スズキ 車種別故障事例

スイフトでよくある故障と修理費用

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リヤタイヤあたりからのバキバキ音

スイフトにはFFモデルの他に生活四駆モデルがありますが、この4WDモデルでよくあるトラブルがドライブシャフトの故障です。

症状としては走行中にリヤアクスルあたりから、小枝を踏んで折れてしまった時のようなバキバキという音が走るたびに聞こえてくるというもの。

ここまで激しい音が聞こえてくるというのも珍しいことなのですが、スイフトの4WDモデルではよくあることらしいです。 リヤ駆動用のドライブシャフトのユニバーサルジョイントが固着してしまったために動きが悪い中、無理やり動かしているのでこのような音が出るようなのです。

ほとんど場合が凍結防止剤などによってジョイント部につけられているブーツが劣化、ひびが入りそこからグリスが漏れ、更に水分が侵入することから起こることが多いようです。

こうなってしまうとドライブシャフトを交換しなければなりません。 ドライブシャフトの交換には約4万円の費用が掛かりますが、やらない訳にはいかないでしょう。

 

マニュアルトランスミッショントラブル

2代目スイフトであるZC11型のマニュアルトランスミッションには少々扱いにくい部分があります。

それはよく言われることが多い1速と2速に変速が渋いというものです。

特に1速からシフトアップして2速に入れようとしても、ギヤ同士がなめるような「ギャー」と音を立てながら無理やりシフトアップするといった具合でこの件で不満が多くなっているようです。

基本的にこのモデルのマニュアルトランスミッションは1速と2速の間が離れており、シンクロメッシュにかなり負担がかかるようなつくりになっているためこういったことが起こりやすいのですが、走行距離が伸びているものほど症状が顕著に出ているところを見るとどうやらシンクロメッシュの傷みよって引き起こされているようです。

これを直すにはシンクロメッシュを新品に交換してあげればいいのですが、それだけ交換するにもトランスミッションをおろし、分解しとなるとかなりの工賃がかかります。
状況によってはリビルト品のトランスミッションに交換した方が安上がりになることもあります。

従って、よほどの理由がない限りシンクロメッシュだけの交換をする人はおらず、ほとんどの場合30万円ぐらいかけて、トランスミッションごと交換するようです。

 

CVTの変速ショック

ZC11系スイフトのCVTモデルによくある話なのですが、走行状態から停止状態に移る時にCVTの変速によって、マニュアルトランスミッションでいうところの1速に入れた時のような強烈なエンジンブレーキを使ったような状態になったり、ガクガクとなることがあります。

これはCVTを制御するコントロールユニットとECUの連携がうまく取れていないことによる症状で、スズキではサービスキャンペーンとして無償の対策を取っています。

対策内容はECUとCVTコントロールユニット、それぞれのプログラムデータを対策用データに書き換えるといったもので、機械的な作業は一切せずに専用端末での作業となります。

これによってそういった急激なエンジンブレーキ現象はなくなるようです

 

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助手席側のサイドウィンドウからビビり音

運転していると助手席のウィンドウあたりから車の振動にあわせてビビり音が聞こえてくるといったスイフトが結構あります。

しかしよく聞いてみるとサイドウィンドウや内装パネルなどから聞こえてくるものではなさそうで、車が段差を超えるような大きな衝撃ではゴトンという音に代わるというのもの難解です。

助手席のドアまわりでそのような音を出すものは一つにも見つからないのに不思議です。 それもそのはず、この音は助手席側のドアミラーの付け根から聞こえてくるのです。

実はドアミラーを固定しているボルトが緩む傾向があるようで、それなりの距離を乗ったものですと、ボルトが緩みドアミラー自体がグラグラになってしまうことがあるようなのです。

インナーカバーを外してボルト増し締めすれば簡単に直ってしまうのですが、簡単に緩んでしまうというもの恐ろしいものです。

自分で行えば無料、ディーラーでも無償か1000円以下の工賃で直してくれるでしょう。

 

サイドブレーキ警告灯の点灯

スイフトでは、サイドブレーキをリリースしてもいつまでたってもサイドブレーキ警告灯が消えないことがあります。

何かの不具合かと思われがちですがこれはブレーキオイルの残量が少なくなっていることの警告表示です。

スズキの車はこういった仕組みになっているものが多く、ブレーキオイルがリザーバータンクにMINラインより低くなると警告としてサイドブレーキ警告灯を点灯させて、オイルが少なくなっていることを知らせるような仕組みになっているのです。

警告灯を消すにはリザーバータンクにブレーキオイルを追加しますが、その量もわずかですので、ディーラーで行ったとしても1000円もかからないでしょう。

ブレーキオイルが無くなったら大変です、こういった警告表示がされないように点検を忘れないようにしましょう。

 

フロントサスペンションからのギシギシ音

走行中にフロントサスペンションの動きと同調して、ギシギシという音が出ることがスイフトにはあるようです。

サスペンションの動きと合わせて音が出るということは紛れもなくサスペンション周りからの異音であることには間違いないのですが、ブッシュも新しいし、音が出るようなところが見当たらないのにやっぱりギシギシといった音がする・・・、こういった時の異音はだいたいがストラットのスプリングから発せられていることが多いようです。

ストラットにはコイルスプリングが擦れてストラット自体を傷めないようにスプリングの上下にスプリングシートという薄い緩衝材の様なものが入れられています。

そのスプリングシートがコイルスプリングの動きによってよれたり、破れたりすることがあり、それによってストラットとコイルスプリングが直接触れ、スプリングの伸び縮にあわせてこすれて音が出てしまうのです。

これは新たにスプリングシート入れたり折れ曲がったものをきちんと伸ばしてあげれば直ります。 新たに入れたとしても修理費用は数千円、ただで行ってくれることもあるようです。

 

とは言え、何度も続く故障や高額な修理費は精神衛生上良くありませんので買い替えという選択も考えて行くべきです。。。


車の買い替えや処分を考える時は、あらかじめ自車の査定を忘れずに👇
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