アイドリング不調で多額請求?
クルーガーシリーズの2.4リッターエンジンモデルには2AZ-FE型エンジンが搭載されています。
このエンジンは非常にトラブルの多いエンジンで、アイドリングの不安定を訴える方が非常に多く存在するようです。
このエンジンは燃費を向上させるためにアイドリングまでかなり低い回転数に設定しているため、ただでもエンジンが止まりやすい状態になっているのに、更にスラッジたまりやすくなっており、吸気系などに悪さをするようです。
一応、対策部品が出ているようでアイドリングの不安定を訴えると吸気系の部品をそっくり交換するようですが、そろそろ保証期間が切れている車が多くなってきたので、そういった場合にはすべて実費となります。
よく交換されているのがISCVという部品、ISCVとはアイドル・スピード・コントロール・バルブのことで、キャブレターでいうところのアイドルスクリューのようなものです。
これを交換するには部品代込で6万円以上かかるようです。
EMVのタッチパネルが反応しない
クルーガーシリーズにはEMVというものが付けられています。
このEMVというのは普通のカーナビとはちょっと違い、カーナビやAVシステムの他にエアコンの操作や車の設定などの機能も持っており、統合的な制御電子パーツとなっているものです。
このEMVはタッチパネル式で操作するようになっており、操作もわかりやすいのですが、外気温が低い冬ではそのタッチパネルがいうことを聞かない時があるようです。
特にキャビンが冷え切っていて、タッチパネル自体も冷えているときは全く反応を示さなくなり、ヒーターが効いてきて、タッチパネル自体が温まってくると操作ができるようになるようです。
これには対策品が出ているようで、ディーラーでは寒い時でも正常に機能するEMVに無償交換することになっています。
エンジンの振動
クルーガーシリーズもだいぶ年式が古くなってきましたが、年式の古さゆえのトラブルというものもよく耳にするようになってきました。
特に多いのがゴム系のトラブル、サスペンションのブッシュやウェザーストリップなどもそうですが、一番わかりやすくて苦情の多いのがエンジンの振動です。
ご存じのとおりエンジンはゴム製のエンジンマウントというものを介してフレームに固定されているのですが、このエンジンマウントが硬化してしまうことによってエンジンの振動を吸収することができずボディ全体にその振動が伝わってしまうのです。
その振動の一番大きな原因となっているのがいわゆるアッパーマウントであるムービングコントロールロッドというものです。
これによって水平方向の振動を抑えているのでこれにつけられているブッシュが硬化してしまうと大きに振動を生み出してしまうというわけです。
効果的な対策はムービングコントロールロッドごと新しいものに交換することになると思います。
部品代だけで6000円ぐらい、社外品で5000円ぐらいと比較的手ごろな値段で、工賃もそれほどかかりませんので振動を感じたらすぐに交換した方がいいかと思われます。
「修理か?買い替えか?どっちが正解なの??」
クルーガーが故障!修理か?買い替えか?迷う…
その問題の正解を詳しく教えます。
※故障してもいいと言う方は時間の無駄なので絶対見ないでください。
走行中にエンジン警告灯が点灯
クルーガーLに限らず、クルーガーシリーズでよくあるトラブルが、走行中に突然エンジン警告灯が点灯し、エンジン回転数が上がらなかったり、逆に上がった状態で下がらないという症状です。
これはエンジン回転数をつかさどるセンサーの故障で、ほぼ間違いなく吸入空気量を測るエアフローセンサーの交渉でしょう。
確かに正確な吸気量がわからなければ、正しい燃料供給が行われないのでこういった症状が出ても不思議ではありません。
この症状をなくすにはエアフローセンサーを交換することが必要ですが電子部品の中でもECUの次に高い部品といっていいものですのでかなりの部品代を請求されることになります。
部品代だけで12000円程度、これに15000円程度の工賃が発生するので、少なくとも3万円ぐらいは用意しておかなければならなくなります。
ヘッドライトレンズ水分の侵入
クルーガーシリーズは生産終了となってからだいぶ経つモデルで現在は知っているものはそれなりに年式が古くなってきています。
トヨタ車ではこういった年式の古いモデルにおいて、リヤコンビネーションランプ内に水分が浸入するというトラブルが多くなっており、このクルーガーLにおいても例外なく、水分の侵入、レンズ内のくもり、水分による端子の錆などによる球切れなどが起きています。
これはリヤコンビネーションランプの防水処理が劣化してきて、パッキンから雨水や洗車の時の水道水が入り込んでしまうためで、場所がはっきりしていればコーキング剤などで補修することができますが、そうでない場合はリヤコンビネーションランプごと交換しなければなりません。
新品部品で1つ約3万円と純正品はかなり高いもので、6000円程度で購入できる中古品を手に入れて取り付けたり、社外品のLEDリヤコンビネーションランプを付けたりすることが多いようです。
クルーガーのパワーウィンドウ故障
パワーウィンドウの故障はどの車にもありがちなトラブルですがクルーガーではちょっと違ったパターンのパワーウィンドウトラブルがあるようです。
症状としてはごく一般的なパワーウィンドウの故障にあるようなモーターは動いてもガラスが上下しない、スムーズに動かないというものです。
通常であれば、パワーウィンドウレギュレーターの交換となり何万円も修理費用が掛かってしまうのですが、クルーガーシリーズで多いのは、パワーウィンドウレギュレーターの可動部分のレールからアームの一部がはずれてしまい、それによって動かなくなってしまっているといったもので、基本的には内張りをはがしてそこから外れた部分をはめ込めば直ってしまいます。
しかし、外れた原因がアーム部につけられているゴム製のクッションが劣化して引けてしまっているとことなので、これを交換しなければ再発することになってしまいます。
それを直すためにはその部品とはめ込み作業が必要となり、工賃含めて1万円ぐらいの修理費用をかけて直さなければなりません。
ただ、パワーウィンドレギュレーターの交換よりはるかに安く済みます。
車の買い替えや処分を考える時は、あらかじめ自車の査定を忘れずに👇👇👇
故障車・廃車を含む中古車査定を精選、おすすめはどっち?