事故を起こしてしまって、車を壊してしまったという時にだれもが心配するのが修理費用です。
車両保険に加入していれば、ほとんどの場合その補償によってほぼ無償で修理することができるので、すぐにディーラーに持ちこんで修理ということになるでしょう。
しかし、車両保険は保険料が高く、加入するのも難しいこともあるのでほとんどの方は入っていないと思います。
そうなった時に頭によぎるのがこの車を売ってしまえということです。
売ってしまえば修理費用をかけないで済みますし、もしかしたら新しい車に買い替えられるということでそういった方向に進む場合もあると思います。
しかし、それが最善の方法ではありません。
例えば、日常生活の足として使っているコンパクトカーや軽自動車で事故を起こして、エンジンからボディに至るまで大きな損傷を受けたとしましょう。
修理費用は50万円、100万円程度購入した車を50万円かけて乗り続けるというのもいいですが、日常の足として使う車であれば、その車にそこまでお金をかけて直すより、そのまま売ってしまって新しい車の買い換えた方がいいかもしれません。
ここ最近では事故車を専門として買い取る買取店もあることですので、インターネットなどを使って探せば容易にそういった店舗を見る蹴ることもできるでしょう。
しかし、その車が好きで好きでたまらない、この車でなければ運転する気がしないなどとその車に大して大きな愛情を持っていた場合は話が違ってきます。
特にスポーツモデルなど趣向性が高い車種ではそういった傾向が強いでしょう。
この車で好きで買った場合は、どんなに修理費用が掛かってもその車に乗り続けたいはずです。
それに数年後、数十年後に売る時に事故車だから買取金額が安くなるとか、買取ができないなどといわれるようなことがあってもさして傷みは感じないでしょう。
それどころかその車を売ってそれなりの現金を手にすること自体も考えていないはずです。
要するに事故を起こして、その時に修理するか売却して買い替えるかは、オーナーがその車にどれだけ愛情を持っているかによるということなのです。
100円均一で買った安いカバンが壊れたからといって直すことはしないはずですし、逆に100万円もするブランド品の高級バッグが壊れた時は買い替えないで修理に出すはずです。
自動車においてもこれと同じで、そのものに対する価値観によって買い替えるか修理に出すかを決めることになるでしょう。
ただ、売却時の金銭的な見地で見ると、修理をしてそれにかかった費用分がそっくり査定額に上乗せされることはまずありません。
例えば、ドアにへこみがあったからといっても査定額は1万円ぐらいしか減額になりませんが、修理に出すと板金作業では10万円近くとられてしまうので、大赤字です。
ですので、金銭的なメリットを考える人は買い替え、その車をこよなく愛している人は修理というのが妥当な考え方となるのです。
車の買い替えや処分を考える時は、あらかじめ自車の査定を忘れずに👇👇👇