リヤシートベルトにリコール
リヤシートに座る人にもシートベルトの着用が義務付けられましたが、クラウンマジェスタはそのリヤシート用にシートベルトにリコールともなる大きな不具合があるようです。
対象は2013年7月~2014年3月までに作られた比較的新しいもので、不具合個所はリヤシート用のシートベルトを巻き取る部品です。
リヤシートのシートバックの左右につけられているものなのですが、シートベルトを引き出す時にその口のサイズが適正ではないため、スムーズに出てこなかったり、巻き取られるときに詰まったりすることがあるそうです。
リコールではこの巻き取り装置ごとそっくり交換することになっているのですが、リコールですのでもちろん無料で行ってくれます。
エアサス故障は当たり前と思う
クラウンマジェスタにはコイルスプリングの代わりに乗り心地の向上や車高の変更ができるエアスプリングを持つエアサスが採用されているモデルがあります。
エアスプリングというのはいわゆる風船、風船の弾力をスプリングとして使うもので、更にその風船に空気を送り込む専用のコンプレッサーも付随しています。
実はこの2つのパーツの故障がかなり多く、年式が進むとそれが加速するようです。
症状は車高が低くなるとか、一か所だけ車高が低く車全体が傾くと言った状態になるようです。
コンプレッサーが壊れればエアスプリングを膨らますことができませんし、エアスプリングに亀裂が入ると空気が漏れ、スプリングとして機能しないということになります。
原因はもともとの強度不足もあるのですが、一番大きいものは経年劣化、こればかりは仕方がありません。
当然ですがすべて実費で修理することになります。
エアスプリングが1本8万円程度、すべて変えると32万円の出費となります。
気を付けなければいけないのが一つだけ交換するということができないということです。
何故なら部品の発注が2本一組となっているようで、一か所に不具合があっても最低でも2本分の費用が掛かるのです。
半額ぐらいで手に入れることができるリビルト品や中古なども出回っていますがエアスプリングは消耗品ですので出きれば新品を使った方がいいでしょう。
デジパネが消えました
今でもVIPカー風ドレスアップをする若年層に人気の初代クラウンマジェスタですが、この頃のモデルには通称、デジパネというデジタルスピードメーターとバー表示のタコメーターを持った特殊なメーターが採用されていました。
現在の車に様にLEDなどを使って綺麗に表示するようなものではありませんでしたが、当時としてはかなり先進的なものだったようです。
実はこのデジパネは年式が古くなるとメーター自体が故障してしまうことが多いらしく、走っている途中に突然メーター表示が消えてしまうことがあるようです。
経年劣化ということですので仕方がないことだと思われます。
この状況を打破するには、メーターアッセンブリーを新品の交換するのが一番、しかし10万円ほどの費用が掛かってしまいますし、そろそろ部品の少なくなってきているようです。
場合によってはメーターの裏側にあるコンデンサーを取り換えることで直すことができるようで、専門業者では2万円程度で行っているようです。
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マジェスタが故障!修理か?買い替えか?迷う…
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※故障してもいいと言う方は時間の無駄なので絶対見ないでください。
空気圧異常の警告灯
クラウンシリーズにはタイヤの空気圧に変化があった時、いわゆるパンクした時を検知するタイヤ空気圧警報システムが搭載されています。
マジェスタには空気圧を直接検知するタイプものが付けられているのですが、それが誤作動することが多いようです。
タイヤを組み替えたり、空気圧を調整したりした時はマルチインフォメーションディスプレイなどでリセットしなければいけないのですが、それを行ってタイヤも正常な状態になっているのにもかかわらず空気圧警告灯がつくことがあるようです。
リセットしてもセンサーのIDをきちんと登録してもそういった状態になるのはセンサー側の電池切れであることがほとんどです。
残念ながら電池だけ交換ということができないようなので、空気圧センサーを新たに購入しなければならにないようです。
純正新品でだいたい2万円ぐらいする結構高価なもので、購入を躊躇してしまいますが、中古品も結構出回っていて、5000円ぐらいからあるのでそれを使うともっと安く済ませることができます。
ただ、中古品はどれだけ電池が残っているかわからないので、不安が残ります。
ショックアブソーバーの異常
クラウンマジェスタに付けられているショックアブソーバーにはどうやら当たりはずれがあるようです。
それもかなりの確率ではずれとなっていることが多く、新車購入後半年で2か所のショックアブソーバーを交換したという方もいるぐらいです。
ショックアブソーバーに出る症状は大きく分けて2つ、1つはよくあるパターンのオイル漏れを起こした後に抜けるというもの、そしてもう一つはオイル漏れもない状態で抜けてしまうというものです。
そうなる原因は・・・はっきりしません、何といってもトヨタのディーラー側が原因をはっきり言わないのです。
交換して直ったということでうやむやにしようとしているらしいのですが、そういったところを見ると部品自体がもともと不良品であったということでしょう。
もちろん正常に機能しているものもありますが、すぐに抜けてしまうものが結構あるので気になるところです。
交換は保証期間なら無料で、それ以降では1本1万円の部品代と工賃がかかります。
これなら社外品や中古パーツを使った方が安く済みそうです
CDチェンジャーとマルチインフォメーションディスプレイのトラブル
S170系マジェスタでは内装にもトラブルが多く発生しています。
代表的なものではCDチェンジャーとマルチインフォメーションディスプレイです
CDチェンジャーは、CDをスロットから挿入するときに少しでも無理をかけてしまうとCDのトレイが簡単に割れてしまいます。
マルチインフォメーションディスプレイは古いものですとタッチパネルの反応が悪くなってしまい、何回も押さなければならなかったり、強く押さなければならなくなります。
CDチェンジャーは修理に4万円、マルチインフォメーションディスプレイは交換で27万円とかなり多額の修理費用が掛かってしまいます。
どちらも中古で状態の用意ものが結構あり、価格も1万円以下で手に入れることができるので、修理や新品交換ではなくこういったものを利用するか、社外品のカーナビなどを付けた方がいいと思います。