ATの変速不良や変速ショック
E51型エルグランドでトランスミッションに不具合のある車が多いようです。
変速時に大きなショックを感じたり、変速しなければならないタイミングで変速しなかったりと普段からよく運転する人であればすぐにわかるような部分ですので間違いはありません。
エルグランドのトランスミッションは多段式ATですので、変速操作は全てAT用のコンピュータが制御しています。
実はそのAT用のコンピュータがプログラム的に誤動作を起こすようで、一時はコンピュータのリセットを行うだけで直ってしまうらしいですが、しばらく乗るとまた同じような症状が出るようです。
根本的な解決方法はAT用コンピュータのデータの書き換えを置こうことで出来るようです。
書き換えには時に部品代と掛かりませんので、3000円程度の工賃だけで済むことになります。
フロント周りからの異音
エルグランドは大型ミニバン、車両重量も2トン近くあるのでそれを支える足回りには常に相当な負担がかかっています。
それが積もり積もって起こるのがタイヤのあたりからの異音、「ギリギリ」いったり「キュルキュル」いったりといかにも金属同士がこすれているような音がするのです。
こうなるのはサスペンションの一部であるナックル部に埋め込まれているハブベアリングの劣化、ベアリングが減ってしまいスムーズな動きができなくなっているといった状態です。
これを直すにはグリスアップではなく、ハブベアリングの交換が必要となります。
だいたい左右一組で工賃込みで6万円程度かかるようです。
エンジンルームから変な音がする
E51型以前モデルではエンジンルームからの音の悩まされることが多くなります。
特に停止状態から走り始めた時、アクセルペダルを放して強めのエンジンブレーキを使う時などエンジンの駆動力にオンオフがあるときに音が鳴ることが多いようです。
駆動力にオンオフがある時というのはエンジンがクランクシャフトを軸として動く瞬間ということ、そういうときに「コツ」とか「コトン」などという音が聞こえる時は十中八九、エンジンを支えるエンジンマウントが悪さをしている時です。
エンジンマウントはゴム製で、経年劣化によって硬化します。
そういった状態でエンジン自体が大きく動くと音は発せさせるということになります。
この音を解消するにはエンジンマウントを交換するしかありません。
交換する部分はインシュレーターで部品代はだいたい2万円ぐらいとなるのですが、エンジンマウントを交換するためにはエンジンを1度下ろさなければならないので工賃が4万円ぐらいかかります。
「修理か?買い替えか?どっちが正解なの??」
エルグランドが故障!修理か?買い替えか?迷う…
その問題の正解を詳しく教えます。
※故障してもいいと言う方は時間の無駄なので絶対見ないでください。
高級車でもこの体たらく
エルグランドは日産自動車の最高級ミニバンでエンジンにも装備にもかなりお金をかけて作られている車です。
しかし、この車も他のミニバン同様にボディからの異音が非常に多い車です。
基本的にはボディ剛性不足であって、それに重たい快適装備と大パワーエンジンを搭載しているため、ボディにかなりの負担がかかっているようなのです。
アクセルペダルを踏んでギシギシ、ブレーキを踏んでバキバキ、カーブを曲がってミシミシなど当たり前の世界です。
これらの異音の原因は基本設計の甘さですので、出来上がってからでは対処の使用がありません。
場所が特定できればその部分にクッション材などを張り付けるなどの対策はできますが、あちこちともなると無理でしょう。
社外品のボディ剛性アップパーツなどを付けると多少解消されるようですが、根本的な対処ではありませんので、減ることはあってもなくなることはありません。
アイドリングの不安定とチェックランプ
エルグランドの2.5リッターエンジンモデルでよくあるのがアイドリングの不安定からエンジンチェックランプの点灯に至るパターンのトラブルです。
一度エンジンをとめたり、バッテリーの端子を外して再度取り付けた直後などは正常に動くこともあるのですが、そのあとすぐにまた同じ症状になってしまうようです。
これはO2センサーと触媒の不具合によって引き起こされるものらしく、該当箇所の部品を交換することで直すことができるようです。
純正新品のO2センサーは非常に高く28000円、触媒は65000円とどちらも高額部品となっており、それに工賃をプラスすると完璧に10万円越えとなってしまいます。
ただ、どちらも社外品や中古品などが出回っており、それらを使えば、5万円以内でおさめることがで切るようです。
ねじが落ちてエンジンブロー
エルグランドには非常に恐ろしいトラブルを起こす可能性があります。
そのトラブルが発生したらエンジンブローを免れることはできず、50万円以上の出費は確実となってしまうようです。
トラブルの原因はスロットルにあるバタフライをシャフトの固定している小さなネジ、実はこの小さなネジが使い続けているうちに緩みインテークマニホールドからシリンダー内に入り込むことがあり、更に2つのネジが取れてしまうとバタフライ自体が取れてしまい、それがインテーク内を塞いでしまうことがあるのです。
シリンダー内に小さなネジとはいえ、異物が入ることはすなわちエンジンをお釈迦にすることであって、修理どころの騒ぎでは収まらない状態になってしまいます。
新品エンジンで50万円、リビルト品で30万円、これだけの修理費用は覚悟しておいてください。
車の買い替えや処分を考える時は、あらかじめ自車の査定を忘れずに👇👇👇
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