メルセデス・ベンツ 車種別故障事例

メルセデス・ベンツ Sクラスでよくある故障と修理費用

エンジンチェックランプが点灯

W220型Sクラスでかなり高い頻度で出ているトラブルがエンジンチェックランプの点灯を含んだエンジントラブルです。

エンジンがかからない、走行中に突然止まる、アクセルペダルを踏んでも加速していかない、愛土井リング中にハンチングを起こし最後はエンスト・・・などといろいろな症状を示します。

この症状が出る時は十中八九、エアマスセンサーのトラブルであることが多くなっています。

エアマスセンサー、いわゆるエアフローセンサーはエンジンが吸い込んだエアーの量を測るセンサーで、ECUにおいて燃調を決めるうえでの基本的なデータ取りに使われるものです。

燃調の基本となる部分に欠陥が出てしまってはいくらSクラスといってもまともエンジンが動くわけがありません。

修理にはこのエアマスセンサーを交換します。

費用は何と約10万円・・・これは部品代だけで、です
これに工賃を加えたら驚くような金額になってしまうでしょう。

 

朝起きたらシャコタンになっていた

Sクラスにはすべての足回りにエアサスペンションを採用したモデルがあります。

エアサスはコイルスプリングの代わりにエアバッグという風船のようなものを取り付けその弾力性によって衝撃を吸収するサスペンションのことを言います。

ショックアブソーバーは通常のものと何一つ変わりませんので、正確にはエアスプリングといった方がいいでしょう。

国産車でもエアサスを採用したモデルがあり、トラブルが起こることが多いのですが、その場合はどれもそれなりに年式が進んだものだけで作られて数年で壊れるということはあまりありません。

しかしメルセデス・ベンツのSクラスの用のエアサスは年式問わず頻繁に壊れるようです。

よくあるのが朝起きて車の乗ろうとしたらシャコタンになっていたというもの、要するにエアスプリングからエアーが漏れているということです。

こうなってしまうとエアーがどこから漏れているのかを突き止めなければなりませんのでかなり手間がかかります。

幸いエアスプリングが破けてということは少なく、ほとんどの場合がエアコンプレッサーからエアスプリングに至るまでの経路や分岐点にあるバルブロックでエアー漏れを起こしていることが多く、その部分だけを直すだけで済むので思ったほどに費用はかかりません。

おおざっぱな計算でフロント2つ分で22,000円ぐらい、リヤ2つ分で3万円ぐらいとなります。

 

「修理か?買い替えか?どっちが正解なの??」

Sクラスが故障!修理か?買い替えか?迷う…
その問題の正解を詳しく教えます。

↓ ↓ ↓

※故障してもいいと言う方は時間の無駄なので絶対見ないでください。

 

セレクターレバーが動かない

現行型Sクラスではエンジンを変えてもセレクターレバーが動かなくなるというトラブルが出ているようです。

ATモデルは安全のためにエンジンがかかっていて、ブレーキを踏んでいる状態でなければ、Pレンジからセレクターレバーを動かせないような仕組みになっているのですが、Sクラスでよくあるのでどちらもクリアしたうえでセレクターレバーが動かないというものです。

このトラブルはこの安全機能を動かすための樹脂製パーツの一部が破損することによって引き起こされているもので、そのパーツがないことによってロック機構が解除できないでいる状態になっているのです。

物理的な修理ではこの破損した部分だけ交換すればいいということになるのですが、メルセデス・ベンツではこれだけの部品供給がなく、1000円にも満たない小さなパーツのためにセレクターレバー周り全て交換しなければならないのです。

その費用は約15万円、なんとも無駄な修理です。

 

W126のアイドリング不調

SクラスもW126ぐらいになるといろいろとトラブルが出てきます。

その一つがテスターにもエラーコードが出てこないアイドリングの不調です。

テスターに出てこないということは電気的にどこもおかしくないということで一番疑われるスロットルバルブにつけられているスロットルアクチュエーターも正常ということです。

しかし、そうではないようです、試しに分解してみると見るも無残に配線のほとんどの被覆が剥がれて銅線むき出し状態になっているではありませんか。

原因は経年劣化で修理としてはこのスロットルアクチュエーターを交換しなければなりません。

しかし、この部品はかなり高額でここだけで10万円ぐらいの費用が掛かってしまいます。

更に中古部品などもほとんど出回っていないという状態で手に入れるのが困難です。

安く仕上げるには技術のしっかりとしたショップで配線を引き直してもらうという手段を使うしかないでしょう。

 

エンジンルームからの異音

走行距離が進んだSクラスにおいてエンジンルームからガラガラ音やキュルキュル音が聞こえてくることがあります。

この音の原因はベルト、実はSクラスではこの部分のトラブルが出ることが非常に多いようでベルトの張りを調整するベルトテンショナーの不良によって起こるようなのです。

このまま放っておくとベルト切れを起こしてしまい、いろいろな障害を引き起こすことになりますので、ベルトテンショナーはもはや消耗品としてベルトと一緒に交換した方がいいでしょう。

同時交換するとディーラーではだいたい7万円前後の部品代がかかることになります。

ただ、社外品も出ているのでそれを使えば16,000円ぐらいの部品代で済むでしょう。

 

ブレーキ警告表示

Sクラスにはブレーキパッドの残量を警告する機能が備わっており、ブレーキパッドがある程度無くなってくると警告表示されます。

しかしこのシステムが時折悪さをするようで、ブレーキパッドがまだだいぶ残っているのに警告表示がされることがあるようです。

これはブレーキセンサーの故障で間違った信号をECUに送ってしまっているようです。

修理にはブレーキセンサーの交換が必要なのですがディーラーではブレーキセンサーの交換に伴い、ブレーキパッドも交換することになるようで、一か所あたり2万円ぐらいの部品代に1万円ぐらいの工賃が掛かってしまうようです。

中古品も出回っていますが壊れやすい部分であるためあまりお勧めはできませんが3,000円ぐらいで手に入れることができるようです。


車の買い替えや処分を考える時は、あらかじめ自車の査定を忘れずに👇
👇👇

 

-メルセデス・ベンツ, 車種別故障事例
-, ,