあります。

それはエンジンの排気音が尋常ではない音をたてるので、すぐにわかります。

アイドリング状態でゴボゴボ、走っているとたまにパンパン、まるでチューニングカーのような爆発音を立てることもあるようです。

こうなる原因はバキュームセンサーの故障であることが多いようです。

バキュームセンサーはインテーク内の負圧を測るセンサーで、このセンサーで拾った負圧によって、エンジンの負荷状態などを知り、それに合わせて燃料噴射量やバルブタイミング、点火時期などを制御しているのです。

そのセンサーが壊れてしまうということはECUがエンジンの状態の一部を知ることができないということで間違った制御を行い、エンジンが不調になってしまうのです。
これを直すにはバキュームセンサーを交換するしかありません。

とはいっても小さなパーツでボルトオンで交換できるので、ディーラーで5000円ぐらい払ってバキュームセンサーを購入し自分で交換すれば、工賃もかからずに安く仕上げることができるでしょう。

中古品などがあれば2000円ぐらいで買えますのでもっと安くできます。

ちなみにディーラーで交換作業を行うと部品代以上の工賃を取られることになります。

 

「修理か?買い替えか?どっちが正解なの??」

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インテリジェントAFSの固定

オーリスにはインテリジェントAFSという機能が付けられています。

これはヘッドライトのロービームの光軸を進行方向にあわせて左右に振って、コーナーリング中の視界を得ようというものです。

構造的には簡単にいえばヘッドライト内にあるレンズを左右に動かす形になっているですが、この部分が固着してしまう場合があり、ステアリングを切っても光軸が動かないことがあるようです。

普通に乗っていても意外と気が付かないことが多いのですが、たまに地方の山道などを走って、光軸の動きを意識するようになって初めて気が付くといったことが多いようです。

これが機能していなくても走行には全く影響はありませんが、ついているものが正常に機能していないというのは気持ちが悪いものです。

このトラブルを直すにはヘッドライトアッセンブリーごとの交換が必要になります。

片側で35,000円、両側で7万円の部品代と工賃が15,000円ぐらいの費用が掛かりますが、純正新品パーツではなく、中古パーツやサードパーティーが販売しているリビルト品などを使えば、部品代を半分以下でおさめることができるでしょう。

 

パワーウィンドウの故障・途中で止まる

先代モデルのオーリスでここ最近よく聞くトラブルがパワーウィンドウのトラブルです。

スイッチをしても動かない、動いても途中で止まる、モーター音がうるさい、上下するスピードがやたらと遅いなど、どう見ても経年劣化によるものが多くなっているようです。

パワーウィンドウ系の修理のほとんどは部品の交換によって行われることが多いので修理にはそれなりの部品代がかかります。

例えばモーターだけなら15000円ぐらい、パワーウィンドウレギュレーターだけなら4500円ぐらい、制御用のアンプだけで15000円と更に工賃として12000円ぐらいかかることになります。

しかし、どの部品も中古部品がかなり出回っているので、程度の良いものを探してそれで修理すれば部品代は半分以下になり、トータルでもかなり安く済ませることができます。

 

バッテリー上がり

年式が古くなった車でよく出るのがバッテリー上がり、これに至る理由のほとんどがバッテリー自体の劣化とオルタネーターの劣化による充電量の不足ということなのですが、オーリスでは新車から数年でこの症状が出ることが確認されています。

全てのモデルがそうということではないのですが、バッテリーよりもオルタネーターが先にダウンすることがあるようでどうやらオルタネーターに当たりはずれがあるようです。

数年以内であれば保障でどうにかなりますが、厄介なことにその補償が切れるころの出てきてしまうのです。

オルタネーター自体の不良や故障による発電能力の低下は修理ではなくオルタネーター自体の交換で直します。

純正新品部品で5万円、かなり高い部品代を取られた上に1万円以上の工賃を取られるというのですからかなり痛い出費になります。

幸いなことにオルタネーターは共通部品でありますし、リビルト品や中古品がかなり出回っているので、そういったものを使えば2万円以下でオルタネーターを手に入れることができるのでそういったものを最大限に活用したいものです。


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