トヨタ 車種別故障事例

アリオンでよくある故障と修理費用

 

初代アリオンに燃料漏れ

初代アリオンには過去に大きなリコールが行われていました。

これは燃料パイプや燃料ポンプのガスケットの精度が悪く、エンジンの振動によってガソリンがにじんでくるというもので、これも中国製だったため、日本製の部品の取り替えることによってやっと正常な状態になったというものです。

大々的リコールだったのでアリオンユーザーで知らない人はいないと思いますが、実はそのリコール整備を受けていても燃料ポンプあたりからの燃料漏れが起こることが多くなっているようで、
幸いなことにエンジンから遠い位置にあるのですぐに爆発ということにはなりませんがキャビン内にガソリンの匂いが充満するということはあるようです。

これはリコールとはなっていませんが、いわゆるリコール整備の不具合ということですべて無料で直してくれるようです。

 

2代目アリオンのCVTの故障による修理費用

2007年にフルモデルチェンジしたアリオン、これで2代目モデルになったわけですが、先代モデルのような生死にかかわるようなものはありませんが、リコールが発表されました。

症状としては、セレクターレバーをDレンジなどにいれて、ブレーキペダルを放してもクリープ現象すらない状態になり、アクセルペダルを踏んでもまるでニュートラルに入っているかのようにエンジン回転数が上がったるだけで車はいっこうに進まずといった状態になります。

これは内部につけられている変速用のクラッチを抑える部品が急激な加速などによって位置がずれ、それによってクラッチが押さえつけられないようになり、回転力が伝わらないというものです。

しかし、このリコールは1800ccエンジンモデルのみで同じような構造を持つ1.5リッターエンジンモデルや2リッターモデルは該当してないことになっていますが実はこれらのモデルにも同じような現象が起きているようです。

この状況までいってしまうとひどい場合ではミッションの乗せ換えが必要で部品代だけで30万円以上もかかってしまうでしょう。
しかし、これといった対策が今のところないので、急発進などを避けなるべくCVTに負担がかからないようにしましょう。

 

エアコン故障の確率が高い

初代アリオンで非常によく聞くトラブルがエアコンのトラブルです。

車に乗ってエアコンを付けた時は全く問題なく使えるのですが、しばらくするとエアコンスイッチが点滅して、冷風が出なくなるというもの・・・、この原因はエアコン用のコンプレッサーのオンオフを行うマグネットクラッチリレーの破損が原因です。

通常、マグネットクラッチリレーが破損するとコンプレッサーが機能せず、全く冷えないのというのがお決まりなのですが、アリオンのものはどうやら中途半端の壊れることが多いようです。

それによってオンになったりオフになったりを繰り返して、最終的にはオフになりっぱなしになるという状況になるようです。

交換部品はマグネットクラッチリレーだけですので部品代としてもわずか2000円ぐらい、工賃含めても5000円以内で収まるでしょう。
もっと安い中古部品も出回っていますが、電気系ですのでできれば使わない方がいいと思います。

 

アイドリング不調

アリオンはどちらかというとエンジン回転数3000rpm以下で走ることが多く、エンジンには違った意味で負担がかかる車でもあります。

その結果が直噴エンジンならではのスラッジがたまりやすいということに繋がります。

そもそもトヨタの直噴エンジンはスラッジがたまりやすく、それによってたくさんの車種でエンジントラブルを起こしているのですが、その中の1台にこのアリオンが含まれているということになり、それによってトラブルが起こっているということになります。

スラッジ、要するにエンジン内部が煤で汚れてしまい、それが蓄積していくとスロットルから排気バルブまでの間にこびりつき、エンジンの正常な動きを阻害してしまうということです。

ドライバーが一番気が付きやすいのがアイドリングの不安定さ、特にここ最近は燃費性能を低減させるためにアイドリングを低めする傾向が強く、それによっても更にアイドリングの不安定さを招くことになっているようなのです。

スラッジによるトラブルはそのスラッジを取り去るしか手段はありません。

エンジン内部は洗浄剤の添加などできれいにしますが、それなら5000円程度で直すことができます。
しかし、大量にたまってしまった場合はエンジンを下ろして物理的に掃除してあげなければならず、ざっと考えても5万円以上の費用は掛かってしまうでしょう。

 

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エンジン始動ができない

アリオンで比較的よく聞くトラブル事例が、朝起きてエンジンをかけようとしたらうんともすんとも言わないというもの、要するにエンジン始動ができないというものです。

エンジンがかからないということにいろいろな原因が考えられますがアリオンの場合はスターターモーターの故障によることが多いようです。

これのもとなる原因はこれといってありません、要するのスターターモーターの品質が悪かったということです。

現行モデルではこういったことがあまり起きていないようですので、どうやら対策品が付けられているようです。

スターターモーターは結構高い部品です、アリオンのものでも純正新品で45000円以上します。
しかし最近では純正部品並の品質を持つリビルト品や社外品があり、それが純正部品よりはるかに安い金額で販売されているので、それを使えば修理費用を安く済ませることができるでしょう。

 

エンジンが吹け上がらない

現行モデルの中で、走行中のいきなりエンジン回転数が上がらなくなるというトラブル事例が出てきているようです。

現行モデルはかれこれ8年も前のモデルということになりますが、その最初のころに作られたモデルにおいてこの症状が特に多く出てきているようです。

原因は排気ガス内の酸素濃度を測らるO2センサー、このO2センサーが壊れてしまったために正常な燃料噴射量を得ることができず、それがエンジンの吹け上がりの悪さを招いてしまったのです。
トヨタの車ではもはや定番となっているO2センサー不良、やはり耐久性に欠けるものと推測されます。

修理はこのO2センサーを交換するだけ、純正部品の部品代で2万円程度、工賃で5000円程度とちょっとばかり修理費用がかさばりますが、純正部品ではなく、社外品や程度の良い中古部品を使うことによって部品代を半分以下にすることも可能です。


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