電動スライドドアの故障
スペイドはコンパクトカーながら大きな電動スライドドアを持つ車ですが、だいたい電動スライドドアを持つ車というのはこの部分にトラブルを抱えています。
スペイドもその中の1台であって、オープンボタン押してもモーターがうなるだけで一向に開かない、逆に閉じもしない、閉めた時も完全に閉まりきらならないなどといろいろな症状が出ているようです。
よくある原因としてスライドドアのレールに異物が入っているとか汚れがたまっているとかということもあり、この場合は掃除をしてグリスアップすれば簡単に治ってしまいます。
しかし一方では機械的な故障を伴っていることもあるので、そう安易には考えられません。
スライドドアの故障で多いのは電動スライドドアならではリリースモーターの故障、これはどこがどうおかしいということではなく、モーター自体がお釈迦になっていることに端を発します。
上記修理はこのリリースモーターを新品に交換することのよって行われます。
部品代だけで15,000円ぐらい、それに工賃として同額ぐらいを見積もっておくといいでしょう。
リヤハッチの雨漏り
スペイドは4ドアハッチバックスタイルを持つ車で後ろにあるラゲッジスペースにアクセスするにはリヤハッチを使うわけですが、初期のころのモデルにこの部分から雨水が浸入することが多くなっているようです。
これもトヨタの車ならではボディ剛性の無さからくるものなのですが、それに対抗できるウェザーストリップやゴムパッキンなどが採用されているので通常では雨水は入り込みません。
しかし、初期型ではそれが完全ではないものがあるようです。
困ったことになかなか気が付きにくいもので、リヤラゲッジスペースの下にあるスペアタイヤを収めるところを開けて、そこに水たまりができて初めて気が付くということが多いようです。
完全にリヤハッチの密閉が悪いことが原因となっており、これを直すにはリヤハッチまわりのゴム製のパッキンなどを交換しなければなりません。
費用的には工賃入れて2万円以下で済みます。
スライドドアのガタガタ音
スライドドアはどの車でもトラブルが絶えません。
スペイドではリリースモーターの故障に次いで多くなっているのがドアのがたつきです。
スペイドはトヨタのディーラーも認めるほどボディ剛性が弱い車で走行距離が進むに連れてどんどんボディが変形してくるようです
要はそれによって立てつけが悪くなったことによってスライドドアが走行中にガタガタ言い出すわけです。
修理としては微調整の範囲内で出来るものであればスライドドアのアームの位置を調整すれば直るらしいのですが、それでも無理なくらい大きながたつきがある場合は打つ手はないようです。
セルモーターが回らない
エンジンをかける時になくてはならないセルモーター、この部分にトラブルを抱えるスペイドが後を絶ちません。
原因はセル自体ではなく、セルを回すために電力を流す配線に不備があり、セルモーターが全く回らない、あるいは逆にセルモーターが回りっぱなしになってしまうようです。
セルモーターへの電源が失われている状態であれば、回らないということだけで済みますが、常に電気が伝わっている状態ですと最悪発火の恐れもあるというということでリコールにもなったもので、早急に対策が必要になります。
リコールになっているので、修理費用は無料ですのでまだの方はすぐにディーラーに持ち込んだ方がいいでしょう。
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もう一つの開閉不能
スペイドの中で一番多いトラブルがパワースライドドアの開閉不能、ほとんどの場合開閉機構部の故障によるものが多いのですが、意外な部分の故障によってこれに陥ることがあるようです。
スペイドにはあやまってスライドドアを開閉しないようにパワースライドドア機構自体にオン・オフスイッチが付けられています。
意外とこのスイッチの存在に気が付いていない方が多く、それがオフになっているだけでディーラーに駆け込む方が多いようです。
しかし、このスイッチをオンの状態にしていても、パワースライドドア機構が全く正常な状態であっても動かないということもあるようです
この症状はそのスイッチ自体の故障で、マスタースイッチが壊れていることによってパワースライドドア機構がオンにならないのです。
修理はそのスイッチを交換するだけ、部品代と工賃含めても5000円にもなりません。
ボディの変形
スペイドでボディのあちらこちらからギシギシ、キュッキュッ、ゴトゴトと走るたびにあるいはひどいものでは人が乗り降りするたびに音が聞こえてくる場合があります。
車に音に異常ともいえるほど敏感な日本人にとっては不快極まりないものですが、スペイドではこれ正常です。
大きなキャビンスペース、大きなスライドドア、コスト削減による鋼材の強度不足、この3つが揃えば必ず音が出てしまうのです。
ボディ剛性のなさからボディがわずかに変形してしまい、設計上では考えられない部分がこすれあったりしてこういった音が出てしまうのです。
ですので、根本的な修理方法はなく、音が出るところを見つけてそこにクッションなどを挟むなどの対策をとるぐらいしか改善方法はないでしょう。
ディーラーに持ち込むと直っていないわりにはしっかりと工賃をとるので自分で行うのがいいと思います。
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