ミラジーノでよくある故障と修理費用

エンジンの振動がひどい

ミラジーノは生産終了までに2つのモデルが作られましたがこのトラブルは初代モデルに多く出ているものです。

 

症状としてはエンジンを掛けるとアイドリング回転数であってもエンジンの振動をかなり強く感じるといったものです。
ステアリングホイールを握る手やフロアにおかれている足などのダイレクトな振動を感じ、まるでマッサージ機の上に座っているかのようです。
インパネやキャビン内にあるものからそれまでなかったカタカタという異音がするぐらいボディ全体が大きく揺さぶられているといった感じです。

 

自動車において振動の皆ものとなるものは3つ、エンジンの振動とドライブトレーンの偏芯による振動、そしてタイヤからつたわる路面の振動です。
振動がひどいというのが走っている時というのであれば、すべての可能性が出てきますが、エンジンを掛けてアイドリングの状態で止まっている時から振動があるということはドライブトレーンとタイヤからの振動はあり得ませんので消去法で考えるとエンジンの振動ということになります。

 

エンジンは燃料と空気が混ざった混合気を燃やして爆発させ、それによってピストンを押し下げることで動力を作り出している内燃機ですので、どうしても振動が発生してしまいます。
特にミラジーノには直列3気筒エンジンといった奇数のシリンダーを持つエンジンを搭載しているので余計に大きな振動を発生させてしまいます。

 

通常ではその振動をボディ側に伝えないようにとフレームにエンジンを取り付ける部分にエンジンマウントと呼ばれるゴムの塊を挟む形で取り付け、そのゴムの塊でエンジンの振動をかなわするようにしています。
高級車ともなると更に防振性能が高いシリコンオイルなどを封入したエンジンマウントを使うことがありますがミラジーノのような軽自動車ではコスト削減のためにゴムだけで作られたものを使います。

 

こういったものが付けられているのにこれだけ激しい振動を感じるということはエンジンマウント何かしらの理由でエンジンマウントの役目をはたしていないことになります。
振動が大きいもののエンジンマウントを取り外して見るとだいたいがゴムがつぶれていて亀裂が入っているものが多く全くといって振動をかなわすることができていない状態であることがわかります。
ひどいものですとエンジンマウントのゴムの部分がなくなってしまいエンジンとフレーム直接触れ合っている状態になっているものあるようです。

 

こうなる原因はやはりゴムの経年劣化であってゴムでできているものである以上避けられないことだと思います。
修理はエンジンマウントを交換します。
ミラジーノにはエンジンマウントが3つつけられていますのですべてを交換します。
費用はエンジンマウントが1つあたり8000円から12000円ぐらい、工賃が1か所あたり5000円ぐらいかかります。

 

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EF型エンジン定番のVVT故障

ミラジーノにはEF型エンジンが搭載されています。
初代モデルにはNAエンジンのEF-VE型とターボエンジンのEF-DET、2代目モデルにはNAエンジンのEF-VE型だけといった形になりますがどちらのエンジンでも非常に多く出ているのがVVTの故障です。

 

VVTはバリアブル・バルブ・タイミングの略で可変バルブタイミング機構のことです。
レシプロエンジンには混合気をシリンダー内に取り込む吸気バルブと排気ガスを排出するための排気バルブが付けられています。
どちらのバルブもカムシャフトに刻まれているカムプロフィールに則って最適とされるタイミングで開閉をするようになっているのですが、実のところ低回転域と高回転域とで最適とされる開閉タイミングに違いがあり、VVTがない時代ではどちらかに的を絞ってカムシャフトの山を作っていたのです。
これによって低回転型のエンジンとか高回転型エンジンというものが生まれるわけですが、それでは運転しにくくなってしまいますし、パワーも出ない、そして燃費も悪くなるということで低回転域でも高回転域でもなるべく最適なバルブタイミングを実現させようということで開発されたのがVVTというものなのです。
自動車メーカーによって構造や呼び名などは違いますがダイハツのEF型エンジンに搭載されているVVTは油圧を使って低回転域と高回転域との2段階でバルブタイミングを切り替えるような仕組みとなっています。

 

しかし、VVTを作動させるためにつけられているオイルコントロールバルブが詰まりやすく、制御用オイルとしても使われているエンジンオイルが流れようとしても詰まっているためその流れがオイルコントロールバルブに届かずに作動しなくなってしまうのです。
要するに低回転域で最適とされるバルブタイミングで高回転域を回しているということでパワーも出ませんし無駄にガソリンを消費するだけとなります。

 

運転していてもきっと加速の鈍さや高回転での頭打ち感を持つことでしょう。
こうなる原因のほとんどがVVTのオイルコントロールバルブの劣化とエンジンオイルが汚れていることです。
修理はVVTのオイルコントロールバルブの交換とエンジンオイルの交換を行います。
修理費用は部品代としてオイルコントロールバルブが12000円ぐらい、エンジンオイルが2000円ぐらい、そして工賃が20000円ぐらいかかります。

 

冷房を入れても温風が出る

これは初代モデルでよくある故障・・・というかトラブルいった方がいいかもしれません。
症状としては真夏にエアコンの冷房をいれても冷風が出てこないばかりか温風が出てきてしまうというものです。

 

これだけを聞くと冷房機能をつかさどる部分、たとえばエアコンコンプレッサーの故障とかエアコンガスが漏れているのではないか、エキスパンションバルブが詰まっているのではないかといったことを疑いますが、それらはすべて正常でドレンからは冷房を使った時に出る水がしたたり落ちているぐらいです。
ならば、エアミックスダンパーが壊れていて温風出る状態で固定されてしまっているのではないかということでエアコンのパネルと取り外すために右側につけられている冷風と温風を調整するためのノブがポロリと落ちてしまいました。
きっと古くなって緩くなっていたのだろうと思いながら拾ったらなのとノブの裏側にあるシャフトが刺さるところが割れているではありませんか。
まさかと思い、風の温度を調整するノブが付けられていたシャフトを見ると何と一番右側の温風だけが出るところで止まっていたのです。

 

そうです、このトラブルはノブの裏側が劣化して割れてしまったことからノブの指す位置は冷風だけの一番左を指していたのだが、割れて固定されていなかったことからシャフトが温風だけの位置になっていたのです。
実はこのエアコンに使われているノブの破損はよくある話だそうで、質の悪い樹脂でできているため、キャビン内の激しい温度差で樹脂がもろくなりちょっとした力で割れてしまうようなです。
通常は割れた瞬間にポロリを落ちるものらしいですが、時々穴に引っかかってそのままついていることもあるようなのです。

 

見かけは冷風、実際は温風、これではいくら待っても冷風など出てくるわけがありません。
修理は840円ぐらいで新しいノブを購入してそれに付け替えるだけで終わります。

もしかすると買い替えしたほうが得するかもしれません・・・

修理より買い替えの方が得する