メルセデス・ベンツ Eクラスでよくある故障と修理費用

コラム調整ができない

W211型Eクラスともなるとかなり贅沢な装備が付けられるようになるのですが、それがあだとなることがよくあります。
贅沢装備の一つである電動式のコラム調整機能、これが動かなくなるというトラブルが多くなっているようです。

 

これはステアリングホイールの位置を調整する機能でこの車では電動モーターによって上下方向のチルト機能、前後方向のテレスコピック機能が付けられています。
この調整機能を作動させるためにつけられている樹脂製のシャフトが折れることが多く、それによってチルト機能とテレスコピック機能の両方やどちらかの機能が損なわれることがあるのです。
修理としてはこの樹脂製のシャフトだけを交換すればよく、費用もそれほど掛からないと思われるのですが、この作業を行うためにはステアリングシャフトを取り外す必要があり、それに手間がかかってしまうので工賃だけでも50000円以上かかってしまうことになります。

定番のオイル漏れ

ヨーロッパ車では定番となっているオイル漏れがこのW211型 E320でも頻発しています。
このモデルで多いのがリヤクランクシールからのオイル漏れでここから漏れるとかなり大量のオイルが漏れてしまいます。
何故ならクランクケース内は常に大量のエンジンオイルがバシャバシャなっているところだからです。

 

更にリヤクランクシールはトランスミッションとの結合部にあたるところにあるので、シールだけの交換といってもそう簡単にはできません。
トランスミッションを下ろして、フライホイールを取り外してやっと見ることができるのです。
この修理も修理費用のほとんどが工賃となります。
更にオイル漏れがひどいとすぐ下にあるO2センサーの配線まで炒めてしまうこともあり、その場合はO2センサーの交換や配線の交換が必要になってしまいます。
ざっと計算しても10万円台になることは確実でしょう。

ヘッドライトが暗くなる

このトラブルというか症状もヨーロッパ車ならではのものとなりますが、ヘッドライトのレンズが黄色っぽくなるというものです。
メルセデス・ベンツのヘッドライトのレンズはガラスではなく透明の樹脂で出来ており、それを保護するために表面に保護材の様なものが塗布されています。
実はその保護材が紫外線などによる劣化で黄色っぽく変色してしまい、しまいにヘッドライトの光が黄色っぽく見られるぐらい黄ばんでしまうのです。
ひどくなると車検をパスすることができないほど光量が減ってしまうこともあるようです。

 

ディーラーではこういったことに部品交換という手段を使います。
しかし、レンズだけの交換ではなくヘッドライトアッセンブリーの交換となるので30万円ぐらいかかります。
安く仕上げるには、ヘッドライトレンズの研磨がいいでしょう。
専門業者に頼んでも数万円で済みますのでかなり安く済むと思います。

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エアコンの風が臭い

梅雨時に多いトラブルがエアコンから出てくる風が臭いというもの、これはエボパレーターからダクト、吹く出し口などの付いたカビから発生られる匂いで、一般的には洗浄することによって匂いをとります。
軽微なものであれば、吹き出し口から専用のスプレーを吹きかけて送風を行うだけでなおってしまうこともあるのですが、Eクラスはドイツの車で日本の湿気の多い気候に合わせたつくりになっていないせいか、どういうわけか匂いが取れづらいようで、それこそ分解して洗浄したり、新しいものに交換したりしなければ匂いが取れないことが多いらしいのです。
交換といってもエボパレーターなどを交換するとなるとかなりのお金がかかりますし、樹脂製のダクトもそれだけで50万円ぐらいするそうなのでそう簡単には交換することもできません。
それなら多少お金がかかっても分解洗浄してもらった方がいいと思います。
費用的にもなんだかんだ含めても10万円ぐらいはかかるでしょう。

夏に温風、冬に冷風

年式の古いEクラスでは、夏場にエアコンをかけても温風しか出ないというトラブルがよくあるそうです。原因は暖房するときに冷却水を引き込んで温風を作り出すヒーターバルブの故障で、冬場に温風を作り出す状態のまま内部のモーターが焼き付き、温風を出させる状態のままとなってしまっていることからエアコンを入れても温風が出てきてしまうようです。
逆に夏場に壊れた場合は冬場にヒーターとして使っても温風が出ない状態のままとなっているため一向に暖かい風が出てこなくなるということになります。
この症状を直すにはヒーターバルブを交換するしかありません。

 

費用は部品代が80000円ぐらい、それに工賃がプラスされ15万円ぐらいになります。
ヒーターバルブは社外品が50000円ぐらいで出ているのでそれを使えば数万円は安くすることができると思います。

純正カーナビでラジオがきけない

最近では車の中でテレビが見られるようになったせいか、ラジオを聴く方も少なくなっているようですが、Eクラスの搭載されている純正カーナビでラジオを聴いている時にチューニングがずれているのではないかと思うぐらいの大きなノイズが入ってきて、ラジオの声がほとんど聞こえなくなることがあります。
これは走っている場所に関係なく起こるようですので電波的な問題はなさそうで、Eクラスで純正カーナビを搭載しているものであればどの車の大なり小なり起こっていることからもカーナビ自体のトラブルでもなさそうです。
実はこのような大きなノイズが入ってしまうのはアースの不十分であることが分かっています。

 

純正カーナビですから取り付けたのは生産ライン、ということは生産ラインでのアースの取り方に問題があるということになりますが、こういった状態の車をディーラーに持ち込んでもすぐにアースが不十分であることには気が付かないでしょう。
仮に最終的にそれがわかったとしてもそこまでたどり着くまでにはかなりの時間と工賃が発生しているはずで、工賃5万円、10万円は当たり前の世界かもしれません。
アースの取り直しはある程度知識のある方なら簡単にできますのでできれば自分で行った方がいいでしょう。

もしかすると買い替えしたほうが得するかもしれません・・・

修理より買い替えの方が得する