ブレーキオイルがどんどん減る
ブレーキオイルはとても大切なものですが、S220系アトレーワゴンの初期のころのモデルでは、この大事なブレーキオイルがどんどん減ってしまうというトラブルが多いようです。
ブレーキオイルが減るということはどこからから漏れているということになりますが、このアトレーワゴンでは一番重要なマスターシリンダーから漏れてしまうようです。
新車当時ではそういったことがあまりなかったようなので、このマスターシリンダーまわりの耐久性が乏しく、経年劣化によって漏れが発生したものと思われます。
修理にはマスターシリンダーだけでなく、ブレーキブースターも同時に交換することになります。
費用としては3万円ぐらいは見ておいた方がいいと思います。
クラッチがジャダーを起こす
S220系の時代にはオートマチックトランスミッションモデルの他のマニュアルトランスミッションモデルがあったアトレーワゴンですが、そのマニュアルトランスミッションモデルにおいて、クラッチがジャダーを起こし、すべてしまうというトラブルが多いようです。
年式的に仕方がないことなのかもしれませんが、こうなる原因はトランスミッションからのオイル漏れがあり、それがクラッチに回ってしまうということだそうです。
オイル漏れが多いのはインプットシャフトのシール部分、このシールが経年劣化によってひび割れし、そこからオイルがしたたり落ちるようです。
修理としてはミッションを下ろしてシールを入れ替えて、クラッチも交換してということになりますので最低でも6万円以上もかかってしまうことになります。
頼りない加速
S220系でよくあるトラブル、加速しようとしてアクセルペダルを踏んでも力のない加速しかしないというもの。
タービンはちゃんとまわっているようですが、それでも加速が頼りない。
原因はいろいろ考えられるのですが、意外と多いのがO2センサーの不調によるスパークプラグの異常摩耗です。
O2センサーは排気ガス内の酸素量を測り、それによってECUは燃料噴射量を微調整するのですが、そのO2センサーが壊れてしまい正しいデータをECUに送ることができず、ECUは燃料噴射量を薄めにしてしまったのです。
そのためリーンの状態にとなりスパークプラグが焼けすぎ、端子が異常に減ってしまったということなのです。
交換部品はスパークプラグとO2センサー、どちらも数千円で購入できるため、工賃込みでも2万円から3万円の間の費用で直すことができると思います。
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※故障してもいいと言う方は時間の無駄なので絶対見ないでください。
買ってすぐにオーバーヒート
車の冷却水というのは構造的に密閉されたところに入れられており、空気すらも入っていないので、車が走って揺れたとしてもチャポチャポいうことはあり得ないのですがアトレーワゴンでは新車で買ったのにもかかわらずそういった音がするようものが出回っているようです。
チャポチャポいうということは冷却水に経路内に空気が入っていて水がばれる空間があるということ、その状態でエンジンをかけて温度が上がってくると簡単に沸騰し冷却性能が極端に落ちてしまいます。
その結果がオーバーヒートということになるのですが、まさか買ってすぐにオーバーヒートを起こすなどということは考えられずにチャポチャポいってもそのまま乗っている方もいるようです。
この音が出たらすぐにディーラーでエア抜きを行い、更にそうなった経緯を調べるべきです。
エア抜き程度であれば点検ついでに行えばたぶん無料でしょう、しかしオーバーヒートとなったらひどい場合ではエンジン乗せ換えで50万円ぐらいの費用が掛かってしまいます。
リビルトエンジンを使っても30万年はくだらないのでしょう。
ダイハツの車は新車だからといって信用しない方がいいのかもしれません。
シートベルトがダラダラに
アトレーワゴンのリヤシートにつけられているシートベルトは必要がない時に邪魔にならないようにと巻き取り機能によって収納されるようになっています。
今の車では当たり前の機能ですが、アトレーワゴンではこの巻き取り機能が壊れ、シートベルトが出っ放しなってしまい、いつもダラダラぶら下がっているといった状態になることがあるようです。
シートベルトごとき出っ放しでも邪魔にはなりませんが、それがスライドドアに挟まったりしたらスライドドアが開かなくなることもあるのです。
巻き取られる構造になっているものが巻き取られないというのは間違いなく故障です。
大きな修理費用が掛かるトラブルになる前に直しておいた方がいいでしょう。
修理費用としては安全にかかわる部分であるためほとんど場合無償で交換となりますが、古いものとなるとやはり実費となり一か所で15000円ぐらいに費用が掛かります。
ダイハツの車を買ったら諦めるしかない
ダイハツの車でとにかく一番不満が多いのが塗装です。
表面が汚いとか塗り残しがあるといった素人作業でよくあるようなものではなく、塗装下に塗られている下地処理、要するに錆止めが完全ではないものが非常に多いのです。
アトレーワゴンも同様で傷がないのに下まわりやルーフの内側に錆が出てきたり、何かの作業のためにウェザーストリップをはがした時にその部分が真っ茶色になっているということもあるようです。
ただクレームを言ったところでダイハツやディーラーは何もしてくれないので、自分で管理するしかないようです。
しかし、あまりにもひどい場合は無償修理ということになることもありますのでとりあえず言ってみてもいいかもしれません。
車の買い替えや処分を考える時は、あらかじめ自車の査定を忘れずに👇👇👇