エアコンの故障は修理か?買い替えか?

夏場にエアコンが壊れてしまうほど過酷なものはありません。
特にここ数年の夏は暴力的な暑さとなっているため、エアコンなしで車を運転することはある意味安全性にも影響が出てしまうのではないかと思います。
エアコンの故障といってもピンからキリまでありますが、その中で買い替えを考えるような重大なトラブルというのは極僅かです。

 

エアコン関係でよくあるトラブルはエアコンガスのガス漏れ、エアコンは密閉領域にあるエアコンガスの液化と気化の繰り返しによって機能しているものですので、そのエアコンガス、冷媒がその密閉領域からなくなってしまうと風は出てきても冷たくないという症状に見舞われます。
エアコンガスが漏れているのであれば補充するだけで済みますが、漏れているところを発見して底部分に何かしらに対策を行わないといけませんが、かかる費用はわずかです。
次に多いのがコンプレッサーのトラブル、その中でも多いのがコンプレッサーに回転運動を与えるためのプーリーが割れてしまうとか、プーリー内に仕込まれているワンウェイクラッチや電磁クラッチなどが壊れてしまい、プーリーが空回りし、プーリーは回っていてもコンプレッサーは回っていないという状態になってしまい、結果的に冷気を得ることができないということになります。

 

これにもほとんどの場合はプーリーだけ交換するとか、コンプレッサー一体型の場合はコンプレッサーごと交換ということになりますがそれでも買い替えを考えるほどの多額の修理費用は掛かりません。
それから同じコンプレッサーのトラブルで多いのがコンプレッサーの焼き付きや内部構造の故障によるものですが、これは場合によってはかなりの修理費用がかかる場合があります。
ただ単にコンプレッサーの軸が焼き付いてしまったということであれば、数万円でコンプレッサーの交換をすればことは済むのですが、厄介なのはコンプレッサーの焼き付きによって内部の部品が割れたりはずれたりして、その部品の一部がエアコンガスの流れるルートに入ってしまった時です。
これは大変です、本来エアコンガスという気体が流れるだけの配管に固形物が入ってしまったのですから・・・。

 

配管が詰まってエアコンガスの循環が妨げられたり、エキスパンションバルブに詰まって気化が正常に行われなかったり、アルミで出来ているコンデンサーに穴をあけてしまったりと、1つではなくいろいろな故障の可能性が出てしまうのです。
整備工場ではこういったひどい焼き付きやコンプレッサー内部の故障となった時はエアコン関連全ての部品を交換します。

 

コンプレッサーからすべての配管、コンデンサー、エキスパンションバルブ、レシーバー、キャビン内にあるエボパレーターなどエアコンガスが流れるところ、要するに異物が流れる可能性がある部分をすべて交換します。
こうなってしまうとかなりの修理費用が掛かってしまいます。
交換する部品代もさることながら、エンジンルームかインパネ裏まで張り巡らされている部品をすべて取り外したのちに新しい部品を取り付けなければならないのです。
ミニバンなどセカンドシートあたりまでエアコンの配管がある場合はなおさら高くつきます。

 

車種によってはエンジンを下ろさなければ修理できないこともありますのでかなり工賃がかかってしまうのです。
ひどい場合ですと100万円以上、エアコンのために100万円もかけられないということで、ここまでひどい状態ですと買い替えを考えるのも無理はないと思います。

 

もしかすると買い替えしたほうが得するかもしれません・・・

修理より買い替えの方が得する