エンジンと電気系の不調
GD系フィットによくあるトラブルが充電系からくるエンジンや電装品のトラブル、エンジンが思ったように回らない、ヘッドライトが暗い、ブレーキを踏むとエンジン回転数が落ちるなどの症状が出たらバッテリーやオルタネーターの不調を疑います。
バッテリーを交換してそれが直れば、バッテリーが原因ということになりますが、ほとんどの場合それでも解消されないことが多く、オルタネーターによるトラブルということにたどり着きます。
比較的簡素なトラブルとして多いのがベルトの張り不足でオルタネーターが回りずらくなっており思ったような発電がおこなわれていないというもの、これだけであればベルトを交換するなり、張りの調整をすればいとも簡単に直ってしまいます。
それでも直らない場合はいよいよオルタネーターがおかしいということになります。
オルタネーターは基本的には修理ではなく交換を行って直すものですのでここまで来たものはオルタネーターの交換を強いられます。
純正品で5万円以上の部品代となりますのでここは2万円程度で手に入れることができるリビルト品がいいかと思われます。
交換作業に関しても少しこういったことに経験がある人であればできないことではありませんが、念のためディーラーで交換した方がいいと思います。
危険なトラブル!急発進
GD1にはかなり恐ろしいトラブルが出る可能性が高いようです。
そのトラブルの状況というのが、急加速や急発進です。
普通の運転している時にアクセルペダルを踏んでいないのも関わらずアクセル全開になるというもので、死傷事故がいつ起こってもおかしくない非常に危険なトラブルです。
これでリコールなどになっていないからもっと恐ろしい・・・。
こうなる原因はECUの中にある基盤がわずかに割れ、それによって接触不良をお越し、アクセルペダルとは全く関係なく、エンジンが全開状態になってしまうというものらしいです。
こういった状況にならないためにも今現在何も起きていない状態でもECUを交換した方がいいのかもしれません。
ちなみにフィットの純正ECUの値段は9万円ほどするそうです。
安全装備も万能ではない
ホンダの自動ブレーキシステムであるシティブレーキアクティブシステムが搭載されているGK型フィット3。
このモデルにおいてシティブレーキアクティブシステムに異常が出た場合に点灯するCTBA警告灯が点滅するというトラブルが頻発しているようです。
この状態でディーラーに持ち込んでも故障ではないといわれるそうですが、それもそのはず、実はフロントウィンドウの上部にあるレーザーセンサーとフロントウィンドウ間に曇りが発生し、それによって警告灯が点滅する仕様になっているだけらしいのです。
要するにこれは異常ではないということになり、根本的に改善することはできないということになります。
ただホンダとしてもこういったことが多発していることを確認しているので、このシステム用のアップデートデータを用意し、それに書き換えることによってこの症状を緩和することができるようです。
CVTの故障(ジャダー)
これは初代フィットで定番となっているトラブル、通称スタートジャダー病などといわれているものですが、初代フィットはCVTでありながらトルクコンバーターではなく、クラッチを持っており、
その制御は不完全なためにクラッチがジャダーを起こしてしまうようです。
この症状が出てしまう根本的な原因はどうやらホンダマルチマチックの性能が限界に来ているということらしく、基本的には完治はできません。
しかし、CVTを交換することによって症状を抑えることができるようですのでそれを行うのが最適な修理方法となるでしょう。
工賃含めて30万円、リビルト品を使っても20万円程度にしか安くならないようです。
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フィットが故障!修理か?買い替えか?迷う…
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※故障してもいいと言う方は時間の無駄なので絶対見ないでください。
水漏れからオーバーヒートに
フィットにおいて比較的多いトラブルがオーバーヒート、ここ最近の車では非常の珍しいトラブルなのですが、フィットではこれが結構多くなっているようです。
オーバーヒートになる原因となるものにはいろいろなものがあるのですが、フィットの場合は冷却水漏れからくる冷却水不足からくるオーバーヒートが一番多いです。
漏れる場所はウォーターポンプ、ウォーターポンプ内部のOリングの劣化が早いようでそこからかなり漏れてしまうようです。
冷却水漏れだけの修理ということであれば、3万円ぐらいでウォーターポンプの交換ということになるのですが、
激しいオーバーヒートを起こし、エンジン始動もままならないなどという場合は、エンジン自体をオーバーホールしなければならないので、20万円以上の費用が掛かってしまいます。
いろいろなエンジン不調が一気にはじまる
エンジンの調子がおかしいといってもいろいろな症状やいろいろな原因があるものですが、これらに症状がいきなり同時期に出始めるような場合はタイミングチェーンの不具合を疑います。
ただ、フィットはタイミングチェーンですので切れることは稀ですし、タイミングチェーンが伸びるということもチェーンテンショナーがついているのであまり気にする必要もありません。
しかし、このチェーンテンショナーが壊れていた場合は例外です。
初代フィットではこのチェーンテンショナーの不具合によってチェーンの延びを吸収することができず、適切な張りの状態を保つことができなくなってしまうために複数のエンジントラブルが同時に起こることが多いようです。
交換には2万円ぐらいの部品代と15000円以上の工賃が掛かってしまうでしょう。
ブレーキをかけると音がする
走行距離が進んでいるフィットでよくあるのがブレーキペダルを踏んでブレーキングをしたときにフロント周りからボコッなどといったような鈍い音がするというもの。
これはサスペンション周りについているブッシュ類が劣化したことによって起こるもので、ブッシュの硬化や亀裂などが原因となるものです。
ブッシュはゴム製ですので古くなるとこういったトラブルを引き起こしてしまうために定期的に交換する必要があります。
ブッシュといってもいろいろな部分につけられているのでどこが悪いの変わりにくいものですが、こういった音がするぐらいであればすべてダメになっていると思われますからすべて交換するのがいいでしょう。
交換費用は工賃と部品代あわせて5万円もみておけばいいでしょう。
マフラーの音が変わってきた
フィットはどうやらマフラーの作りが悪いようで悪条件下で使い続けるとタイコやタイコとパイプのつなぎ目あたりに穴が開いてしまうことが多いようです。
これによってどこか調子悪くなるということはありませんが、排気音が大きくなったり、排気ガスがキャビン内に入り込んでくるなどの症状を起こすようになります。
カー用品店などでマフラーパテのような修理キットが売られており、それでも一時的に直すことができるようですが、耐久性が乏しいのでできれば交換したいものです。
穴の開いた場所にもよりますが、だいたい6万円以上の費用が掛かってしまいます。
中古部品で程度の良いものであれば1万円ぐらいで手に入れることができますのでそれを使ってもいいでしょう。
ドライブシャフトのブーツ
車検を3回ぐらい受けているフィットにありがちなのがドライブシャフトブーツの破れ、これもゴム製ですので劣化によって破れてしまうことがあるようです。
これが破れると悲惨です、ドライブシャフトブーツの中には専用のグリスが充填されているような形となっており、破れによってそれが飛び散ります。
フロントの下まわりやホイール、ブレーキ、ボディのサイドに至るまで飛び散って付着してしまい、それがなかなかきれいに落ちないからやっかいです。
ディーラーでも交換作業の前にまず洗浄から始めるぐらいです。
交換費用は左右でだいたい4万円ぐらい、ドライブシャフトブーツ自体はそれほど高いものではないのですが、
ドライブシャフトを抜いたり、その時に抜けるミッションオイルを交換したりする必要があり工賃がかなり掛かってしまうようです。
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