日産 車種別故障事例

ティアナでよくある故障と修理費用

日産アルティマ・ティーナ2019年2020年2021年のための車のLEDテールライト リアランニングライト リバースブレーキ ダイナミックターンシグナル フォグランプ

 

カムシャフトポジションセンサー不良

ティアナにはエンジンチェックランプの点灯という状況になることが多いらしいです。

状況としてはエンジン始動後にエンジンチェックランプの点灯とエンジンの不調、アイドリングの不調などを引き起こすというものです。

原因はいろいろあるのですが、よくあるのがエンジンの回転数をセンサーが正しく拾えていないというものでセンサーに問題があることが多くなっています。

エンジンの回転数を検知するためにティアナのVQ型エンジンにはクランク角センサーとカムシャフトポジションセンサーという2種類のセンサーが付いています。

このうち経年劣化からよく故障するのがカムシャフトポジションセンサーでここからの信号がなくなることによってECUは正確なエンジン回転数を検知することができなくなるのです。

それがアイドリングやエンジンの不調をきたすわけで、これを直すにはカムシャフトポジションセンサーを交換しなければなりません。

ティアナはV型のDOHCエンジンを搭載しているのでカムシャフトポジションセンサーは全部で4つ必要になります。

壊れた個所だけを交換すればことは足りるのですが、1か所壊れるということは他の3カ所も壊れる時期に来ているということになりますので予算が許せる限り4つ全部を交換した方がいいでしょう。

部品代もそれほど高くなく、1つ6731円、4つで約27000円ぐらい、工賃もそれほど難し作業ではないのでそれほど高くはならないでしょう。

 

セレクターレバーが動かなくなる

J32型ティアナにはCVTが搭載されていますが、年式が進んだものの中にエンジンをかけてブレーキペダルを踏んでもセレクターレバーがPポジションから動かなくなるというトラブルが発生することがあります。

Pポジションから動かせないということはエンジンがかかっても車を走らせることができないということです。

実は、CVTやATには安全のためにブレーキペダルを踏まないとセレクターレバーをPポジションから動かせないような仕組みが付けられており、これによってロックされている状態となっているわけですが、ブレーキペダルを踏んでも動かないということはこの制御や動作を行う電子パーツの問題があるということになります。

制御自体はECUが行っているのですが実際にシフトのロック状態を作り出しているのがシフトロックコントロールユニットという電子パーツ、どうやらここが使い続けていると動作が鈍くなってくるようです。

修理はこのシフトロックコントロールユニットの交換をすることで済むようで、修理費用もシフトロックコントロールユニットの部品代約8000円と工賃約5000円がかかることになります。

 

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リヤビューモニターの画像が乱れる

J32型ティアナにはリヤビューモニターをオプションで付けることができるようですが、比較的多くの車からリヤビューモニターの画像が乱れて、安全を確認できないという苦情が寄せられているようです。

セレクターレバーをリバースに入れるとカーナビ画面に車体後部の映像が映し出されるのですが、画像が左右に流れるように乱れ、車などの大きな障害物の存在すら確認できなくなってしまいます。

これはどうやらリヤビューモニター用のCCDカメラに不良品が混じっていたことによってこのような画像になってしまうようです。

対策としてCCDカメラを交換しなければなりません。

しかし、保証の範囲内のものとなるため、保証期間内であれば無償交換となりますので一切お金はかかりません。

一方、保証期間が過ぎたものが実費となり、CCDカメラ単体で2万円ぐらいの部品代と工賃がかかります。

 

エアコンのガス漏れ

特に車に興味もなく、とりあえず車を一台買っておくかといった形で購入されることが多い大衆車、ティアナにおいて故障はもっともあってはならないものです。

そもそも車にあまり詳しくない方が乗ることが多いのですから、いざという時のどうすることもできないからです。

しかし、意外と交渉が多くエアコントラブルなどは最たるものです。

症状はエアコンのコンプレッサーが回っていないというものですが、これはコンプレッサーが壊れているのではなく、ガスが無くなっていることによって安全機構が働いてコンプレッサーが回らないようになっているだけらしいです。

従って、直接的な原因はエアコンのガス漏れで、ティアナの場合エアコンコンプレッサー自体から漏れが発生することが多いようです。

修理にはコンプレッサーの交換とその周りのホースを交換することになり、だいたい75000円ぐらいの費用が掛かります。

費用のほとんどが純正新品部品の部品代でコンプレッサーだけで約5万円ぐらいかかってしまうようですがリビルト品を使えばそれを2万円程度に抑えることができ、修理費用も5万円以下にすることができます。

 

ATのロックアップが不調

初代ティアナでロックアップがらみのトランスミッショントラブルが結構あるようです。

ロックアップは燃費向上とパワーロスを防ぐためにオートマチックトランスミッション内部につけられているもので、トルクコンバーターを介さないダイレクトにエンジン回転数をトランスミッションに伝えます。

ティアナではエアコンを付けた時のアイドルアップ状態において、そのロックアップ機構の生業が不完全でそれによってオートマチックトランスミッション自体を壊してしまうことがあるようなのです。

症状はエアコンをつけた状態で、ロックアップされた状態になるとエンジン回転数が一度極端に低くなってしまい、変速動作においても大きなショックを伴うことになるようです。

こういった症状が出た場合はオートマチックトランスミッションの交換が必要で工賃を含めて計算すると50万円以上の費用が掛かってしまいます。

年式的に中古部品やリビルト品がたくさん出回っているので、それを使えば部品代を半額以下にすることができます、中古品で20万円ぐらい、リビルト品で30万円ぐらいといったところでしょうか。

 

カーナビでDVDが見られない

ティアナに採用されている日産純正のカーナビゲーションシステムには、オーディオ機器としては非常に低レベルなトラブルを発生させることが多くなっているようです。

症状はDVDを挿入しても見ることができないというもので、家庭用のDVDプレーヤーでもよくある読み取り装置のピックアップレンズの汚れや不良からくるトラブルです。

汚れであればクリーニングディスクや綿棒できれいにすれば直ってしまいますが、不良となると修理に出さなければならず5万円以上の修理費用が掛かってしまいます。

はっきり言ってここまで修理費用が掛かってしまうのであれば、純正にこだわらず社外品を購入した方が安く済むのはないでしょうか。


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