日産 車種別故障事例

セレナでよくある故障、持病と修理費用

セルモーターからオイル漏れ

大人気の日産の中型ミニバンであるセレナですが、多くのセレナにセルモーターからオイル漏れを起こしているものを見ることがあります。

セルモーターからオイル漏れ?セルモーターにオイルを循環させる構造などないのに不思議です。

実はこのオイルはエンジンオイルとかそういったものではなく、もともとセルモーターに塗布されていたグリスが溶けて流れてきたものなのです。

エンジンルーム内はかなりの高温状態となっているので、常温では固形状態になっていてもエンジンをかけて乗り続けるとそのグリスが溶けてきてペースト状から液状になり、流れ出てしまうのです。

どの車でもこういったことになる可能性はあるのですが、セレナのエンジンルームの環境と使っているセルモーターの性質によって、この症状が顕著に出てしまうのです。

グリスが溶けて流れ落ちてしまうということはセルモーターの潤滑がうまくできなくなるということで将来的にトラブルを招く可能性があるのです。

軽度なものであればグリスアップで済みますが、既にグリスが流れ落ちて、セルモーター自体に不具合が出ているときは5万円かけてセルモーターの交換をしなければなりません。

 

CVTの故障・不具合

C24型セレナのトランスミッションは日産の1世代前のCVTであるハイパーCVTが搭載されています。

このCVTはトラブルが多いことで有名で、CVTの乗せ換えを行ったという方がたくさんいます。

特にCVTオイルの交換を全くしなかった場合、かなりの確率であちこち壊れることになります。

日産では6万キロまで無交換でよいということになっているようですが、トラブル事例を見てみるとそれでは少し遅すぎるようです。

変速しない、CVTなのに変速ショックがある、発進できないなどの状態になってしまったらそのCVTはアウトです。

CVTは故障すると厄介です、エンジンのように内部の部品を交換して直すということはできず、すべてCVTごとそっくり交換して対処するということになるからです。

費用もばかになりません、初期不良や設計の不具合によるトラブルであれば無償で交換となるのですが、すべて自費となると30万円以上は覚悟しなければなりません。

 

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フロントグリルの塗装

C25型セレナオーナーの大多数の方が口にするのがフロントグリルの塗装が剥げるというものです。

特に平場の月極駐車場などに止めている車に多いらしく、ぶつけてもいない、傷をつけてもいないのにどんどん塗装が浮いてきてそれが最終的に剥げ落ちるのだそうです。

原因は塗装内部が湿気などで腐食するためで、雨ざらしになっている車では発生することが多くなっているようです。

新車状態ではそういったことはないようですので、どうやら塗装の耐久性が悪いようです。

しかし、日産はこれを無償交換とはしていないようで、気になる人が自費でフロントグリル交換を行わなければならず、新品の純正品で35000円ぐらい、中古品で15000円ぐらいと結構な部品代と工賃数千円を捻出しなければならないようです。

逆に社外品のデザインが違うものの、安い場合が多いので、中にはこれを機会に社外品に交換する人もいるようです。

確かにどうせ高いお金を払って交換するのであれば無理して純正品にする必要もないかもしれません。

 

エンジンストップから再始動困難

日産の車は電装系にトラブルを抱えることが多く、それによって走行中にエンジンストップという事態の陥ることがよくあります。

セレナでもそれが多いようで、走行中にエンジンが止まってしまい、その後再始動させることはできるのですが、アクセルペダルを少し踏んだ状態でないとエンジンがかからないと症状を示すことがあるようです。

こうなる原因で比較的多いのがエアコンコンプレッサーの焼き付きです。

エアコンコンプレッサーはベルトを介してクランクシャフトとつながっているものですが、それがロック状態になってしまうためエンジンに多大な負担がかかり、エンジンが止まってしまうということらしいです。

再始動時にアクセルペダルを踏んでいないとエンジンをかけられないというのも、無理やりベルトを滑らせるのに必要だったのでしょう。

修理にはエアコンコンプレッサーの交換と念のためベルトの交換も行った方がよく、75000円ぐらいの費用が掛かってしまいます。

一番大きいのがコンプレッサーの部品代ですので、これをリビルト品を使って2万円ぐらいのおさめれば修理費用も4万円以下にすることができるでしょう。

 

ドライブシャフトブーツの破れ

セレナは中型ミニバンで重量も重く、定員も多いために比較的にドライブトレーンに負担がかかりやすい車です。

特にアップダウンの激しく、冬場には雪が降るような土地に住んでいる方のセレナではその負担が直接故障に結びつくことがあります。

それによってもたらされる故障の一つがドライブシャフトブーツの破れです。

融雪剤などが冬場、道路に散布され、それがドライブシャフトブーツに付着しそれによって劣化が早まることがあるようです。

ご存じのとおりブーツの中にはグリスが充填されているので、ブーツが破けるとそのグリスをぶちまけることになり、ドライブシャフト自体のそうですが、フロントホイールやブレーキ周り、下回り、ボディのサイドなどまでグリスまみれになってしまいます。

修理はそのブーツを交換し、グリスを充填する作業を行い、費用としては35000円ぐらいかかると思われます。

ブーツやグリス自体はそれほど高くなくほとんどが工賃であることから安くするためには自分で作業するしかないようです。

 

ラジエーターファンが故障

車のエンジンというのは冷却水によって冷やされる仕組みになっており、長時間アイドリングなどを行っている時など走行風を受けることができない場合はラジエーターファンを起動して冷却を促すようになっています。

しかし、セレナではそのラジエーターファンが故障することが多く、長い時間エンジンをかけっぱなしで止めておくとオーバーヒートを起こすことがあるようです。

修理としてはそのラジエーターファンを交換することになりますが、モーターだけということではなく、ファンとそれを固定している筐体そっくり、アッセンブリー交換しなければならないようで、修理費用も10万円近くかかってしまうようです。

中古部品などを探してモーターだけを取り出して、修理に使えば2万円以下で修理することも可能ですが、もともと弱い部分ですので、中古品はあまりおすすめできません。


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