エンジンルームからキューという音が聞こえる
フリード、それも初期型となるものの中にエンジンルームからキューという音が聞こえてくることがあるようです。
音の発生源はエンジンルームの左前方、位置的にはトランスミッションがあるところです。
キューという音はよくベルトの鳴きなどによくある音ですが、今回はトランスミッションからの音が聞こえるのでベルトの音ではありません。
では何の音か?実はCVTオイルが流れる経路からエアーが入り込み、CVTオイルとそのエアーが混ざった状態で循環していることによってこういった音を出すことがあるそうです。
これになってしまうとどこからエアーをかんだのかを調べることが必要で、それにはかなりの時間がかかるため、修理もだいぶ時間がかかるようです。
場所がわかればその部分だけ部品を交換してということになるのですが、たいがいの場合CVTごと交換になることが多いようです。
でも安心してください、ホンダではこの症状が出た時は無償で交換してくれるようです。
EPS警告灯とステアリングの重さ
フリードは燃費向上のために電動パワーステアリグが採用されており、ときよりその電動パワーステアリングに不具合が出るようです。
症状的には走行中にいきなりEPS警告灯が点灯し、ステアリングホイールが重たくなる、いわゆるパワーステアリングが機能していない状態になるというもので、一度エンジンを停止させて、再始動すると何事もなかったかのように直ってしまうようです。
この症状は際限が難しいため、原因や対策が全く分かっていないようなのですが、ディーラーでは電動パワーステアリング構造やECUなどを交換して対応しており、それを行うと同じ障害は出ないようです。
ほとんどの場合、部品の交換はすべて無償で行われることになります。
スライドドアが開かない
フリードにおいて時々、助手席側のスライドドアが開かないというトラブルに見舞われている方を見ることがあります。
詳しく聞いてみるとスライドドアを手動で開けて、全開にしようとしても途中で止まってしまうということらしいです。
それも常にそうではなく、ガソリンスタンドに行って給油した後によく起こるらしいです。
ディーラーで調べてもどこもおかしくないといわれるそうで、何もせずに様子を見ることがほとんど。
実はこの症状、トラブルでもなければどこかが故障しているわけではないのです。
フリードスライドドアのレール内部には左側にあるフェールリッドが開いている時スライドドアが開かないようにするストッパーが付いていて、給油などでフェールリッドを開けるとそのストッパー飛び出す構造になっているのです。
その時にスライドドアを開けると途中までしか開かないということになるのです。
フリードにはフェールリッドの締りが悪いものもあるようですが、たぶんその車もそういったことでフェールリッドが完全に閉まっていないことが考えられるのです。
改善策は・・・、セルフなどで給油した時にきちんとふたを閉めることだけです。
シートベルトが外れない
初期のころのフリードではセカンドシートやサードシートのシーとベルトがはずれなくなるというトラブルが起こることが多いようです。
シートベルトのバックルに金具を差し込んでカチンと差し込んで、しっかりと体を固定したのはいいが、車を降りる時に解除ボタンをいくら押してもロックが解除できなくなるというもので、シートベルト自体の機能は損ねてはいないものの、いざという時に外すことができないのはかなり危険です。
これはシートベルトのバックル部の不良で、修理はこのシートベルトを交換することによって行います。
1か所で6000円の修理費用が掛かりますが、中古部品などを使えば数百円で直すことができるようです。
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※故障してもいいと言う方は時間の無駄なので絶対見ないでください。
スマートキーの電池切れには注意
フリードには非常に便利なスマートキーシステムが採用されていますが、このスマートキーの送信機は電池によって電源供給が行われており、反応が悪くなった時などは交換をしなければなりません。
それはそれでいいのですが、気を付けたいのが電気切れ間際の時の使用です。
スマートキーを持ってドアロックを解除しようとしても開かない、これは電池切れの症状ですが、ここで電池を交換して電池満タンの状態にしたのですが、今度はイグニッションが回らいないという症状が出てしまい、エンジンをかけることができなくなってしまったようです。
こうなる原因はハンドルロック、ハンドルがロックされた状態となってしまい、それを解除することができなくなっていたためにイグニッションに入らなくなってしまったようなのです。
実はこれに至るにはスマートキーの操作が影響しているようで、どうやら電池切れ間際のドアロック操作に時に誤った信号が出てしまい、ハンドルロックされてしまったようなのです。
こうなった場合でもステアリングホイールを左右にガタガタさせながらエンジンをかければちゃんとかかるので、問題はないのですが、他にも悪い影響が出る可能性があるので、電池残警告が出た場合はすぐに電池を入れ替えた方がいいでしょう。
電池自体は数百円、自分できないこともありませんが、自信のない方はディーラーで1000円前後で交換してくれます。
スマートキーでドアロックが解除できない
ボタン一つでドアロックができるスマートキー、これを使ってドアロックを解除すると通常は全てのドアのロックが解除されるものですが、フリードの一部で、運転席のドアロックだけ解除できないという症状が出ることがあるようです。
スマートキーの操作によって出たトラブルですのでスマートキーがらみのトラブルかと思いがちですが、実は単なるドアロック機構の故障であることが多く、その部分を交換すれば見事に直ります。
費用も18000円ぐらいと意外と安い金額で直すことができるようです。
アクセルペダルの音
走行距離が進んでいるフリードでよくあるトラブルですが、アクセルペダルを踏むと何か引っかかるようなクリック感があり、どれと同時にコクッと音がするというものです。
この症状が出るのは運転を始めてしばらくたってからのことで、乗り始めた時はそういった音などは出ない様子。
ディーラーで調べてもらっても原因は不明で、最終的にアクセルペダルユニットを交換することになるようです。
基本的にはクレーム交換ということで無償で交換してくれるようですが、実費ですと工賃あわせて3万円以上かかってしまうようです。
ノイズが入り込む
フリードにはオプションでルーフモニターという後席用モニターを付けることができますが、そのオプションを付けた車で、パワーウィンドウを操作したり、ウォッシャー液を噴射した時などモーターを駆動する機能を使った時にルーフモニターにつけられているLEDランプが点灯したり、画面にノイズが走ったりするというトラブルが出ることが多いようです。
この症状の原因はルーフモニター自体の不具合でどうやら配線から他の電装系のノイズを拾ってしまい、それによって不可解な症状が出てしまうようです。
これを直すにはルーフモニター自体の交換が必要で、ほとんどの場合、不良品ということで無償交換になるようです。
どうやら対策品となっているようで交換すれば同じような症状は全く出なくなります。
ボディのキシミ音
フリードに乗っている人のほぼ全員が感じていることがあります。
それがボディのキシミ音です。
特にスライドドアまわりからのミシミシという音は結構大きく聞こえるようですが、これに対してクレームをつける方はあまりいないと聞きます。
なぜならフリードの様な大きなスライドドアを両側に持つミニバンでは当たり前のことだからです。
たぶんディーラーに文句を言ってもなにもしてくれないでしょう、そもそもの原因は設計時のボディ剛性計算が甘かったということなのですから、そこまで遡って対処はしてくれません。
要するにこれがフリードの正しい形であるということです。
この症状を緩和するには自費でボディ剛性パーツなどを付けることになるでしょう。
下まわりにつけるものからキャビン内につけるものまでいろいろなものが売られていますが、すべて付けたら20万円ぐらいかかってしまいます。
ですので、どこの剛性をアップさせたいのかを明確にして必要なパーツだけを取り付けるといいでしょう。
とは言え、何度も続く故障や高額な修理費は精神衛生上良くありませんので買い替えという選択も考えて行くべきです。。。
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