日産 車種別故障事例

キューブでよくある故障と修理費用

ミッションオイル交換でCVT故障

CVTは一般的なATと違ってかなり精密なクリアランス管理などを行わなくてはならないトランスミッションでどの車種でも様々なトラブルが発生しています。

この日産キューブにもいろいろあり、特にディーラー以外のところで社外品のCVTオイルに交換した時にトラブルが出ることがあるようです。

症状はセレクターレバーをリバースに入れもバックできないというもの、それは常に起きたり、たまに起きたりと症状自体も不安定なものです。

これはCVTオイルを交換したときにたまった鉄粉などの不純分が舞い上がったことやCVTオイル自体がキューブのCVTにあっていないことが原因となります。

症状が出てすぐ純正オイルに交換すれば直る場合もありますが、その半分はCVTの乗せ換えとなるようです。

修理費用は部品代、工賃あわせて50万円程度の見積もり、オイル1つで簡単に壊れてしまうのがCVTというものなのです。

 

セル回らない

キューブによく聞くトラブルにスターターモーター(セルモーター)が回らないというものがあります。

それも完全に回らないのではなく、時には回ったり、全く回らなくなったり、回り方が弱かったりと症状もいろいろあるらしいです。

スターターモーターや配線などに問題がないことが多いようで、どうやらセレクターレバーにつけられているインフィビィティースイッチの不良であることが多いようです。

キューブに限らずCVTやATなどの車はPポジションでなければエンジンがかからないようになっているのですが、その制御をするのがこのスイッチ、このスイッチによってセレクターレバーがPに入っていることを確認しているのです。

このスイッチの接触などが悪いため、スターターモーターが動いたり動かなかったりするようです。

修理にはこのインフィビィティースイッチを交換することになりますが、小さなスイッチですので部品代と工賃あわせても5000円ぐらいで直すことができます。

 

ワイパーが動かない

雨の日に視界を確保するためについているワイパー、キューブではこのワイパーにトラブルを抱える車が多いようです。

ワイパーレバーを動かしても全く動かない時や最初は動くが途中で止まってしまうものなど様々な症状を示します。

これはワイパーの駆動を制御する基盤の故障であるため、その基盤を交換する必要があるのですが、実は基盤単体では部品供給されておらず、ワイパーアッセンブリーごとの交換となり、修理費用に4万円以上もかかってしまうようです。

 

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リコールレベルの危険トラブル

キューブといえば一時やたらと事故が多かった車です。

その原因はパワーステアリングがいきなり効かなくなるというもので、突然アシストをなくしてしまうわけですから同じ力でステアリングを回し続けることができない、操縦性を失うといった形になるのです。

これが走っていて突然起こるのですから恐怖以外の何物でもありません。

それでいてリコールになっていないのですから驚きです。

どうやらパワーステアリング用の電気モーターの負荷がかかり、一定の温度に達するとモーター保護機能が働いで電源をカットする仕組みになっていることが原因のようです。

パワステ用のコンピューターのプログラムを書き換える事によっておさまるようで、3000円以下で修理することができるようですが、このようなことがあっていいのだろうかと思ってしまいます。

 

オルタネーターの交換

これもたくさんの方が経験しているトラブルの一つとなっているオルタネーターのトラブルで、バッテリー上がりとなって初めてオルタネーターが壊れていることに気が付くようです。

そもそもキューブのオルタネーターは容量が足りず、最低でも100Aぐらいは必要なのに、標準装備されているオルタネーターはわずか65A、これでは発電量が足りずにすぐにバッテリー容量が尽きてしまいます。更にオルタネーター自体の性能が悪くすぐに熱を持ってしまうので、それによって劣化は早まり、気が付いた時には発電能力が弱くなっているといった状態になってしまいます。

修理としてはオルタネーターの交換ということになりますが、5万円以上もする純正新品やリビルト品ですと同じ発電量となってしまいますので、ここは純正よりも安く、発電能力も高い社外品に交換した方がいいかもしれません。

社外品なら25000円ぐらいで購入できると思います。

 

エンジンかけても動かないギアレバー

走行距離が進んだキューブに多く出ているトラブルの一つにエンジンをかけて、さて走り出そうとした時にブレーキペダルを踏んでセレクターレバーをDレンジに入れようとしてもセレクターレバーがビクともしないという事例があります。

これはシフトロックソレノイドというブレーキペダルと連動して動くロック機構が壊れている時になる症状で、安全のためにつけられたロック機構がブレーキペダルを踏んでも解除されていない状態となってしまったことによって起こるようです。

修理にはこのシフトロックソレノイドを交換することになります。

部品代としては約1万円で、それの工賃が3000円ほどかかることになります。


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